伊藤塾で勉強する先輩との会話から、体系的に整理された知識の必要性を感じて入塾を決意。

法科大学院ルートで司法試験合格

前田竣 さん(27歳)

合格者イラスト
京都大学法科大学院(既修)修了

◆出 身 大 学 /関西学院大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生 など

  ※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私が弁護士を目指したきっかけは医療過誤に苦しめられている人々を見て、それらの人々を助けたいと考えたことにあります。そういった経緯で高校では理数科に所属していたにもかかわらず、法学部を受験することを決意しました。
このように、弁護士になることを目標として法学部に入学したわけですから、大学入学後、授業は真面目に受けていましたし、大学で提供されている特別プログラムなども積極的に受講していました。これにより、大学での成績としては満足のいく結果を修めることはできていたのですが、伊藤塾に通って法律の勉強をしている先輩と話をした時に、知識の体系的な整理のされ方という点に実力差を感じたことがありました。この時に、知識をただ単発的に蓄えていくだけでは期末試験は乗り越えられても、全範囲を網羅して臨まなければならないロースクール入試を乗り越えることはできないのではないかと感じたことから、入塾を決意しました。 
入塾の時点で、入試に必要な全科目についての講義スケジュールがたっており、それにしたがって受講しておけばペースメイクに失敗することはないという安心感が得られた点は大きなポイントだったと思います。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎的な法知識・法理論については伊藤塾で一から勉強し直し、基礎マスターで使用するテキストのみを何度も読み返して知識の定着を図りました。 
講義中に説明された内容でわからないことがあれば、絶対にその場で放置せずに理解できるまで考えるという形で受講をしていました。これは私がライブではなくインターネット配信を利用して受講していたからこそ、一時停止機能を活用して実現できた方法です。
もっとも、このような形で授業内容のすべてを消化することをルールとして受講していたにもかかわらず、次の日になってテキストを読み返し復習をすると、その場では理解できないことが出てくることは頻繁にありました。そこでもう一度考え直し、今度は受動的な姿勢ではなく積極的な姿勢でその問題に取り組むことによって理解が深まるわけです。

論文式試験対策について

実際に問題を解くことに尽きると思います。過去問や論文答練にチャレンジすることが大切だと思います。 
アウトプットに関して、論証パターンを作成することは批判されることもありますが、私は決して悪いことだとは考えていません。論証パターンを単に暗記するだけでは意味はありませんが、アウトプットできる形に整理し直してインプットしておくことは、知識の整理として確実に役立ちますし、自身で論証パターンを作成する場合には論理的構成力を鍛えることになると考えています。 

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について

ライブ受講ではなかったのですが、クラスマネージャーが質問を受け付けていたので、毎週1度か2度ほど質問事項をまとめて質問をしに行っていました。知識面の質問のみならず、アウトプット面として、表現方法が適切かどうかについても相談に乗っていただいていました。