今後の人生でやりがいある魅力的な職業を考えたとき弁護士が頭に浮かびました

\働きながら合格 I.Bさん
合格者イラスト

会社員
◆出身大学/東京大学経済学部
◆ 受 講 講 座 /コンプリート論文答練、予備試験全国公開論文模試、予備試験口述模試 など
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。


はじめに

法曹を志した理由は、会社生活も30年と長くなり、今後の人生を考えた時、定年を気にせず、やりがいのある魅力的な職業として、弁護士が頭に浮かびました。私は経済学部の出身であり、法律については全くのド素人だったため、ゼロからの出発となりました。当初、ほぼ独学で学習しており、その勉強法でも短答式試験までは何とかなったのですが、論文については初心者の自分では、何を書いてよいのかすら、わからない状態でした。そこで、適切な指導を受ける必要があると考え、定評のある伊藤塾で論文講座を受けることとしました。

私の勉強法

論文の過去問とコンプリート論文答練を軸に学習を進めました。特に答練については、実際に教室で制限時間内に問題に取り組むことで、実際の試験の雰囲気、時間の使い方など、実践力を身につけることができ、最高の学習方法だと思います。また講師の方の解説も丁寧でレジュメも充実していたので、論文対策においては、これに勝るツールはないと思います。
さらに直前においては、伊藤塾の論文直前答練を活用しました。時間の関係もあり、Web受講という形でした。本番さながらの問題、丁寧な解説は答練同様であり、直前期の整理に役立ちました。
まさか論文試験に受かっているとは思っていなかったので、論文の合格発表までは、特に口述試験対策は行っていませんでした。そこで、期間は約2週間と限られていましたが、やることを絞り、民事系は要件事実と民事保全・執行、刑事系は手続を中心に学習することにしました。
ところが伊藤塾の口述模試を受験したところ、刑事系では手続より刑法の構成要件を中心に問われ、散々な出来でした。論文後の不勉強がたたり、基本的な知識が抜け落ちていたからだと思います。そこで、残りの時間で刑法の構成要件や重要判例を整理し直し、頭に叩き込みました。おかげで本番の刑事系は何とか面接官の方と受け答えすることができました。

働きながらの学習方法について

職場との関係、家族との関係にどう対処していくかが問題となります。まず、仕事との関係では、学習予定と仕事が重なる場合(残業など)には、私の場合、迷わず仕事を優先することとしました。学習環境を支えるためには、何よりも経済的な安定が必要となるからです。ただ、ダラダラと会社関係の人間関係に振り回されること(飲み会など)だけは避け、学習時間を確保するよう努めました。また家庭においては、まず家族の理解を得ることが最優先です。私の場合、妻が協力的に後押しをしてくれ、平日の夜・休日は学習に専念できるよう環境を整えてくれたことに、感謝したいと思います。