社会人経験で培った力を活かして、予備試験ルートで司法試験合格を果たしました

予備試験ルートで司法試験合格
F.Kさん(32 歳)

合格者イラスト
会社員
◆予備試験合格時/公務員
◆出身大学/京都大学薬学部、奈良先端科学技術大学大学院修了
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練・全国公開論文模試、司法試験論文マスター、司法試験演習秋生など

※プロフィールは、2015年合格時点のものです。

 

はじめに

伊藤塾に入塾したのは、社会人2年目の終わりの頃でした。入塾のきっかけは、仕事に少しずつ慣れ始めたころ、将来のことを考えるにあたり、法律の専門的な知識を身につける必要性を感じたので、司法試験の受験を目指すことにしました。私は、薬学という理系の出身であり、法律の予備知識はほとんどなかったので、司法試験受験指導の伊藤塾であれば、体系的に法律を学ぶことができると思い入塾しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

私は在宅受講だったので、家で講義を倍速にして聴き、通勤途中でテキストを読み返し、講義中にA・Bプラスと指摘された重要な部分を暗唱できるようにしました。基礎マスター受講中は、そのようにして講義内容を復習し、前にやったことを忘れてしまっても、ともかく前に進めていきました。基礎マスターを一通り終えたのちは、短答マスターを聴きながら短答式試験の問題集を解き、短答レベルの基礎の習熟に努めました。
そのようにして、約1年で、なんとか短答式試験を突破できる程度の基礎力を身につけることができました。

論文式試験対策について

論文マスターで、わからないなりにも答案構成をし、講義を聴いた後、模範解答の答案例を暗記するようにしました。答練などは、出題範囲の解答案については重点的に確認し、また、入門講義テキストもざっと見直しました。その際、今の知識で作成できる答案と自分が到達すべきレベルの答案とを比較し、今の自分の位置を見極めることに重点をおきました。そうして、少しずつ法律答案の書き方がわかり、予備試験の直前の論文答練などでは、優秀答案に選ばれるような答案も書けるようになり、自信につながりました。

働きながらの学習方法について

働きながら学習する人は、常に、学生たちよりも時間的に不利な自分が合格から遠くなってしまっているのではないかと不安になると思います。しかし、仕事で培った時間コントロールの力、課題解決のアプローチを勉強に応用するのであれば、決して不利ではありません。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について

在宅受講で一番良かったことは、講義を倍速で聴けたことです。時間のない社会人にとっては、とにかく時間を圧縮することが重要なので、このシステムは本当に助かりました。また、質問にも、しっかりと答えてくれるので、自分のペースで納得のいく勉強計画を立てることができました。

最後に

私は、薬学という自分の専門分野を活かし、今後目覚ましい発展が予想される再生医療分野などについて、技術的な面からも、法律的な面からもアプローチので きる人材として、社会にいち早く科学の成功が還元できるよう貢献したいと思っています。最後に、今まで支えてくれた伊藤塾の講師、スタッフの皆さま、そし て、何より、一番近くで支えてくれた妻に、最大の感謝の気持ちを伝えたいです。