どんなに難しい問題でも基礎から考えて書き切ってください。

法科大学院ルートで司法試験合格

福本隆史 さん(27歳)
 

合格者イラスト

明治大学法科大学院(未修)修了

◆出 身 大 学 /中央大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング など


※プロフィールは、2012年合格時点のものです。



私がとった勉強方法

諦めない。これには、2つの意味があります。
ひとつは、どんなに難しいと思う問題が出ても、投げ出さず、何とか何かしらを書くことです。司法試験を受けるレベルにある者が難しいと考える以上、超上位者を除いて周りも難しいと感じています。何も書けないと思ったら、まずは法律の基礎の基礎である条文に立ち返ることにしていました。問題となりそうな条文を書き、その条文の趣旨を理由付けにして、自分の思う結論を書くというようにしていました。そして、法律解釈が終われば、事実をできるだけ多く抜き、評価することが大事です。このようにすれば、間違えてはいても何とか法律論文の体裁は整えることができるので、条文点や、事実点などの一定の点数は入るものと思われます。
もうひとつは、答案を時間内になんとか書き終わることです。実務家は毎日期限に追われており、その中でも何とか仕事を終わらせることが求められています。それゆえに、実務家採点官がいわゆる途中答案を見れば、印象が格段に悪いという話を聞いていました。また、最後まで薄い内容でも書くことは、最低限の点数を万遍なく拾え、安定した点数が入るという利点があります。
以上のようなことを意識して徹底すれば、知識面で劣ることはあっても落ちない答案は書けるはずです。頑張ってください。