論文式試験の対策として一番有効なのはやはり論文を書くこと。論文を200本書きました。

G.Hさ
合格者イラスト
東京大学法科大学院(既修)2年
◆出身大学/東京大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。

はじめに

小学5年生の頃に家族が小さいトラブルに巻き込まれたのをきっかけに、弁護士を目指し始めました。大学進学の際に地元から上京し、半年ほど経ったところで生活に慣れてきたなと思ったので、伊藤塾に入塾しました。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

私は、法律の学習をするにあたり、ほとんど伊藤塾の講義・教材を使って学習を進めました。大学の授業でも伊藤塾のテキストを参照しながら受講していたので、おそらく人生で基本書を通読したことがありません。もっとも、基本書の方が詳細な記載があるのは間違いないので、伊藤塾のテキストを読んでよくわからないところは基本書を参照しました。そのため、基本書は辞書的に用いるとよいと思います。伊藤塾のテキストで特に役に立ったのは論文ナビゲートテキストだと思います。私自身は論文ナビゲートテキストを持ち運ぶのすら面倒くさいなと思っていたので、全てデータファイルにしてスマホ・PCで閲覧できる状態にしていました。 

〈論文式試験対策について〉

論文式試験の対策として一番有効なのは、やはり論文を書くことだと思います。まずはインプットをしっかりしたいという気持ちもわかりますが、論文を書けばインプットとアウトプットの両方できますし、論文を書いてはじめて自分の問題点やわからない部分がわかるということもあります。個人的には論文を200本(過去問・コンプリート論文答練・予備試験論文直前答練など)くらい書いてみて、ある程度論文を書けるようになってきたかなと思えました。個人差はあると思いますが、ある程度の量の論文を書かなければ、論文を書けるようにならないのではないかと思います。論証パターンさえ覚えていればとりあえずそれらしいことは書けるので、どうしてもインプットをしたいというのであれば、論証パターンの暗記をおすすめします。

おわりに

伊藤塾の教材・講義を利用したことで、どのような点が試験との関係で重要なのか把握することができたのは非常によかったと思います。人生で一度も基本書を通読したことがありませんが、伊藤塾の教材をメインに使って予備試験に合格することができました。司法試験もこのまま乗り切ろうと思います。