一問一問目的意識をもって論文マスターを復習したら、 自信もつき、大学成績も向上

早期卒業・飛び入学

C.Yさん: 京都大学法学部3年 ◆学部成績/[GPA]:3.71  S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=8:28:14:0 ◆受講講座/  司法試験入門講座本科生、コンプリート論文答練、予備試験全国公開短答模試など

合格校/京都大学法科大学院(既修)飛び入学

はじめに

私は法律家を目指すに当たり、法科大学院の実績が良かった京都大学の法学部に入学しました。 1回生の前期はなんとか食らいついていけましたが、後期になると本格的な法律専門科目の授業が 始まり、徐々に理解が困難になっていきました。教授の説明も難解なところが多く、法律学固有の 複雑さも相まって、理解が全く追いつかず、学習意欲が低下していきました。2回生になり、法律 家を目指すうえでこの状況はさすがに危険だと思い、合格実績が圧倒的で、講義がわかりやすいと 評判の伊藤塾に入塾しました。入塾してからは、大学の授業よりも伊藤塾の講義を優先して受けて いました。その理由は、圧倒的なわかりやすさにあります。大学の授業で使う専門書は教授の立場 に沿った書籍であることが多く、一面的な視点による深掘りはあるものの、初学者にとってはもっ と浅くかみ砕いて説明してほしいと思うことが多かったです。対して、伊藤塾のテキストは様々な 立場を並べたうえで、通説的な見解や判例の見解はどれか、なぜその見解が取られたのかをわかり やすく記載しています。さらに、講義をしてくださる講師がテキストに載っていない様々な補足や 重要度を適宜説明してくださるので理解が非常に進みました。 

私の勉強法

基礎学習について

私の勉強法は「とりあえず突き進む」です。これは、伊藤塾長が講義の中で、「わからなくても いいから、とりあえず歯を食いしばって前に進みなさい。後に全てがつながってきます。」とおっ しゃっていたことに大きな影響を受けています。私はこの言葉を信じ、基礎マスターは理解できな いところがあっても、テキストに?マークをつけて、どんどん先に進んでいました。すると、その 当時は理解できなかったことも、学習していく内につながりがあるところが見つかり、後に自然に 理解するというところが多かったです。もちろん理解しても忘れるところが多く出てきますが、そ れは無視して、ひたすら先に進みます。復習し、覚えるのは、大学のテストが近くなったときだけ です。理解は基本的にできているので、後は覚えるだけとなると、2周目以降と言うこともあり、 効率よく覚えられたと思います。基礎マスターを基本7科目1周全て終えたら、論文マスターに入 るまでは短答の勉強をしながら、ひたすら復習をしました。ここで意識したことは、必ずアウトプッ トしてから、間違えた問題を基礎マスターで確認するということです。これは伊関講師がおっ しゃっていた方法です。このような勉強の仕方をすれば、目的意識を持って勉強できるので、自身 が間違えたところをピンポイントに埋めていくとともに、記憶にも残りやすかったと思います。論 文マスターが始まってからは、基礎マスターと打って変わって復習を重要視しました。予習ももち ろん大切ですが、あまり予習段階で書けなかったので、論文マスターの解答を復習の際になぜその ような解答順序になるのか、当てはめで書くべきことは何かなどを意識して、一問一問を大事に復習していきました。

法科大学院対策について

京都大学法科大学院を受験するにあたり一番役に立ったのはやはり論文マスターです。論文マス ターの中で、伊関講師が、合格者たちは、本番終わった後に、「試験問題は論文マスターの第~問 に似てたよな」という話をするとおっしゃっていました。つまり、合格者たちは論文マスターの問 題番号を覚えるほど、論文マスターを何度も復習していたということです。私はこれを聴き、合格 者になれるように、論文マスターを何周も復習し続けました。そうすると、このような問題にはこ のような解答をするという自分なりの型ができてきました。もちろんこれはあくまで型であり、見たことのない問題には応用力が試されますが、少なくとも基本的な問題には対応することができる ようになり、ある程度の自信がつくようになりました。さらに、型ができることにより、自分が思 いつかない論点は他の人も思いつかないと思えるようになり、悩む時間が減った結果、当てはめの 精度にも気を配れるようになりました。京都大学法科大学院入試はある程度基本論点を出題してく るので、その論点を確実に落とさないようにできるようになったことが合格に結びついたのではな いかと思います。以上の法科大学院入試に対する勉強はそのまま予備試験に向けた勉強と重なりま す。そのため、予備試験を目指すことを重点に置きながら、法科大学院合格を目指すということは 十分に可能です。法科大学院や司法試験を目指す方々、伊藤塾をフル活用して、大学の授業の理解 から、司法試験対策まで勉強一緒に頑張っていきましょう! 

早期卒業・飛び入学合格について

私は1、2回生の成績があまり良くなかったため、最初は飛び級入学をあまり考えていませんで した。しかし、論文マスターを使って学習して行くにつれて、自身が書く答案に自信が持てるよう になり、それは同時に大学の定期考査の結果にも如実に表れてきました。2回生後期から大学の成 績が上がりはじめ、3回生前期の成績も良かったため、大学院入試に挑戦できるだけの内申点と自 信を手に入れることができました。もっとも、大学院を目指されるのであれば、1回生の時から、 真面目に授業を受け、教授の学説に沿った解答を書けるように勉強していくことが賢明です。 

おわりに

勉強していて、法律学を学ぶのに向いていないなと思うことも正直ありました。それでも、伊藤 塾の講師の方々が言うことを信じ、とにかく地道に勉強していったことが、今回の結果につながっ たと思います。まだ私も、大学院合格段階です。目標は司法試験合格であり、そのために今年の予 備試験も受けるつもりです。皆さんと同様に私もまだまだ学習途中の若輩者です。法曹になるため に一緒に頑張っていきましょう!