司法試験受験にあたり一番大事だと思うのは、「継続力」です

予備試験ルートで司法試験合格

田中 佑樹 さん
 

合格者イラスト
中央大学法科大学院(既修)修了
◆ 出 身 大 学 /法政大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験本科生(フル)、最新判例講義など

※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

中学時代に人の役に立つ仕事がしたいと思ったことと、当時、偶然にも法律に触れ法律に興味を持ったことがきっかけです。その後中学2年生の時に、職場体験活動を通して地元の弁護士事務所に伺う機会があり、弁護士の方のお話を聞いて、弁護士を目指したいと思うようになりました。大学1年生の間は独学状態で勉強していましたが、重要な分野か否かもわからず、メリハリもなく、大学の講義も、時間の制約から試験対策には不十分であり、困っておりました。大学1年生の2月、友達に誘われるがまま伊藤塾を訪れ、当時の悩みを解決してくれると知り、入塾を決意いたしました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

伊藤塾の基礎マスターテキストのみを使いました。13時間ほどの講義で、その復習をするとともに、それまで進めてきた部分の復習を行いました。テキスト自体が体系的に整理されているため、それを覚えれば基礎知識は十分修得できるというものです。それに加え、講義を通して、テキストに重要度のメリハリをつけてもらえるので、必要なことをインプットすることに集中でき、効率の良い勉強に役立ちました。テキストの内容と講義中とったメモをもとに、理解することに努めました。暗記すべき指示のあった定義・趣旨・規範などは別のノートや単語カードを利用し、朝晩のスキマ時間や電車の移動時間などを利用して覚えました。

論文式試験対策について

旧司法試験を用いた論文マスターと、配付された論証パターン集が非常に役に立ちました。基礎マスターの講義を終え、正直、理解と記憶が不十分な状態で論文マスター講義に入りました。初めは、論文式試験の書き方や、それまで覚えた知識をどう表現したらいいのかわからず、非常に苦戦しましたが、講義内で示される論述例を参考に、書き方などを盗むようにして勉強しました。慣れていくにつれ、論文の書き方もわかっていき、その過程で知識の足りないところを急いで復習するため、アウトプットの練習を通してインプットが充実していった覚えがあります。

学生生活との両立について

大学時代はサークルを2つ、バイトを週3日(週15時間程度)やりつつ、伊藤塾に通っていました。大学の授業の合間や休みの日は大学の図書館にこもって、閉館の22時まで勉強していました。また、電車が片道30分くらいかかっていたので、その時間は暗記に充てるなどして利用しました。1日10時間、多い日で13時間くらい勉強しました。

おわりに

伊藤塾を通じて大学、大学院と約6年に亘り、勉強を続けてきましたが、正直大学1年生の冬に友達に誘われていなかったら、伊藤塾に入塾していたかわからないし、今日合格できていたとも思えません。入塾のきっかけをくれた友人と、伊藤塾にはとても感謝しています。私が司法試験受験にあたり一番大事だと思うのは、「継続力」です。継続していけば必ず、司法試験には合格できます。諦めずに頑張ってください。