時間がない中で迷いなくうまく対策ができたのは、ひとえに伊藤塾のおかげです。

予備試験ルートで司法試験合格

小野智映子 さん(34歳)

東京大学法学部卒業
◆予備試験合格時 /東京大学法学部卒業
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、憲民刑集中講義、司法試験演習秋生 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

 

私がとった勉強方法

私の場合①誰もが同じことを書く基礎的事項を間違わないこと②正しく法的問題点を見抜くこと③基礎を踏まえたうえで個別具体的解決を導くこと④シンプルで明快な文章で表現すること、以上4つのことを実践できれば合格答案になると考えていました。
そこで、普段の勉強もこの4つを試験会場で実現することを意識して行っていました。
(1)まず、基礎事項の修得は基礎マスターがすべてでした。予備試験の受験勉強から今年の司法試験まで、とにかく各科目の基礎マスターテキストまたは試験対策講座をとにかく何度も読み込みました。基礎マスターで学ぶことは試験問題を解くための道具であり、絶対に間違うことが許されない部類の事項です。(前述の①)したがって、すべて完全に頭に入れ、人に説明できるレベルまでの理解、修得に努めました。
基礎マスターテキストは過去の出題も踏まえて合理的に作成されたテキストであるから、これを信じて、徹底して修得をすべきだと思います。また、答練などで、気づいたことや間違えたところをテキストに還元し自分なりに加工して使い込むとさらに効果的であると考えます。
(2)次に論文対策において、問題研究に過去に受けた答練の問題を加えたファイルを何度も解き直しました。これによって、基礎マスターの読み込みによって修得した知識が問題としてどう聞かれるか、角度を変えて学びました。どんなに注意深く基礎マスターテキストを読みこんでいても誤解や思い込み、また、問題として聞かれるとピンとこないことがあります。そのような穴をこの作業によって埋めていき、基礎知識を徹底し、法的問題を正確に見抜く力を養いました。
(3)さらに、論文対策として、特に重視したのが過去問の検討です。過去問は知識の面でも法的思考の面でも本試験での要求を知る最高の素材です。そして、この過去問の検討を行うのに重宝したのが、合格答案徹底分析講義です。これに、出題趣旨と採点実感を加え、身につけるべき知識に不足はないか、法的思考に誤りがないか、また、今の勉強がポイントがずれていないかチェックしました。さらに、伊藤塾では実際にかいた答案の採点もしてくださったので、自ら表現できているか、までチェックすることができ、自分の欠点の発見、修正にとても役に立ちました。過去問の検討は予備試験合格から司法試験まで約半年しかありませんでしたが、3回繰り返しました。
そして、ペースメーカー論文答練を受講し未知の問題を解くことによって、過去問の繰り返しで身につけた、論文への取り組み方を実践しました。ペースメーカー論文答練は基礎知識から応用して個別具体的解決ができるよう作問されており特に法的思考の訓練に役に立ったと思います。

予備試験からの司法試験対策

さて、予備試験合格から、司法試験までは約半年しかない。時間がない中で迷いなくうまく対策ができたのは、ひとえに伊藤塾のおかげです。というのも、私の場合伊藤塾が本試験までの計画を立ててくださったからです。司法試験合格に必要十分な事項を盛り込んでくださったので、私は、勉強すべき事項の量は変えず、自分の生活スタイルにあわせたやり方で計画をこなし、あとは、自分の得意不得意にあわせ計画を補充するだけで済みました。
私の場合仕事、 家事との両立があったのでインターネット講義を活用しました。例えば、過去問の勉強をする際、1問解くごとに、該当問題部分の合格答案徹底分析講義について聴くやり方をとりました。このようにすることで、授業の枠ではなく1問ずつ仕上げていくことができました。

最後に

最後に、私に法律の素養と法律を学ぶチャンスを与えてくださった伊藤塾長、本当にありがとうございました。伊藤塾の講師の方々、スタッフの方々、ありがとうございました。そして、最後まで私に光さすことを信じ支えてくれた家族に感謝したいです。本当にありがとう。