問題研究の解説と答案例を読み込み、自分の言葉で書けるまで理解すること

予備試験ルートで司法試験合格

C.K さん
 

合格者イラスト
働きながら合格
◆ 予備試験合格時  /働きながら合格
◆ 出 身 大 学 /東京大学環境科学学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習生、司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

弁護士という職業は、世間から尊敬されますが、特に「知識豊富で人の困りごとを解決する」というイメージがあったのであこがれがありました。もともと弁理士の勉強をしており、「弁理士に受かったら次は弁護士で行こう」という発想で、2015年に伊藤塾に入りました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

入門から試験前の答練まで、ほとんどが伊藤塾の教材でした。インプットよりアウトプットを重視するので、講義を聴くのは1回のみで、予習も復習もせず、章ごとに講義を聴いた後にすぐに本試験の短答、論文の問題を見て、学習内容がどのように問われるかを確認します。関連の百選掲載の判例もこの時に見ます。判例は基本的に事案と判決文だけを見ますが、納得できないところがあれば解説も見ます。そのため、伊藤塾の教材は、知っておくべき条文や論点をまとめて、整理したものとして機能します。これで知識を過不足なく修得できます。

論文式試験対策について

論文マスターは、基本論点を身につけるために非常に有効でした。問題数が多く、一問一問やり抜くのはかなり骨の折れる作業でしたが、重要論点を何回も何回もやっていくうちに論文の基礎力が身につくので、重要である論文の「型」をつかめるようになります。そこで論文マスターを学習する時に重視したのは、解説と模範答案をきちんと読んで、模範答案と同じレベルの答案を自分の言葉で書けるようになるまで理解することです。理解したうえで模範答案を読むと、大体の場合「ここはこうなるんだな」と納得できます。

働きながらの学習方法について

仕事以外の時間をどう使うかは自分が決めるので、それをどこまで勉強に使えるかはやる気次第です。決心が強ければ自然と勉強に使う時間が増えます。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

弁理士として勤務しているので、法科大学院に行く余裕がありません。それに、未修ですと修了まで3年かかりますが、それでは長すぎるということで予備試験を受けることにしました。予備試験ルートですと勉強内容や方法は自分で決められるので、自由でよいと思います。

おわりに

今後は弁護士+弁理士として両方の資格を活かせる業務をやっていきます。皆さんもぜひ弁護士になって、自分しかできない仕事をしてください。