中国留学で日本人弁護士の必要性を実感。法知識ゼロから伊藤塾の熱心な指導で短期合格

予備試験ルートで司法試験合格

T.S さん
 

合格者イラスト
名古屋大学法学部卒業
◆ 予備試験合格時 /名古屋大学法学部卒業
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど

※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

私は20149月(大学4年生9月)から20158月下旬頃まで中国の上海交通大学に留学し、中国の法律を勉強しておりました。同じクラスにはすでに法務部で働いている社会人の方もおり、中国法務についてアドバイスのできる日本人弁護士がいれば非常に頼りやすくて助かる、という話を聞きました。そうだとすれば、これから勉強して司法試験に合格し、中国語も使いこなせば日中の企業法務で大いに活躍できるのではないかと思い、弁護士を志しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

ほとんど基礎マスターと論文マスターしか使っていません。中国留学から帰ってきて日本法・司法試験の学習についてはほとんどゼロの状態であり、時間があまりなかったので、基本書や判例百選などはほとんど読むことができていません。それでも、基礎マスターには判例も紹介されており、論文マスターの論述も基本的には判例と通説から成り立っているので、この2つに載っていることをしっかり理解するようにすれば、合格レベルの知識をつけることができると思います。伊藤塾のテキストに絞った方が合格には近づくと思います。

論文式試験対策について

過去問演習などについては、伊関講師の司法試験ゼミや、自主ゼミ、模試などの、自分の答案が他人に評価される機会を大切にしました。時には厳しい評価をいただくこともありますが(特に伊関講師)、アドバイスを次回以降反映していくことで、点数は伸びていくと思います。予備試験合格後から司法試験までの時間は短いですが、取り組んだ過去問に関しては、全て3回以上ずつ解きました。全ての過去問を1回ずつやるよりは、最近何年かの範囲に限って3回以上解くほうが、答案には何が必要なのかがよくわかるので、かえって効率的だと思いました。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

自分は、勉強を始めた時点ですでに大学を卒業するべき年齢であり、また留学に費用をかけていたということもあり、予備試験から早く確実に司法試験に合格する道しかありませんでした。また、予備試験に合格できていれば司法試験にもより確実に合格できると思ったのも、予備試験を選んだ理由です。

おわりに

司法試験勉強を始めてから司法試験初日まで、981日という勉強時間でした。また、中国から帰ってきて、司法試験、日本法についてはほとんどゼロの状態でした。それでも、伊藤塾の効率的なテキストと、熱心な指導で、司法試験に合格できました。なんとか中国関係の仕事も扱う弁護士になれるよう、就活も頑張っていきたいと思います。私に関わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。