勤続20年以上、法律知識ゼロから、司法試験合格。無理せず、少しでよいから勉強を継続してください

予備試験ルートで司法試験合格

Y.N さん
 

合格者イラスト
銀行員
◆ 予備試験合格時 /銀行員
◆ 出 身 大 学/東京大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験本科生(ハーフ)、司法試験論文過去問マスターなど

※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

社会人となり20年以上が経過するなか、法曹を目指す意思は全くありませんでした。しかしながらサラリーマン人生に強い閉塞感を覚えていたのも事実であり、そういった折り、伊藤塾のパンフレットを偶然受け取り、翌日塾の説明会に参加したところ、「法曹界に入るには今がチャンスです!社会人もそうです!」と伊藤塾長の説明を受けました。心が満たされていく不思議な感覚を覚え、その場で司法試験にチャレンジすることを決意しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

私の場合、勉強はほぼ全て伊藤塾のお世話になり、カリキュラムにそのまま従うことに注力しました。具体的には基礎マスター、論文マスター、コンプリート論文答練などの各種答練、短答演習、司法試験過去問マスター、ペースメーカー論文答練となります。社会人としてはついていくのが大変ではありましたが、逆にこれだけ行えば結果がついてくるということを今実感しています。

論文式試験対策について

論文式試験については、短答式試験以上に、伊藤塾のカリキュラムに特化する形となりました。具体的にはまず論文マスター、予備試験対策としてコンプリート論文答練、模試、司法試験対策として過去問答練、ペースメーカー論文答練を受講しました。論文対策を始めて1年は時間内に書ききることができず、予備試験本番でも低い点数にとどまりました。以降は「時間内に書ききる」ことのみを心がけ、全回教室に行きこのタスクだけは完遂しました。得点は最後までばらつきがありましたが、最終的に結果を出すことができ、自分にとって極めて有効なカリキュラムであったといえます。

働きながらの学習方法について

社会人であるため残業などで時間がうまくとれないこともあります。そこで「毎日5分でも!」を自らに課し、会社への行き帰りの時間も活用しながら、結果「30分以上の勉強」を4年間続けることができました。とにかく「無理せず、少しでよいから継続する」というスタンスが重要だと思います。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

子どもがまだ小さかったことから、法科大学院に進み現在の収入を捨てる選択肢はなく、予備試験受験となりました。

おわりに

家族法関係を中心に、不運な環境の下で苦しんでいる方々に寄り添う弁護士になりたいと思っています。「働きながら受験する」ことには大変な面もありますが、場面によっては、両者がよい相乗効果をもたらすこともあり(受験勉強が仕事のストレス解消となるなど)、意欲がある方のチャレンジとしては最適と思います。