月別にみる塾長雑感
※読み込みまで時間がかかる場合があります
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第369回 桜と表現の自由
伊藤塾横の桜は、今年もまた満開を迎えました。毎年この時期になると、忙しい日々の中でも、ふと足を止めて見上げたくなります。もっとも、桜そのものが何かの意味を伝えようとして咲いているわけではありません。ただ、生存のために花をつけ、そして散っていくだけの存在です。それでも、私たちはそこに意味を見い出します。希望を感じる人もいれば、平和を感じる人もいます。あるいは、散りゆく姿に、はかなさや無常を感じる人もいるでしょう。同じ桜を見ていても、受け取り方は一人ひとり違います。 |
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第357回 桜と多様性
東京近郊の自然の中でこれを書いています。先ほどまで渋谷伊藤塾近くにある高層ビル・サクラステージ内のカフェで塾前の桜並木を見ながら書いていたのですが、気の置けない講師仲間の数人とちょっとした気分転換に来ています。自然の中にいると無数の多様な命に生かされていることを実感します。里山の桜もいいのですが、私にとって桜丘の桜はやはり特別です。 |
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第345回 桜と坂
東京は先月29日に開花宣言がありましたが、伊藤塾渋谷校前の桜は満開までもう少しのようです。ここの桜並木の坂道(桜坂)は欅坂46のヒット曲「サイレントマジョリティー」のPVのエンディングの撮影が行われた場所です。この歌の歌詞の中の「どこかの国の大統領が言っていた 声を上げない者たちは賛成していると 選べることが大事なんだ 人に任せるな 行動しなければNoと伝わらない」という部分は、2016年当時、安倍政権によって強行採決された新安保法制法に対して違憲訴訟を提起するときに、そんな訴訟をしても無意味だという声に抗うために自分に言い聞かせようと繰り返し聞いていたことを思い出します。最近、この歌詞は高校の新歴史総合の教科書(第一学習社)でも取り上げられているようです。 |
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第333回 桜と寿命
毎年、この時期の雑感は桜がテーマです。 |
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第321回 桜とひまわり
伊藤塾渋谷校前の桜が満開です。いつ見ても見事で、少し心が癒されます。ウクライナでは大変な状況が続いているにも関わらず、日本の春は穏やかです。コロナも決して油断できませんが、蔓延防止措置が解除された東京の人出は相当なものです。 |
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第309回 桜と同性婚
伊藤塾東京校前の桜はコロナ禍などどこ吹く風とばかりに例年にも増して美しく咲き誇っています。お花見の是非などで世の中は喧しいのですが、司法試験受験生にとっては、この時期は直前の追い込みで、花見などと言っていられない点では例年どおりで何も変わりません。桜を見る人の事情や心持ちによって、桜花への評価もまちまちです。私は桜を見てもつい自然の多様性を感じてしまいます。 |
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第296回 パンデミックと桜
毎年、この時期の雑感はさくらをテーマに書いてきました。渋谷の伊藤塾の前には見事な桜並木があり満開を迎えています。例年はそれを題材に、桜は散り際が大切だとか、桜の花言葉とされている気高い精神とすばらしい教育は塾の理想とぴったりだなどと書いてきました。 |
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第284回 憲法1条と99条
憲法1条と99条は実質的には日本国憲法の最初と最後の条文です。さて、この2つの共通点はなんでしょうか。それは、共に天皇が登場することです。 |
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第272回 散る桜
渋谷の伊藤塾の前の桜も華やかに咲きほこり見事に散っていきました。 「散る桜、残る桜も散る桜」これは良寛和尚によるものとされていますが、受け止め方は様々のようです。特攻隊員の遺書をイメージする人もいますし、命のはかなさを感じる人もいます。どうせ散ってしまうのだから頑張って咲き続けていても無駄だと考えるのか、同じように散るのであれば、美しく咲いていたいと考えるのか、とらえ方は人それぞれです。 |
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第260回 花見と共謀罪
渋谷・伊藤塾前の桜並木も一年で最も美しい時期を迎えます。試験直前で、花見どころではないという塾生には、叱られそうですが、世の中はお花見の季節です。中には日ごろの憂さを花見で晴らしたい人もいることでしょう。ですが、花見に行って、同僚と盛り上がってしまうときは注意が必要です。 |
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第248回 安保法制違憲訴訟
安保法制が3月29日に施行されました。この安保法制には実に多くの市民が全国各地から反対の声をあげ、圧倒的多数の憲法学者をはじめとして元最高裁長官や元内閣法制局長官までもが憲法違反と批判しました。またこれを審議した国会運営が民主主義の実体を欠くものであったことは、国会中継で目の当たりにしたとおりです。 |
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第236回 桜
この時期の雑感でよく桜を話題にします。渋谷の伊藤塾の前の桜並木は本当に見事です。ベトナム人学生の支援のためにやっているベトナム料理屋(ハノイのホイさん)でも桜をモチーフにしたフォーを提供して好評を頂いています。ただ、今年は例年に比べて桜の密集度が低く、通りを覆うような桜のトンネルの印象がありません。枝をかなり剪定してしまったからです。空が見える隙間がないほどに桜が天を覆う様子は圧巻だったのですが、今年はけっこうスカスカに空が見えてしまいます。 |
