文学部出身・ミュージシャンとして活動。伊藤塾は初学者の強い味方です

法科大学院ルートで司法試験合格
平松 まゆきさん

合格者写真
名古屋大学法科大学院(未修)修了

◆出身大学/立教大学文学部卒業・立教大学大学院日本文学科前期博士課程修了
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、行政法集中講義、最新判例講義、司法試験演習秋生など

 ※プロフィールは、2015年合格時点のものです。

 

はじめに

司法試験を目指したのは20代の終わりのころです。当時、私はプロのミュージシャンとして活動していました。音楽活動は順調で、特に生活に困ってはいませんでしたし、好きなことをやれる毎日は充実したものでした。
音楽は、人を癒したり勇気づけたりする力があると確信しています。しかし精神論のみならず、弁護士になればより具体的に誰かの役に立つことができるのではないか、そんな気持ちが芽生え始めていたとき、気軽に参加した伊藤塾の説明会で、伊藤塾長に出逢いました。そして憲法の素晴らしさに深い感動を覚え、その足で入塾を決めた次第です。

私がとった勉強方法

入口としての基礎マスター

私は、受験指導校は、「入口と出口」で役立てるべき、と考えています。法律学習を始める際、いきなり法科大学院の授業というのは、他学部出身者には非常に 危険です。私の経験では、未修コースでありながら、ほとんどの授業が法学部出身者向けに進められていきました。また断片的に教わるので、法律の体系が理解 しにくくなります。
そこで基礎マスターです。伊藤塾の基礎マスターは体系立ててまとめられており、ランクづけもされているので初学者の強い味方です。これから法科大学院進学を考えていらっしゃる方は、基礎マスターを受けておかれることを強くお勧めします。初めは意味も分からずメモをとることになると思いますが、そのメモは将来的に必ず役立ちます。

出口としてのペースメーカー論文答練

私は基礎マスター・論文マスターを受講後、法科大学院に進学しました。両講義をベースとして、法科大学院では内容の濃い学習ができました。私の法科大学院には熱心な先生方や優秀な学生がたくさんいて、とても恵まれていたと思います。
ただ、先にも述べたように、理解が断片的になるおそれがあります。私は、1回目も2回目も、授業で扱った判例や論点について掘り下げて学んだ!という実感に満足し、基本をおろそかにしていました。
しかしさすがに3回目ともなると、改善点が分らなくなります。そこで3回目の年は、ペースメーカー論文答練を在宅受講しました。他人に答案を読んでもらうことの重要性はさることながら、伊藤塾のペースメーカー論文答練は、基本のおさらいから最新判例の紹介まで大変よくまとまっており、総仕上げとして最適です。

伊藤塾の受講スタイルとフォロー制度について

名古屋大学法科大学院を出た後は、名古屋を離れてしまいましたので、周りに誰1人勉強仲間がいないという環境でした。
私のような地方受験組は、情報戦から離脱してしまう危険がありますので、在宅受講をして試験とのつながりを維持する必要があります。また、他人に答案を読んでもらうことは絶対に必須です。思わぬことに気づかされることが多々あります。巷に出回っている合格答案を読むことで満足し、2回失敗した私が言うのですから、だまされたと思って添削を受けてください。

最後に

完全に個人の意見ですが、あまりピリピリせず「合格は必ずするが、それがいつかは分からない。」くらいの気持ちでも良いのではないかと思っています。かつ て伊藤塾長に、これから長い年月をかけて働くことを考えれば、数年遅れようが大差ない!と言って頂きました。「ゆっくり急げ」です。