司法試験当日、手にしていたのはずっと使い続けてきた基礎マスターテキストでした。

法科大学院ルートで司法試験合格

加茂和也さん(25歳)

合格者イラスト
神戸大学法科大学院(既修)修了
◆出 身 大 学 /立命館大学法学部
◆受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験既修本科生、憲民刑集中講義 など 
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

大学2年生の頃、友人が伊藤塾に入塾したことで、自分も将来について真剣に考えなくてはと思い、様々な進路を考えた末、弁護士になることを志しました。そして、独学で勉強することは難しいと考えた私は、伊藤塾の説明会に参加した際に、伊藤塾長の話が非常に興味深かったこと、そして、伊藤塾の社員の方の対応が非常に丁寧であったことから伊藤塾に入塾することを決めました。

私がとった勉強方法

基本的な法知識・法理論の修得について

司法試験に合格するまでに修得した基本的な知識は、ほぼすべて基礎マスターで得たものです。基礎マスター講義では、大学での法律科目の授業に四苦八苦していた私にとっても非常にわかりやすいものでした。 
また、司法試験に必要な基本的知識が網羅されており、これさえやっておけば大丈夫という確信を得ました。さらに、答案に書くことを意識した講義なので、論点の内容は理解したけれど、どのように答案に示せばいいかわからない状態に陥ることは一度もありませんでした。 また法科大学院の授業においては応用的な内容が取り上げられることがあります。しかし基礎マスターで学ぶ基本的知識をきちんと自分のものにしておけば、たとえ応用的な内容であっても十分理解することができます。

短答式試験対策について

短答答練を受講することによって時間配分が上手になるだけでなく、回数を重ねるたびに点数も伸びていったことから、短答に苦手意識を持たない人にとっても答練を受講することは有益であると思います。

論文式試験対策について

一番気を使っていたことは、他の受験生が書ける基本的知識については自分も絶対に書けるようにするということでした。そして、その対策として、基礎マスターレベルの知識を理解し、必要な事項は暗記することに重点を置き勉強しました。 またペースメーカー論文答練を受講し、理解した気になっているだけの論点はないかなど、自分の弱点を発見することに活用しました。他の法科大学院の方も受講されているので、法科大学院の期末試験などよりも本試験に近い雰囲気の中で答案を作成することができました。このような答練の受講により場馴れできていたことは、司法試験に合格するために非常に有益だったと考えています。

直前期と試験当日の対策について

直前期になると不安から、新しい本や教材に手を伸ばしたくなることがあると思います。しかし、私はそのような付け焼刃の知識は本番では役に立たないと考え、今まで勉強してきた教材を見返すことに終始しました。また試験当日においても、ずっと使い続けてきた基礎マスターテキストを試験前にパラパラと眺めることによって、今までの学習を振り返るとともに、自分の気持ちを落ち着かせました。

最後に

司法試験に合格するにあたり様々な方にお世話になりました。家族、友人、伊藤塾の講師や社員の方々、大学の教授など、お世話になった方をあげればキリがありません。このような方々にこの場を借りてではございますがお礼を申し上げるとともに、これらの方々へ恩返しするためにも法曹として頑張りたいと思います。