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第224回 試練の意味
この時期になると、新しく法律家、行政官を目指す皆さんで塾が賑わいます。多くの塾生を祝福するかのように渋谷の伊藤塾前の桜並木は満開です。桜の花言葉にあるように「気高い精神」をもった真のリーダーを「すばらしい教育」によって育成したいという思いで塾を創ってもう19年目になります。塾を立ち上げた頃に生まれた皆さんたちに利用していただけるなんて、本当に感謝の気持ちで一杯です。 |
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第212回 さくら
先月でイラク戦争から10年、東日本大震災・福島第一原発事故から2年がたちました。様々な報道もなされましたが、充分な反省や検証がなされてきたとはとてもいえません。日本はなぜ、「イラクに大量破壊兵器が隠されている」というような間違った情報に踊らされて、イラク戦争に「参戦」してしまったのか。国防軍を持とうとするのであれば、文民統制の有効性に関わる極めて重要な問題のはずです。しかし、残念ながら日本では何の検証もなされていません。震災復興も原発事故の原因究明も遅々として進みません。 |
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第200回 記憶
先日、2冊ほど本を出しました。「“司法試験流” 勉強のセオリー」(NHK出版新書/2012年4月10日発売)と「記憶する技術」(サンマーク出版)です。(※下段参照)「勉強のセオリー」の方は、Eテレ「仕事学のすすめ」のテキストを大幅に改訂したものです。ゴールからの発想をさまざまな勉強やビジネスに役立ててもらえるヒントが満載です。この雑感でも何度か触れましたが、司法試験の勉強方法は本当にいろいろな分野の仕事に役立てることができます。実際に法律家や行政官として実務についてから、その真価がより発揮されるに違いありません。ぜひ読んでみてください。 |
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第188回 今私たちにできること
これだけ大きな地震、津波そして原発事故が東北、関東を襲うとは思いもかけないことでした。想像を絶する数の犠牲者のみならず、未だ出口も見えず不安で困難な生活を強いられている被災者の方々を目にして自然の恐ろしさ、人間の無力さを改めて思い知ります。それとともに放射能汚染、停電の危険にさらされ、買い占めなどの無益な行動の報道に接すると、想定されたことへの対処を怠った人間の愚かさへの怒りと、情報に振り回される人間の弱さへの絶望もぬぐいきれません。 |
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第176回 親子
フィリピンでは2001年にアロヨ政権が発足して以来、多くの弁護士、人権活動家、ジャーナリストなどが軍の関与によって殺害される事件が起こりました。国連の人権に関する会議などでも深刻な問題だと認識され、各国政府もフィリピン政府に人権状況の改善を求めるなどの動きが出たため、2008年には暗殺事件件数が減少します。私も理事をしている人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」を含む世界の多くの団体が関心を持ち、監視し、許さないと声を上げていったことによって、大きな人権侵害を食い止めることができたのです。 |
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第164回 憲法教育
先月、札幌弁護士会主催の「中高生のための憲法講座」で憲法の公開授業をしてきました。私は日本が真の立憲民主主義国家になるためには、子どもたちに対する法教育とくに憲法教育、主権者教育が決定的に重要だと考えています。 |
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第152号 『今を生きるサクラ』
今、渋谷の塾の前のサクラが満開です。人はみなサクラの花を見てすばらしいと讃えます。ですが、サクラにとって花を咲かせている時間は、その生涯の中でほんのわずかです。ましてや花を咲かせることをゴールとして生きてきたわけではないはずです。サクラは、夏も冬もただひたすら、淡々と生き続けてきただけです。仮に花を咲かせることがゴールならあとは枯れてもいいことになりますが、花を咲かせて散った後には新緑となり、葉が落ちてもまた次の春に向かって生き続けます。 |
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第140回 桜
先週から塾の前の桜が咲き始めました。 |
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第128回 プロ
今年は例年よりも早く渋谷の伊藤塾の前の桜が満開となりました。 |
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第116回 立憲派
今年の5月3日で伊藤塾/(株)法学館は創立10周年を迎えます。 |
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第104回 さくらPart II
卒業式や入学式シーズンですが、公立学校の現場は例によって、日の丸、君が代の徹底で大揺れです。法律で規定された国歌や国旗を教育現場に強制し、従わない教職員は服務上の責任を問われるそうです。そのうち「すべての式典においては国花である菊を飾ること」という法律ができるのではないでしょうか。 |
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第92回 信念
試験が近づいてくると、次第に実力以外の要素がものをいうようになってきます。つまり、いかに自分が合格できると心から信じているか、自信の有無が決め手になってくるのです。不安を除去し、自分が合格できると自分に言い聞かせることができる人が勝利者となります。 |
