基礎マスター講義を受け終わった後に20分、寝る前に5分、その日の復習をする

予備試験ルートで司法試験合格

A.P さん
 

合格者イラスト
慶應義塾大学法学部4年
◆ 予備試験合格時/慶應義塾大学法学部3年
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、司法試験演習秋生、司法試験論文過去問マスターなど
※プロフィールは、2018年合格時点のものです。

はじめに

伊藤塾に入塾した時期は大学1年生の4月でした。大学で特にやりたいこともなく、法学部だからせっかくなら司法試験の勉強でもしてみるかと思い、入塾しました。その時点では特に法曹になりたいと強く思っていたわけではなく、せっかくだから、という軽い気持ちでいました。

私がとった勉強方法

基礎的な法知識・法理論の修得について

伊藤塾の校舎で基礎マスター講義を受け、講義が終わった後に20分くらいその日の復習をしてから帰る、寝る前に5分くらいその日の復習をする、という日々を繰り返していました。あとは伊藤塾のゼミが始まってからはそこでも学習を進めていました。総じてあまり自分で主体的に勉強することはなく、新しい本や問題集などは触れず、伊藤塾のテキストを読むという復習が中心だったと思います。

論文式試験対策について

論文マスターで次回取り扱う問題を時間があればフルスケールで、なければ答案構成だけしていくという勉強をしていました。あまり復習には時間を使わず、最悪の場合は簡単な答案構成だけでもよいので予習をしていくという勉強スタイルでした。問題研究が終わってからは司法試験の過去問をやっていました。近い年度の問題はフルスケールで、少し古いものは答案構成をしっかり作って解答を見るというやり方で勉強をしていました。この段階でも伊藤塾のゼミがあり、そこでも過去問を解いていました。ほかのオリジナルの問題集などには手を付けませんでした。

学生生活との両立について

学生生活との両立は無理をしないことが重要だと思います。なるべく大学関係のことで負担を抱えないようにするのがよいと思います。

予備試験受験を目指した理由と予備試験ルートのメリット

予備試験を目指した理由は、単純に法科大学院入試より先に受けられるのならだめでもともとで受けてみようと思ったからです。受ける前は法科大学院からの合格であっても予備試験からの合格であっても変わらないだろうなあと思っていました。予備試験ルートのメリットは、法科大学院に通わなくてよい分、短い期間で司法試験に合格できることです。

おわりに

司法試験は受かるか落ちるかの試験で間はありません。そう聞くと、せっかく何年か勉強しても落ちてしまったら何も残らない試験だと思われるかもしれませんが、自分で勉強した法律の知識は無駄にはなりません。1年ずつ知識はたまっていきますから、来年は合格できるかもしれませんし、法曹以外の道に進んでもその知識はきっと役に立つはずです。ですから勉強を始めるかで迷っているのでしたら臆さず、軽い気持ちで勉強を始めることをおすすめします。