伊藤塾のテキストは、時には箇条書、時には段落分け、時には文章とメリハリが効いています

予備試験ルートで司法試験合格

F.P さん
 

合格者イラスト
東京大学法科大学院(既修)3年
◆ 予備試験合格時/東京大学法科大学院(既修)2年
◆ 出 身 大 学 /東京大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

私は大学1年生の1月に伊藤塾に入塾しました。司法試験を目指したきっかけは、小学生の頃から学校の職業説明で弁護士の先生とお話をさせていただく機会があり、漠然とした憧れを抱いていたことです。その後、大学の授業で、外部講師として教鞭をとっていらっしゃった弁護士の事務所を見学させていただく機会があり、事務所の格好良さや、先生方の法曹としての意識にひかれ、司法試験を目指すことにいたしました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

私は基本的には伊藤塾の基礎マスターテキストで基礎的な法律知識を学習しました。学説が複雑で内容の理解が高度に問われるような範囲について学術書を参照し、理解を深めるという方法をとりました。この方法はとても効率がよかったと思っています。というのも、学術書はどうしても、文章が長く続いてしまうもので、また読む側も相当意識をしないと、メリハリがなく、頭の中になかなか知識がはいってきません。一方で伊藤塾のテキストは時には箇条書、時には段落分け、時には文章とメリハリが効いています。また、短答式試験や論文式試験で出やすい箇所などは文字のサイズが変わっていたりしていて、視覚的にも理解しやすいです。したがって、まず、基礎マスターで勉強して、その後学術書でより理解を深めるという勉強法が一番理にかなっていると思います。

論文式試験対策について

論文式試験については、まず何より論証パターンを覚える必要があります。まず論証ナビゲートテキストに載っているものだけを意識的に暗記しました。そのあとは、10月から始まったコンプリート論文答練を受講して、自分の論証パターンの定着化を図りました。なによりも大事だと考えたのは、たとえ自分の勉強が進んでいなくても、スケジュール通りに答練を受け続けることです。遅れていても、答練を受けることで意識も高まり次第に勉強も追いつきます。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

まず、なによりも法科大学院にかかるお金を払わなくてすむので、金銭的に楽です。また一人暮らしをしている方はその期間の生活費が浮くので、金銭面では圧倒的に予備試験ルートがよいと思います。一方で法科大学院では高度な勉強ができますし、ともに司法試験を目指すかけがえのない友人を得ることができるので、法科大学院に行くことも悪くないと思います。

おわりに

後輩の皆さんは、これから予備試験なり司法試験なりの受験で苦しい時間が続くと思います。でも、予備試験にしても、司法試験にしても結局は、才能ではなく、自分の努力次第です。最後まで気を抜かず、伊藤塾のテキストを何度も反復して学習すれば確実に結果はついてきます。皆さんが悔いのない勉強をすれば良い結果を得られると思うので、合格した自分を想像して頑張ってください。