カテゴリー:2004年

2004年

第112回 成功の秘訣

 時は過ぎます。暑い夏が去ったと思えば、すぐに秋が来て、冬になり、そして新たな年が明けます。毎年同じことが繰り返されているようでも、人によってその意味はまったく違います。自分がそのような外界の変化にどのような意味づけを与えるかによって、環境の持つ意味は変わってきます。

 皆さんにとって、今年はどのような一年でしたか。思うとおりに過ごせて、...

2004.12.01

2004年

第111回 キッパリ

ふらっと書店に寄った際に、「キッパリ」という本を見つけました(上大岡トメ・幻冬社)。表紙のまさにキッパリした姿に惹かれて手に取りました。「たった5分で自分を変える方法」というサブタイトルがついていてベストセラーだそうです。この手の本が売れるのは日本中に現状に満足しておらず自分を変えたいと思っている人たちがたくさんいることの証です。

 この本の中には、思わず「そうそう」と頷くことがたくさん出てきます。「...

2004.11.01

2004年

第110回 ねばり強さ

 今年、伊藤塾出身の国家 I 種試験の合格者は驚異的な成績を残してくれました。財務省、経済産業省、外務省、総務省などあらゆる省庁に内定が決まり、これからの日本を支える重要な仕事につくことになります。国 I クラスからの合格率(合格者占有率ではありません、合格率です。)も70%を越えます。公務員試験の受験指導業界では後発であるにもかかわらず、驚異的な成果です。これは個別指導を徹底した斬新なカリキュラムと心から親身に指導した講師やスタッフの努力の賜物ですが、何よりも塾生の皆さんが本気で自分の夢を追い求め、ねばり強く真剣に努力し続けた結果にほかなりません。

 法科大学院入試においても、塾生の合格者が続々と生まれています。昨年と...

2004.10.01

2004年

第109回 オリンピック

 アテネオリンピックでの超一流の選手の活躍には目を見張るものがありました。選手たちの姿を見て、多くのことを実感できたのではないかと思います。「やればできる」ということ。目標を明確に持つことの重要性。まさに自分との闘いであって、周りを気にせず自分を信じて進むこと。ときには既成概念をうち破る勇気が必要なこと。目的意識を持って徹底して弱点補強のトレーニングすることの有効性。根性論ではなく科学的な準備が不可欠なこと。負けたときの対処の仕方でその後が決まること。4年に一度巡ってくるチャンスのために、徹底した自己管理を行ってコンディションを整えていくことの難しさ。

 本当に私たちに多くの夢と勇気と教訓を与えてくれました。オリンピックに...

2004.09.01

2004年

第108回 意味を問うこと

 今、「平成の論文過去問が一気にみえるようになる講義」という夏期講習の真最中です。正直に言ってきついです。毎日受ける方も大変ですが、講義をする方も準備に追われ寝る時間もありません。

各科目30問、80通前後の答案に目を通し、近時の論文試験の傾向を分析し...

2004.08.01

2004年

第107回 民主主義

 自衛隊が多国籍軍に参加するそうです。国民的な議論もなく国会による民主的コントロールもないままに決定され、それが既成事実として追認され、この国の形がどんどん変わっていきます。

なし崩し的に国家の根本が崩れていくさまを見るにつけ、この国は「法の支配...

2004.07.01

2004年

第106回 役割分担

 先日、元レバノン大使の天木直人さんと「外交×憲法=平和」というテーマで対談をしました。有料にもかかわらずこの手の講演会ではめずらしく600人近くの人が小雨の中集まってくださいました。

イラクで人質になったフォトジャーナリストの郡山総一郎さんにも特別出演し...

2004.06.01

2004年

第105回 新しい芽

 先ほどイラクのファルージャでまたも大規模な空爆が始まったとのニュースが流れました。何の罪もない小さな子どもたちがまた死んでいきます。いったいこの子どもたちが何をしたというのでしょうか。なぜこんなに苦しめるのでしょうか。

 昨年の戦争終結宣言のときに、人的犠牲は最小限に抑えられたといった新聞...

2004.05.01

2004年

第104回 さくらPart II

 卒業式や入学式シーズンですが、公立学校の現場は例によって、日の丸、君が代の徹底で大揺れです。法律で規定された国歌や国旗を教育現場に強制し、従わない教職員は服務上の責任を問われるそうです。そのうち「すべての式典においては国花である菊を飾ること」という法律ができるのではないでしょうか。

 こうして現場ではことごとく異論が封じ込められていきます。テロとの闘い...

2004.04.01

2004年

第103回 学び上手

 渋谷の伊藤塾前の小さな広場は若いダンサーたちで一杯です。いつのころからか、自分のダンスをビル1階のガラスに写して練習するため、若者がぞくぞくと集まるようになりました。

週末ともなれば、何組ものダンスグループがひしめき合っています。飛んだり...

2004.03.01

2004年

第102回 国益

 アフリカのシエラレオネの平均寿命は34歳だそうです。ダイヤモンドを巡る利権争いから内戦が起こり、生きていくこと自体が奇跡に近く、栄養失調やマラリアによって子どもたちの4人に1人は5歳まで生きられないそうです。平均寿命は、基準となる年の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、0歳児が平均的に見て今後何年生きられるかという期待値を表したものですから、状況を変えれば延ばすことができます。死産を減らし,病気の予防法や治療法を進歩させ,事故や戦争を無くせば,延ばすことが可能ということです。

 現在日本の平均寿命は82歳で世界一ですが、50歳を越えたのは第二次世...

2004.02.01

2004年

第101回 謹賀新年

 明けましておめでとうございます。昨年は多くのことが起こりすぎて大変な一年でしたが、なんとか持ちこたえました。信念を貫くことが困難な時代に自分の思うことを続けることができ、新たな年を迎えられるということは本当に有り難いことなのだと実感します。そして何よりも私たちはこうして命をつないでいくことができます。

 20世紀が戦争の世紀であったことは多くの方が指摘するところです。一千...

2004.01.01