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第80回 無知の至福
狂牛病、産地の偽り、ムネオハウス、論文本試験の成績、従軍慰安婦、ハンセン病訴訟、予防接種禍、恋人の本音、南京大虐殺、不良債権の総額、HIV・・・。 これらの共通点はなんでしょう。 |
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第68回 心の響き
今、CDショップに行くとクラシックのコーナーに二人のバイオリニストのCDが並んでいます。川畠成道さんと諏訪内晶子さんです。二人とも先を急いでデビューしたのではなく、じっくりと内面の成熟を待ってから世に出ました。もちろん、実力は10年前から世界第一級ですが、ときを待ったのです。 |
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第56回 二者択一
択一試験。もうすぐです。この試験は五肢択一です。今回はこの択一という発想について考えてみます。 |
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第44回 ある本を読んで
「ある死刑囚との対話」(弘文堂)という本を読みました。死刑囚Aと作者であり精神医学者でもある加賀乙彦氏との間で交わされた書簡集です。処刑される前日までの2年4ヶ月間のやりとりは、死刑確定囚とのものですから特別の世界のように見えるのですが、実は極めて普遍的なことを学べた気がします。 |
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第32回 ひとつひとつ
先月から来月にかけて全国に在宅スクーリング、公開講座に出かけています。毎回、数十の相談を受けます。私にとっては多くのうちのひとつであっても、受験生にとってみればその場ではたったひとつの悩みです。東京校にいるときも同じです。ひとつひとつを大切にしなければといつも思います。毎日が真剣勝負です。 |
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第20回 司法試験第七科目
先日、別冊宝島「この資格をねらえ」におもしろいことが載っていると知人から知らされました。そこには「司法試験受験界の4大学校の受験生によるとLは自習室、Wは本屋、I は宗教、Tは養老院」とあるそうです。なるほどと感心しながらもやはりこのI は宗教というのがちょっとひっかかりました。他にもたまに「あそこはあやしい」という声も聞くことがあります。「やればできる」とか、「無限の能力を確信しろ」とかがどうもうさんくさいらしいのです。そういえば前回の雑感でも死とか魂とか言ってしまいました。まあ、いろいろな考え方の人がいてこの世の中は進歩するのだし、評判になること自体はうれしいことです。そして、憲法を勉強している皆さんなら宗教の本質が絶対性にあることやそれが私の考え方とは全く逆であるということは理解しているでしょう。しかし、ひょっとして、心配になる人もいるかもしれませんので少し弁解させてもらいます。 |
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第8回 心の目
「自分が裏切られたと思ったら、その原因は必ず自分にある。よって、許しを乞うべきは自分の方である。原因・結果の法則は普遍的である。」これは私の尊敬するある方が獄中から私に送ってくれた手紙にあった言葉です。 |
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第370回 再審法改正と憲法
再審制度は、確定判決の誤りを是正し、えん罪被害者を救済するための「最後の砦」です。刑事裁判において、ひとたび有罪判決が確定すれば、被告人は身体の自由、名誉、職業、家族関係にとどまらず人生そのものにまで回復困難な被害をこうむります。とりわけ死刑や無期懲役のような重大事件では、誤判は国家による取り返しのつかない人権侵害となります。これは、平時における最大の人権侵害といえます。 |
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第358回 伊藤塾創立30周年
2025年5月3日で伊藤塾創立30周年を迎えます。憲法記念日に合わせて1995年に会社を設立し「伊藤真の司法試験塾」として真の法律家の育成を始めました。今回は少しだけ伊藤塾の歩みを振り返ってみることにします。当時の受験生は、独学で基本書を読み込んだ後に中央大学真法会の答練を受けるか、司法試験3大予備校と言われていたLEC東京リーガルマインド、早稲田司法試験セミナー、辰巳法律研究所などを利用していました。そこに弱小後発組として参入するのですから、設立当初から既存の他校との差別化は不可欠でした。 |
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第346回 憲法記念日を迎えて
5月3日に77回目の憲法記念日を迎えます。今から7年前の2017年の5月3日、私は東京有明の防災公園に5万5千人が集まった憲法集会で「70年間、私たち市民の力で皆さんの力で、この国の平和と人権、命を守り続けてきた」と訴えました。ちょうどその日、安倍元首相が、憲法に自衛隊を明記する改憲構想を発表しました。 |
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第334回 目的と手段
5月は憲法記念日があるので登壇するシンポジウムや講演も増え、けっこう忙しいです。改憲派の集会も毎年行われています。改憲を実現したい人たちは 何かの理由をつけて改憲が必要だと言っているようですが、これまで説得的な理由を見たことがありません。マッカーサーに押し付けられたとか、古くなった、外国が何回も改憲しているという理由は昔からの定番ですが、どれも克服された議論なので、さすがに最近はこれをいうと恥ずかしいようで、国会の憲法審査会でも聞かれなくなりました。それでも街中では一般の方からときどき聞くことがあります。日本の憲法教育が不十分だったことの証なのかもしれません。 |
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第322回 祝日
