答練を徹底的に活用することで答案が書けるようになり、得点も安定してきました。

法科大学院ルートで司法試験合格

寳耒隆 さん(39歳)
 

九州大学法科大学院(未修)修了

◆出 身 大 学 /早稲田大学社会科学部
◆受 講 講 座 /司法試験演習秋生

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。


私がとった勉強方法

司法試験はあくまで実務家登用試験です。実務では、具体的事案について、どの法律のどの条文が問題となり、要件を満たし、その結果効果が発生するか、が問われます。すなわち、答案は原則すべて(1)条文を挙げる(2)条文の文言から要件を導く(3)事案が要件を満たすかを検討する、という形で書くことになります。あくまでも、この過程がすんなりいかないから論点が生じるのです。したがって、いくら出題趣旨に沿った論点に触れていても、要件にからめた書き方になっていなければ、点数は上がらないと考えてよいでしょう。 
当初は私もこのことがわからず、答練の得点は伸びませんでした。しかし、(1)答案を作成(2)解説冊子を読みながら自己添削(3)解説講義を聴き再度添削(4)返却された答案と優秀答案を見ながら論述検討講義を聴く、以上のように徹底的に答練を活用し、解説講義での岡崎講師の説明、優秀答案の書き方に触れるにつれ、上記のような一定の形式に沿って答案が書けるようになり、得点も安定してきました。余談ですが、ペースメーカー論文答練で常時平均点以上が取れれば、合格に必要な実力は身についていると考えてよいと思います。 
総じて私は、知識面よりも形式面を重視したように思います。それでも1000番程度で合格できるのです。特に、論文で不合格となった方は、ペースメーカー論文答練を利用するなどして、形式面を修正することを考えてもよいかも知れません。