個人の尊重という考え方を、一人でも多くの人に法律家として伝えていきたい

予備試験ルートで司法試験合格

E.Yさん
 

合格者イラスト
中央大学経済学部卒業
◆ 予備試験合格時 /中央大学経済学部卒業
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生、司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど

※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

私は、同性愛者です。ずっと、自分が同性愛者であることを悟られないように、びくびくしながら生きてきました。また、同性愛者である以上、結婚して家族を持つことはできないと、将来に対して悲観的になっていました。せめて、仕事で幸せになろう、と考えて弁護士を志したのが最初でした。しかし、伊藤塾長の講義を聴いていくうち、次第に自分が同性愛者であることを前向きに捉えられるようになりました。今は、日本国憲法の根本価値である、個人の尊重という考え方を、一人でも多くの人に法律家として伝えて、社会的に困っている人たちの手助けをしていきたいと思っています。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

講義は、3年間で3回聴きました。2回目で、一気に理解度があがった気がします。基礎マスターテキストは、何度も読み込み、最後の1年は辞書として参照していました。

論文式試験対策について

論文マスターのテキスト、問題研究と、答練と過去問。これで十分だと思います。問題研究は、合格までに答案構成を20回はしたと思います。

働きながらの学習方法について

数年間かけて闘う司法試験においては、生活リズムを整えることが非常に重要だと思います。アルバイトは、毎朝決まった時間に強制的に起きる契機になるので、生活リズムのペースメーカーとなりました。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

経済学部出身である私は、ただでさえ法学部出身の人と差ができていたため、法科大学院に入って教授の緻密で難しい法律論を聴いている暇はありませんでした。また、今の時代、司法試験に受かっただけでは、法律事務所を経営してる旧司時代の弁護士の先生の方々に認めてもらいにくいと考えました。 そこで、就職活動を有利にするため、予備試験を目指しました。

おわりに

私は、お金が欲しくて弁護士になったわけではありません。賢いと言われたくて、司法試験を受験したのでもありません。本来の自分の目的を忘れずに、周りや社会に流されずに、これから弁護士としての仕事を頑張っていきます。