伊藤塾なしでは司法試験合格という結果を得ることはできなかったと思います

予備試験ルートで司法試験合格

T.F さん
 

合格者イラスト
東京大学法科大学院(既修)3年
◆ 予備試験合格時/東京大学法科大学院(既修)2年
◆ 出 身 大 学/東京大学法学部
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

私は大学3年次に進路について考えた時に、せっかく法学部に入ったことと親からの、資格は取っておいた方がよいというアドバイスから法曹を目指し、司法試験を受験することをなんとなく決意しました。大学3年の6月に伊藤塾に入塾はしたものの、部活を引退した大学4年の12月まで講座を受けることはありませんでした。大学4年次では予備試験はもちろん、法科大学院入試も受験しませんでしたし、単位も足りなかったので大学を留年しました。そこから私の司法試験受験生生活はスタートしました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

とにかく早く伊藤塾の全ての講座を消化するようにしました。留年していた年の予備試験の短答式試験までに全ての講座を聴き終わることを目標としましたので、全講座1.5倍速で1日6コマか9コマ聴きました。復習の時間を多く割くことはできなかったので、どの教科も完璧に理解したという状況ではありませんでしたが、予備試験の短答式試験の半月前になんとか全教科1周することができました。

論文式試験対策について

まず論文マスターを受講することで論文とはどんな感じかをつかもうとしました。ただ、論文マスターは時間のない1回目の予備試験短答式試験前に受講しましたので、答案構成だけをして講座を受けるという感じでした。本格的に論文を書くようになったのは、短答式試験後です。論文マスターの教材の問題、直前答練、予備試験論文模試と1回目の予備試験論文式試験前日まで書きまくりました。論点の知識は不足し、最後まで安定したよい答案を書くことはできず、結果としても惜しくも落ちてしまいましたが、とにかく三段論法の型を守ることだけは意識しこの期間に論文に対する基本的な姿勢を身につけることができたのではないかと思います。その後も早稲田、慶應義塾、東京の各法科大学院の過去問分析講義・模試、2回目の予備試験の直前答練、模試を受講しましたので、コンスタントに答案を書き続けることができました。論文式対策としてはとにかく答案を書きまくり、論文式試験に触れ続けることが大事なのではないかと思っています。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

なるべく早く法曹になりたかったので、予備試験を受験しました。予備試験を受験することは、司法試験に必要な実力が付く・モチベーション維持・添削の感じをつかめるというメリットがあると思います。

おわりに

法律の基礎的な知識から論文の書き方まで伊藤塾に全て教えていただき、伊藤塾なしでは司法試験合格という結果を得ることはできなかったと思います。本当にありがとうございました。自分が予備試験・司法試験に合格することができたのは、家族をはじめとする周りの方の支えがあったからです。まずはこれからの修習をしっかりと行い、精進し続け、社会に貢献できる法曹になりたいと思います。