民間企業で働き十分に自分のためにやってきたので、自分の力を今度は世の中のために使おうと考え、司法試験に挑戦し合格!

予備試験ルートで司法試験合格

G.M さん
 

合格者イラスト
働きながら合格
◆ 予備試験合格時 /働きながら合格
◆ 出 身 大 学 /一橋大学社会学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験演習秋生、基本書/百選で学ぶ重要分野完成講義、演習書で学ぶ司法試験合格答案など
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

これまで民間企業で働き十分に自分のためのことはやってきましたので、自分の力を今度は世の中のために使おうと考え、弁護士になろうと考えました。働きながらの法科大学院は、選択肢も少なく、法科大学院での授業に追われてかえって遠のくことになりそうと感じましたので、予備試験経由を選択しました。独学では限界があると思いましたので、実践訓練を伊藤塾に求めました。伊藤塾の答練は質が高いとは聞いていましたし、他方で価格はリーズナブルだったのが決め手です。

私がとった勉強方法

論文式試験対策について

司法試験論文過去問答練では、まず自分なりの答案を書いて提出。予備試験と比べ本試験は問題のレベルも上がり、2時間8頁と量がほぼ倍になります。ですので、最初はとまどい、添削の結果も惨憺たるものでしたが、伊関講師の、何をどの程度まで書くべきかの丁寧な解説を聴き、添削では、何がいけなかったのかが詳しく赤ペンが入れられており、自分の弱点を徐々に把握することができました。司法試験では、50点の答案をそろえれば合格することができます。伊藤塾の添削と伊関講師の解説は、その問題でどのラインが50点ラインなのかを示してくれました。そして、ペースメーカー論文答練はほぼ毎週通学し、受験生仲間に囲まれた本試験に近い環境で、初見の問題に挑み、本番を想定した対策をとることができました。また、毎回、受験生内の順位が示されますので、自分がくらいついた答案がどのレベルにあるのかを知ることができます。商法では一度伊関講師の解説内で参考答案に選ばれ、刑訴では一度上位5名に入ることができたことは、とても嬉しく、自信になりました。自分ではできないと感じて落ち込んでいても意外に皆もできていなくて相対的には浮いていたり、またその逆もあったり、これは本試験と一緒です。できると思った問題のときにいかに気を引き締めて油断せずに答案をまとめるか、またできないと思った問題のときにいかに食らいついて相対的に浮く答案を作るか、そのあたりは実践訓練を何度も繰り返すことで身につくものであり、それには答練しかありません。さらに伊藤塾の答練は、とても難しく、かつ質の高い考え抜かれた問題が多いです。本試験に近い、具体的事実をよく拾って評価しなければならない難問揃いです。ペースメーカー論文答練をやり遂げることで自分の答案作成力は飛躍的に高まったと感じています。

働きながらの学習方法について

働きながらでしたので、通勤時間や昼休み、移動時間などを有効活用する必要がありました。そこで短答対策では、書籍を電子書籍化してパッドに入れて、ちょくちょくパッドをのぞいていました。地下鉄で10分移動する際も短答一問は解くことができますのでおすすめです。

おわりに

社会人でも法曹を目指すことができるのが予備試験ルートです。確かに狭き門ですが、これを通ればほぼ間違いなく本試験も合格できます。伊藤塾を上手に利用して、働きながら合格してください。自分は、遅い法曹デビューとなりますが、これまでの経験を活かして、自分ができることをやっていきます。