4月29日は昭和の日でした。戦前の天長節、戦後になって天皇誕生日、天皇の代替わりに伴ってみどりの日、そして現在の昭和の日と名称が変遷していますが、おかげで大型連休を取ることができて、特に社会人の司法試験受験生には試験直前の追い込みに大助かりの祝日となっています。 |
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第310回 職業としての裁判官
74回目の憲法記念日を迎えました。例年であれば、全国で様々な集会が行われますが、コロナ禍で寂しい限りです。情報の受け手の側に置かれることが多い市民が、集会への参加や発言によって送り手の側に回れる貴重な機会ですから、表現の自由に対するコロナの影響は計り知れません。 |
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【臨時号】第298回 検察庁法改正問題
今回の検察庁法改正案は見送りになり、市民にとって自分たちの行動で政治が変えられるという貴重な成功体験になりました。この点については、表現の自由や民主主義の本質が関係しますが、次回の雑感で述べることにします。今回は審議を延期するというだけですから、また再開するということですので、問題が解決したわけではありません。この問題については、その本質をしっかりと考えておく必要があります。 |
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第297回 憲法記念日
73回目の憲法記念日がやってきました。例年この日の前後は大きな集会での講演を依頼されて忙しくしているのですが、今年はどこの集会も中止です。コロナの感染防止を考えれば仕方がないこととはいえ、たった一つの感染症によっても、集会の自由、表現の自由にここまで大きな影響が及ぶのだと改めて実感します。 |
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第285回 法曹養成制度
「口述復活、予備試験廃止を=司法試験改革で対案―国民など」という見出しで「国民民主党と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」は17日、政府の法曹養成制度改革関連法案への対案を衆院に共同提出した。司法試験で口述試験を復活させるほか、受験資格を得るための予備試験を廃止することが柱。立憲民主党など他の野党に協力を呼び掛けている。」という記事が時事通信から配信されました。 |
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第273回 民主主義と品性
朝日新聞のある論考で、品性と品行の違いを読み考えさせられました。「人間は少しぐらい品行は悪くてもいいが、品性は良くなければいけないよ」とは日本映画の名匠小津安二郎の言葉だそうです。刑法で学ぶ、「行為は客観と主観の統合体」という言葉が思い出されます。すべての人の行動は、どのような思いで何をするかが重要なのです。 |
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第261回 人格的自律
皆さんはどんな自分になりたいと思って勉強していますか。勉強を始めたばかりの人は、法律家や公務員になってバリバリ働いている自分を目指したり、多くの人の助けになれるプロを目指していることと思います。今年、初めて本試験を受験する人は、試験会場であがらず、冷静に普段の力が発揮できる自分になりたいと思っているかもしれません。何度目かの受験を控えている人の中には、能力を発揮すべきときに最大の力を出し切れる人間になりたいと思っている人も多いと思います。 |
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第249回 過去・現在・未来
熊本の震災に対して何ができるか。5年前の東日本大震災のときもそうでしたが、受験生として何もできないもどかしさを感じる人もいることでしょう。しかし、こういうときには普段通りに過ごすことが最も重要です。法律家、公務員として社会に貢献するという志を立てたのですから、それを実現するために全力を尽くす。そして力をつけて、被災者救援、災害対策のために尽力すればいいのです。 |
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第237回 憲法記念日
68回目の憲法記念日を迎えます。国民の力によってこれまで憲法価値を守り続けてきたのですが、その憲法が未だかつて無かったような危機的状況におかれています。自由が抑圧され、戦争する国へと着実に進んでいるようです。全国の弁護士及び弁護士会も会長声明、意見書、決議などで繰り返し、立憲主義と恒久平和主義に反する動きを批判してきました。 |
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第225回 集団的自衛権
憲法は国民から政治家への命令書のようなものです。よって、政治家はどのような思想信条を持っていようと、この憲法を尊重し擁護しなければなりません。それが憲法99条です。今、憲法を学んだ者として、また、一主権者としてどうしても言っておかなければならないことがあります。集団的自衛権の行使を認めるような憲法解釈の変更についてです。 |
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第213回 志
試験の直前は、誰もが緊張します。不安や重圧に押しつぶされそうになります。そんなときほど、自分の与えられた使命を考えてみましょう。志を見つめてみるということです。志を深く考え、それを実践することを強く思うのです。 |
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第201回 憲法記念日
5月は憲法記念日があるので、毎年あちこちで講演をさせていただいています。今年も全国を駆け回っていますが、東日本大震災と憲法という依頼を受けることが多くなりました。 |
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第189回 桜と蓮
