フルタイムのサラリーマン。帰宅後過去問を書き、土日のまとまった時間にWeb受講

予備試験ルートで司法試験合格

N.Y さん
 

合格者イラスト
会社員
◆ 予備試験合格時 /東京大学文系学部卒業
◆ 出 身 大 学 /東京大学文系学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

キャリアチェンジのために司法試験を目指しました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

定評のある基本書を繰り返し読みました。ノートなどは特に作成しませんでしたが、本にいろいろな書き込みをしました。

論文式試験対策について

私はフルタイムのサラリーマンです。予備試験の論文試験の合格発表時、そもそも、合格するとは思っていなかったので受験時の7月よりほとんど勉強していませんでした。何とか口述試験を乗り切りましたが、過去問の繰り返しとペースメーカー論文答練に絞って対策を行うこととしました。具体的には、伊藤塾の司法試験論文マスター、ペースメーカー論文答練、過去問答練、TKC全国統一模試を受講しました。以下具体的に教材の利用方法を記載します。

司法試験論文マスター
2011年以降の過去問を対象としました。平日の帰宅後、1日1問ずつ過去問を実際に書いてみました。1回書いてみて、伊藤塾の過去問の論述例と比較していました。伊藤塾の論述例は出題の趣旨や採点実感をもとに作成されており、直接出題の趣旨など見直すことはほとんどしませんでした。

ペースメーカー論文答練
土日にまとまった時間が取れるので、論文答練をWeb受講しました。乗り遅れて参加しましたので、この際、乗り遅れたままとして、優秀答案検討講義まで出揃ったところで、実際に解いてみて、解説や優秀答案検討講義までまとめて受講しました。ほとんどが時間切れ答案になり、成績も良くなかったので頭を抱えていました。しかし、解説講義、講師作成答案例はいずれも大変すばらしく、休日に受講していたこともあり、解いた直後でしたから、食い入る様に聴き、また、どの科目も講師論証例のすばらしい部分は大型のポストイットに書き写しました。また問題と講師作成答案、自己作成答案はファイルしておき、ときどき見直すようにしました。
全国模試はTKCの模試を受験しました。自宅受験でしたが、時間配分だけは気をつけました。やはり途中答案が多かったのですが、このときは、潔く途中答案で提出しました。

短答試験

体系順の過去問など、予備試験受験のときに使った教材を流用しできなかった問題を見直していました。直前期には、法務省のホームページから過去数年分の問題をダウンロードして、会社の昼休みと通勤時間に解いていました。

本試験
休憩時間には上記の答練の講師論証例を眺めていました。試験中は条文摘示と途中答案防止に意を払いました。

おわりに

今後はこの合格経験を活かしつつ、世間を広く持って生きてゆきたいです。
最後に、いままで支えてくれた家族に感謝しています。