司法試験は方向さえ間違えなければ受かります。悩んでいる方は講師カウンセリングを利用してください。

法科大学院ルートで司法試験合格

Y.K さん(25歳)
 

合格者イラスト
首都大学東京法科大学院(未修)修了

◆出 身 大 学 /法政大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、出題フレーム体得小教室 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。


はじめに

私は司法試験を2回受験しました。そこで、2回目の司法試験受験に向けてどのような修正・工夫をしたのかということについて述べようと思います。

私がとった勉強方法

2回目の司法試験受験に向けての修正・工夫

(1) 過去問の分析不足
1回目の受験の際は、過去問の分析が不足していたため、未知の問題が出た時に出題者が何を求めているかわからず、結局本番では何を書けばよいかがわかりませんでした。
そこで、私は、出題フレーム体得小教室を受講しました。この講座はすべて問題文の事実から出発し、出題者が求めていることを検討していきます。言うまでもなく、試験本番で受験生に与えられているのは、問題文と六法だけです。そのため、問題文の事実から出題者が求めていることを読み取らなければなりません。そのためには、過去問を使って、各事実がどのような意味を持っているかを検討する必要があります。この作業を一人ではできない、ゼミでやるにしてもやり方がわからないという人には、この講座を受講することをおすすめします。
(2) 完璧主義
私の弱点の一つに完璧主義がありました。具体的には、答案を書く際に、 常に完璧な答案を書こうとしてしまい、 結果的に途中答案や配点の多いところの分量が少なくなってしまうということが多々ありました。
そこで、私は、法科大学院の友人とゼミを組み、過去問を通常の時間より短くして書くということをやりました。この際に注意したことは、絶対に途中答案にしないこと、設問の配点に従った分量を書くということです。練習でできないことは本番でできないので、この注意事項を絶対に守るようにしていました。

法科大学院での勉強

法科大学院では、基礎的な知識があることを前提に、より深く判例や論点を学ぶことになります。そのため、基礎マスターを受講し、基礎知識を理解・記憶することは、法科大学院の授業を受ける際にとても役に立ちます。 

論文式試験

論文式試験では、試験本番で基礎知識について思い出している時間の余裕はありません。なぜなら、本番では、先程述べた問題文の事実の分析に時間を費やす必要があるからです。
そのため、基礎知識については理解・記憶し、かつそれを使いこなせるようになっている必要があります。論文マスターで旧司法試験の問題を分析し、問題の処理パターンを身につけ、実際に旧司法試験の過去問を制限時間内に書いていたことが役に立ったと思います。

最後に

司法試験は、真面目に勉強を続けている人は、方向さえ間違えなければ受かると思います。この「方向さえ間違えなければ」というのが曲者で、自分では間違った方向に進んでいるのかがわかりません。そのため、常に自分の進んでいる方向が正しいのかが不安になります。
その時には、伊藤塾講師によるカウンセリングを利用してください。講師の方々は、多くの受験生を見てきているため、受験生がどういうことで悩んでいるのかわかっています。なので、受験生の質問に対して、真摯にかつ的確に解答してくれます。悩んでいるのであれば、勉強方法だけではなく、内容面に関することや精神面に関することなど、あらゆることを相談してみてはいかがでしょうか。