東日本大震災やその後の原発騒動を全く知らないかのように、渋谷の伊藤塾の前では例年どおり美しい桜が咲きました。各地の桜が少しでも被災された方々の慰めになればと思うばかりです。 |
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第177回 諦めない
普天間基地移設問題について、県外移設を訴えて沖縄県民の期待を一身に受けてきた鳩山首相の腹案がこんなものだったのかと期待はずれの国民も多いかと思います。そして何より沖縄の皆さん、徳之島で反対運動を始められた皆さんの苦悩を思うと心が痛みます。 |
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第165回 裁判員制度
先月、裁判員制度に関するいくつかの催しに参加しました。13日には「裁判員制度を問い直す議員連盟」の勉強会で5月施行の前にできることはないかを国会議員に講義してきました。この議連は、裁判員制度の問題点を明らかにし、一時凍結などの政治的イニシアティブを取っていこうとするもので、国民新党から自民党までの超党派の国会議員が参加しています。問題点を知りながら何もしないのでは、不作為の政治責任が問われるという点から、少なくとも守秘義務の罰則を廃止する法案提出を強く訴えてきました。 |
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第153号 『違憲判決』
皆さんもご承知のとおり、4月17日に名古屋高裁でイラク自衛隊派兵違憲判決が出ました。航空自衛隊のイラクにおける多国籍軍武装兵士の空輸活動は、他国による武力行使と一体化した行動であり、憲法9条1項に違反することが明確に指摘されただけでなく、平和的生存権が具体的権利であることが示されました。裁判の記録を見るとよくわかるのですが、これは当事者双方と裁判官がそれぞれの信念に基づき威信をかけてプロとしての役割を果たした、真剣勝負の結果です。 |
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第141回 力と理
4月27日、中国人の戦後補償問題について重要な判決が出ました。 |
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第129回 勉強
最近、「夢をかなえる勉強法」という本を出しました。いまさら、勉強法の本など書いても仕方がないと思っていたのですが、サンマーク出版の編集者の方から声をかけていただき、自分でも何のために勉強をするのだろうかと自分自身に問いかけることができると思い書いてみました。 |
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第117回 現実主義
私たちはさまざまな現実の中で生きています。いつまでも生きられるように思っても、実はいつ突然の出来事によって断ち切られるかもしれない命に頼っています。 |
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第105回 新しい芽
先ほどイラクのファルージャでまたも大規模な空爆が始まったとのニュースが流れました。何の罪もない小さな子どもたちがまた死んでいきます。いったいこの子どもたちが何をしたというのでしょうか。なぜこんなに苦しめるのでしょうか。 |
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第93回 温故知新
古いものより新しいものがよさそうに見えることがあります。 |
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第81回 世間の相場
最近、人気の浮き沈みが激しいようです。 |
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第69回 法を学ぶ
薬害エイズ訴訟の安部被告に対する一審無罪判決が出ました。 |
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第57回 学歴
皆さんには尊敬する人はいますか。 |
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第45回 絶対的な価値基準
毎日の勉強は、自分の弱点を冷静に見据えて、本当に自分にとって必要なことの繰り返しです。そして、まわりの人の勉強方法に惑わされることなく、これだと決めた方法を徹底的にやり通すことが何よりも合格への近道です。 |
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第33回 脱マニュアル宣言
相変わらず世の中はマニュアルばやりです。ビッグバン対策のマニュアル、デートのマニュアル、子育てマニュアルなどなど。 |
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第21回 自分の未来を創る
The Great Lawyers II - 我妻 栄(わがつま さかえ)1897~1973 民法学者。 形式論理に従って結論を導き出す概念法学が主流であった大正・昭和初期 の我が国の民法学に、社会学・経済学・社会主義の研究を取り入れることによって、 民法を社会的現実との関連で体系化し、今日の日本の民法体系の礎を築いた。 |
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第9回 絶対性と相対性
日本という国は顔が見えないとよくいわれます。 |
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第371回 未完のプロジェクト
2026年4月28日、イギリスのチャールズ3世国王はアメリカ連邦議会で歴史的な演説を行いました。トランプ政権下のアメリカで、「力による支配」がまかり通ろうとしている中、旧約聖書を引用しながら、「くわを剣に打ち直さないよう願う」と述べ、戦争の拡大に警鐘を鳴らしました。そして、民主主義と議会政治の価値を静かに、しかし力強く訴えたのです。 |
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第359回 ベトナム
