インターネット講義の利便性と「やればできる、必ずできる。」仕事と両立して学習を継続することができました。

法科大学院ルートで司法試験合格

R.T さん

合格者イラスト
首都大学東京法科大学院(既修)修了

◆出 身 大 学 /国公立大学文系学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、司法試験全国公開模試 など
 
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

 

はじめに

私が法律家を目指したきっかけは、自分が法学部出身で、就職した後にもう一度法律の勉強をしたいと考えたためです。仕事にのめりこんで5年目を迎え、自分の仕事に対して価値を見出すことができないと認識してから何かを始めたいと考えました。仕事は仕事と割り切って生きていくことも考えましたが、人生は一回だけなのでチャレンジを決心しました。

私がとった勉強方法

司法試験の勉強を始めた時は社会人でしたので、勉強の時間を作るのに苦労しました。職場も人件費の抑制から人が減らされ、職員1人に課される仕事量も増え、深夜の残業も多く、土日祝日は体を休めるのに費やしていました。したがって、この状態で勉強時間を組み込むのは、仕事のパフォーマンスを落としかねない危うさをはらんでいました。
しかし、定評のある伊藤塾の講座を選んで、インターネットでの講義を受講し始めてからは、ネットを開けば講義を聴くことができる利便性と「やればできる、必ずできる。」の言葉に励まされ、一定のリズムを作りつつ講義を受講していきました。仕事の終わった後に、インターネットで講義を聴いているといつの間にか疲労から眠ってしまうこともありましたが、社会人としてレベルアップしているという気概と将来必ず役に立つという確信があったうえ、講義自体が大変わかりやすく仕事の疲労も忘れてしまうほど没頭させていただいたおかげで、学習を継続することができました。こうして基礎知識は、土日祝日や仕事の終わった後にインターネットの講義を聴き続けることで備わっていったと思います。
基礎マスターでは、伊藤塾長が講義の冒頭を前回の復習に充てて丁寧に説明していたので、とても知識の修得がしやすかったです。これが自分の知識のベースになったと思います。法科大学院に入学してからは、基本書や判例を読むことになりますが、私は基礎マスターで学んだことと照らし合わせて検証していき、自分なりに知識を組み替えていったと今振返って思います。そういう意味で、基礎マスターは非常に自分にとってよい素材だったと思います。

法科大学院での授業と伊藤塾の活用

法科大学院の授業は、学者や実務家の先生の生の声が聞けて、書物から受ける印象とは異なり、とても楽しかったです。これも基礎マスターなどでの基礎知識がある程度備わっていたからだと思います。 
また、法科大学院の授業を受けて、基礎マスターの知識を組み替えた部分も多々あります。そこは基礎マスターをベースにしながらも、それを絶対視しないで、適宜新しい価値観を是とすればそれを取り入れていく姿勢も重要ではないかと思います。
そういうわけで大学院の授業はとても力を入れました。ほとんど予習の毎日で終わってしまいますが、時間があれば基礎マスターのテキストを参照することも忘れませんでした。大学院での授業はどんな授業でも相当の回数と時間を受講しなければならないわけですから、これをプラスに捉えて真剣に対応しないと勿体無いと思います。私は、大学院の授業を受けて、今までの自分の知識と比べて何が違うのか、どう違うのか、どうして違うのかの検証ができたのではないかと思います。

学習モチベーションの維持・向上について

明日の法律家講座はよく拝見しました。実務家の生の声が聴けて、将来こうなりたいというビジョンを持ち続けることができたと思います。 
あと、勉強以外に自分の居場所を作ることが重要です。何でもよいのですが、自分の心が落ち着くことをほんの少し持つことがよろしいかと思います。さらに、体は資本です。体力がないと本試験は乗り切れません。健康を維持してこそ、勉強へのやる気も維持できると思われます。