インターネットでの講義の配信は、自己のペースに合わせて勉強ができ、短期間での学習を目指す私には、とても助かりました。

法科大学院ルートで司法試験合格

K.F さん(26歳)
 

合格者イラスト
明治大学法科大学院(未修)修了

◆出 身 大 学 /明治大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。


はじめに

私は、昔から弁護士に憧れており、大学受験では法曹を目指して法学部に入学しました。そして初めは夢を熱く持ち伊藤塾へと通い始めました。けれど、趣味に打ち込むうちに講義の欠席が増え、また、ロースクールへ行くことの時間的、金銭的負担を知り、早々と法曹への道を諦めてしまいました。その後の大学生活は、ほとんど法律の勉強をしておらず、恥ずかしいことに、授業も単位の取りやすいものを選び、出席も友人に頼んでいるような不真面目な生徒でした。しかし、いざ就職活動の時期になると、やりたい職業が見つからず、どうしても法曹になることばかりを考えてしまいました。そして、後悔するくらいなら、一度目指してみようと、ロースクール入学、および司法試験の受験を決意しました。

私がとった勉強方法

法科大学院入学前の勉強について

とはいえ、ロースクールを目指す友人は皆、大学での授業や受験指導校に通うなどして、早いうちからきちんと法律の勉強を進めていました。そんな中で、入試のほんの数ヶ月前に受験を決めた私が、入試の際に法律の知識で敵う見込みは、いくら努力してもないことは明らかでした。そのため私は、未修専願受験という選択をしました。法学部出身なのに既修コースを受けもせず、未修を選ぶ、ということについて、最初は抵抗がありました。しかし、自業自得と腹をきめ、未修入学からの司法試験一発合格を目指すこととしました。ゆえに、法科大学院受験の対策は、ひたすら適性試験の過去問を解くことと、小論文対策で、いわゆる教養本を読む、という2点に絞られました。その甲斐あって、直前での受験決定であっても、余裕をもって臨むことができ、無事、明治大学法科大学院への入学が決まりました。
法科大学院合格後は、入学までに、これまでさぼっていた分を埋めようと、必死に勉強をしました、その際主に使用していたのが、伊藤塾の教材でした。もともとライブで受講していた私でしたが、前述の通りあまり出席できておらず、教材も真っ白なままでした。しかし、せっかくの教材を活用しない手はないと、インターネットで講義を視聴しました。入学までの数ヶ月で基礎マスターの講義をすべて見るとの目標を決め、勉強に励みました。インターネットでの講義の配信は、自己のペースに合わせて勉強ができ、短期間での学習を目指す私には、とても助かりました。

法科大学院入学後の学習状況

ロースクールに入学し、まず、大学時代の勉強の遅れを取り戻すことを目標にしました。学習の方針としては、まず何より、学校での授業を大切にしました。また、実際に入学してみると、クラスメイトは皆、旧司法試験受験経験あり、既修コースも併願受験した、という人たちばかりでした。そのため、法的知識の乏しい私は、授業についていくのが精一杯で、それもあって、十分に予習復習の時間を取り、授業を大切にすることとなりました。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度、法科大学院での活用方法について

私は、大学時代に通学受講で伊藤塾に入りました。しかし、前述の通り当時はあまり活用できずに終わってしまっていました。ペースメーカーとしても、きちんと通学して受講するのがベストだったとは思います。しかし、それができず挫折してしまった自分でも、再チャレンジの機会を持つことができました。インターネットのフォロー制度のおかげで、自分がやる気になった時にすぐに法律の勉強へと戻れ、法科大学院でも大きな後れをとらず勉強についていくことができました。そしてこれらの教材は、勉強中何か困った時には見返す、重要なものとなっていました。未修1年の頃には、この各授業の前に、該当範囲を読み、頭を整理してから授業に臨むようにしていました。