久しぶりに渋谷の人気ベトナム料理店「ハノイのホイさん」(以下、ホイさんといいます)でランチしました。自分の店を人気店というのも少し気が引けますが、テレビで紹介されたことも何度かありますし、コロナを乗り越えながらここ桜丘町で14年目を迎えることができました。地元のフリーペーパー「桜丘マップ」でも、私が30年通っている美容室「ボアソルテ」の店長さん(私と同い年だけどすごく若い)が仕事終わりにご飯を食べる場所として紹介してもらっています。 |
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第347回 軍事化とジェンダー
弁護士仲間の間でNHKの朝ドラ「虎に翼」が話題です。日本で初めての女性弁護士であり初の女性裁判官となった三淵嘉子さんがモデルで、戦前の女性蔑視の時代を乗り越えて、日本国憲法14条の下で民法の親族相続編の改正作業にも尽力されました。非嫡出子の相続分、女性の再婚禁止期間、夫婦同姓強制など問題ある規定もありましたが、1条の2に「本法ハ個人ノ尊厳ト両性ノ本質的平等トヲ旨トシテ之ヲ解釈スベシ」(現2条)という条文が追加され、憲法13条、14条、24条が民法において具体化されたことは画期的なことでした。 |
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第335回 最後の一線
先月アメリカで発売された雑誌『TIME』の表紙を岸田首相が飾りました。ギャングのボスのようなすごみがありましたが、本人が選んだ写真なのでしょうか。そのキャプションとして、「日本の選択:岸田首相は数十年にわたる日本の平和主義を捨てて彼の国を真の軍事大国にしようとしている」(JAPAN’S CHOICE Prime minister Fumio Kishida wants to abandon decades of pacifism-and make his country a true military power)と書かれていました。 |
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第323回 マイ・プリンシプル
自分の考えを書いたり講演したりしていると、批判を受けることが多々あります。法科大学院制度ができるころもずいぶんと批判されました。塾では暗記や受験テクニックばかりの詰め込みがなされていて、まともな法曹が育たないと、司法試験を受けたこともなく現場を知らない大学教授から批判されたものです。 |
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第311回 憲法改正手続法
国会では憲法改正手続法の改正案が審議されています。2016年の公職選挙法の改正に伴い導入された投票環境向上のための7項目の規定を憲法改正の場面でも適用できるように整備するものです。駅や商業施設などに「共通投票所」を設置して投票しやすくすることが柱となっています。これ自体は良いことのように思われるかもしれませんが、改憲手続に関する根本的な問題が解決されていません。このまま改憲手続が整備されたとして、改憲発議が強行されたりすると重大な憲法問題が生じることになります。 |
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第299回 SNSの功罪
文春砲(週刊誌のスクープ)による幕引きは意外でした。 ですが法律を学ぶ者としては、賭け麻雀に惑わされずに、検察が行政権であるにもかかわらず、その機能が司法権に準じるという意味をしっかり理解することが重要です。裁判所は裁判によって判断するのですが、刑事事件においては判断対象を提供するのは検察です。検察が起訴しなければどんなに裁判所が判断したくても、裁判所は司法権を行使できません。ですから検察官による起訴は、刑事事件については司法権にとって不可欠の前提なのです。 |
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第286回 公益
旧優生保護法の下で不妊手術を強制された原告らが国家賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は5月28日に、この法律は幸福追求権などを規定した憲法13条に違反し無効と判断したのですが、国賠請求については20年の除斥期間経過を理由に請求棄却しました。全国で提訴されている同種事件の最初の判決です。 |
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第274回 手続的正義
国家公務員試験、司法試験は終わり、これから司法書士試験、予備試験論文、行政書士試験が行われていきます。各種試験において実力者が合格するのであれば、試験の公正な手続きなどどうでもいいと思う人はいないでしょう。誰が合格すべき実力者かわからないからこそ試験という適正な手続きが必要となるからです。 |
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第262回 自衛隊と憲法
憲法施行70年の5月3日に、安倍首相は自民党総裁という立場で、2020年に新しい憲法を施行するので自衛隊を憲法に明記する改憲を進めることを宣言しました。オリンピックとは何の関係もありませんが、オリンピックを共謀罪の口実にするなどの政治利用をしてきた首相ですから、その点はあまり驚きませんでした。 |
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第250回 憲法と政治
皆さんに一冊の本を紹介したいと思います。学習院大学の青井未帆教授が著した「憲法と政治」(岩波新書)です。毎日のように憲法関連の書籍に目を通しているとある種の慣れに感覚が麻痺してくることがあります。この本はそんな私の心を揺さぶり、改めて憲法と共に前に進む勇気を与えてくれました。 |
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第238回 想像力
法律家や公務員をめざす者が、勉強以外にどうしても鍛えなければならないことがあります。想像力、共感力です。憲法は1人1人が個人として尊重される社会をめざします。その中で専門知識という強い力をもって仕事をする法律家、公務員は常に具体的な人間として個人を見ることができるように、自身の想像力を鍛えて、相手の立場に立ってものを考えることができるように共感力を磨いていかなければなりません。 |
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第226回 価値基準
経済的自由よりも精神的自由や人格的生存に不可欠な人権を優先する。国民の生命・健康に関する危険を防止するために加えられる消極目的規制については、社会・経済政策の一環としてとられる積極目的規制よりも、厳格に審査されなければならない。こうした考えは憲法を少しでも勉強したことのある人間なら当然の部類に属することです。憲法には価値の序列があり、個人の尊重に直結する人格権が経済的自由に優先することもまた、理解しやすいことです。 |
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第214回 憲法25条
憲法は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と規定します。自民党改憲案はこの25条の前に、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」という規定を置こうとしています。家族が尊重されなければならないことは、道徳、倫理の話であって、憲法に規定して国民に押しつけるようなものではありません。個人の尊重を否定し個人よりも集団、戦前のような「家制度」を大切にしたいという発想が透けて見えます。 |
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第202回 試験の前後
先日、司法試験を終えたある塾生の話を聞きました。彼は試験後、すぐに英語の勉強を始めたそうです。合格後の目標に向かって新たな努力を始めているのです。もちろん、試験の合否はわかりません。失敗した科目もあるようです。しかし、そんなことは関係ありません。重要なことは自分の夢に向かって、努力し続ける姿勢です。仮に試験の結果が不本意に終わったとしても、こうして努力し続ける姿勢を持った人は必ず成功します。 |
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第190回 謙虚さ
44年前の布川事件に関する再審無罪判決がありました。1967年8月に茨城県利根町布川で起きた強盗殺人事件で、78年に最高裁で無期懲役が確定します。29年間獄中で過ごした後、96年11月に仮釈放されていた桜井昌司さん(事件当時20歳)と杉山卓男さん(同21歳)に対する再審が行われ、5月24日に無罪判決が言い渡されました。典型的な自白強要と検察による証拠隠しが原因の冤罪事件です。 |
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第178回 法律家の原点
みなさんに、目標とする法律家はいますか。「合格後どのような法律家になるか」を考えながら勉強することは大切です。「明日の法律家講座」などで、いまを生きる法律家の話を聞くとともに、過去の法律家にも目を向けてみてください。布施辰治という弁護士を再度紹介します。その仕事・生き方から私たちは多くのことを学ぶことができます。 |
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第166回 時間の過ごし方
5月から11月までさまざまな試験が続きます。試験は時間との闘いです。直前期には「もっと時間があれば」と誰もが思い、試験時間中は時間配分が勝負を決めます。そして終わった後は発表までの重苦しい時間が待っています。発表後の時間は人によって天と地ほどの差があることでしょう。同じ時間なのにどうしてこれほどまでに時期によってまた人によって感じ方が違うのでしょうか。 |
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第154号 『盤石な基礎』
孫子の兵法という有名な兵法書があります。非暴力平和主義とか憲法9条とかいっている人間が戦争の方法論を論じるのはどうかと思う方もいるかもしれませんが、試験は一種の戦いですから参考になる点はいくつもあります。二千五百年たってもなお様々な読みとり方ができて興味深いものです。 |
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第142回 権力
5月はいろいろなことがありました。憲法記念日、国民投票法成立、全国各地での講演、テレビ出演、そしてもう25年も続けている新旧司法試験会場での応援です。 |
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第130回 あいさつ
新司法試験の試験会場に4日間、立ちました。はじめての試験に緊張して臨む受験生を応援するためです。うっとうしく感じた人もいたでしょう。多くの人にはどうでもいい存在だったと思います。ですが、たった一人でも、私の姿をみて安心し、元気が出たという塾生がいてくれたらそれで十分に意味があると思い、立ち続けました。 |
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第118回 幸せ
人は差別化によって幸せを感じるところがあるようです。 |
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第106回 役割分担
先日、元レバノン大使の天木直人さんと「外交×憲法=平和」というテーマで対談をしました。有料にもかかわらずこの手の講演会ではめずらしく600人近くの人が小雨の中集まってくださいました。 |
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第94回 日本一
私は1995年に伊藤塾を立ち上げたとき、ここを日本一の法曹養成機関にしたいと考えました。松下村塾や適塾への思い入れから塾という名称を用いましたが、実質はロースクールのつもりでこれまで多くのことに挑戦してきました。 |
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第82回 不安と誇り
試験の勉強を続けていて、一番不安なことは先が見えないことです。 |
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第70回 ある宣言
2001年元旦に30歳の人のうちの72%、40歳なら57%、60歳でも31%。一体、何の数字だと思いますか。 |
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第58回 見えない現実
ある人の頭を軽く殴ったら、思いもかけず、その人が死亡してしまったとします。傷害致死罪が成立するでしょうか。自分には思いもかけない結果ですが、実は被害者は特異体質でした。その事情を知らなかった自分にとっては意外な結果になったというだけのことです。被害者の特異体質という基礎事情を知っている家族にとっては意外でも何でもない。当然の結果です。 |
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第46回 北風と太陽
少年犯罪に厳罰を科すべきだという主張があります。こうした議論を聞くにつけ、平和主義への対応の仕方とそっくりだなと思うことがあります。 |
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第34回 競争試験
この司法試験は資格試験ではなく競争試験です。 |
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第22回 システムと個人
私はこの塾から21世紀を動かす人材を生み出したいと考えて司法試験塾を創りました。 いつも言っているように司法試験合格は目標であって、けっして人生の目的ではありません。この塾では常に自分の人生の目的を考えながら当面の目標(合格)を突破できるようにしていきます。 |
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第10回 幸福権と幸福追求権
ある受験生がいました。彼女は今、心の病を患い、病院に入院しています。どのようにして私の自宅の電話番号を知ったのかわかりませんが、深夜、早朝とわず、電話をかけてきたり、長い手紙を書いてよこしたりします。初めははっきりいって大変に迷惑でした。夜中に電話でたたき起こされて、訳の分からない話を聞かされます。話題は彼女の生い立ちや自分をねらっているものがいるから助けてほしいというもの、フランスの構造主義の問題点、ボスニア紛争まで多岐にわたります。 |
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第372回 皇位継承と個人の尊厳
王政のイギリスから250年前に独立した共和制の米国では、トランプ大統領が、まるでマッチョな王のようにふるまっていると批判されています。他方、欧州では、かつて多くの王室で「男子優先」の継承法が採用されていましたが、現在では多くの国でこれが改められ、男女の区別なく長子が君主となる道が開かれています。これにより、スウェーデン、ベルギー、オランダ、スペイン、ノルウェーでは、女性が次代の君主として即位することが確実視されています。 |
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第360回 緊張を力に
試験が近づくと、どうしても緊張や不安で勉強が手につかなくなるものです。では、日頃の勉強の成果を本番で十分に発揮するにはどうすればいいのでしょうか。スポーツ選手やアーティスト、実務家にとっても、大舞台での緊張をどうコントロールするかは重要な課題です。 |
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第348回 人質司法
「角川さん、あなたは生きている間にはここから出られませんよ。死なないと出られないんです。」これは、6月27日に提訴された角川人質司法違憲訴訟の原告である角川歴彦氏が勾留中持病悪化によって命の危機を訴えたのに対して、拘置所の医者から投げかけられた言葉です。角川氏は、いち早くメディアミックスに着目してコンテンツビジネスを進め、角川書店をKADOKAWAに大きく育て、角川グループ会長を長年務めてきました。『失楽園』『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』などの映画プロデューサーとしても活躍し、映画の盗撮防止法の制定にも貢献した方です。 |
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第336回 後悔と不安に克つ
試験直前になると、「講義の復習をしっかりしておけばよかった」、「もっと早くから過去問を解いておけばよかった」などとこれまでの自分の勉強方法を後悔する受験生が出てきます。中には、こんなに大変な試験ならそもそも始めなければよかったと後悔している人がいるかもしれません。 |
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第324回 力には力を
前回の雑感では、愛国少年だった私がなぜ憲法9条に目覚めたのかを書きました。自分自身の経験や新渡戸稲造の『武士道』や勝海舟に影響を受けて、憲法9条の非軍事中立が最も自分の価値観にぴったりくるし、小さな島国である日本で国民・市民の命と生活を守るためには最も現実的な方法だと考えるようになったのです。そして、その根底には、憲法の個人の尊重や平和主義を整合的に矛盾なく考えたいという思いも強くありました。 |
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第312回 オリンピック
コロナ感染者が増え続けている中でオリンピックが強行されそうです。近代オリンピックは、主権国家同士の闘いではなく地域ごとの代表がそれぞれの技能を競い合う平和の祭典として始まったはずでした。残念ながら、1979年の旧ソ連によるアフガニスタン侵攻をきっかけに1980年モスクワ五輪では政治紛争に巻き込まれてしまいます。1984年のロサンゼルス大会あたりからは、スポンサーの広告価値を高める工夫や巨額な放映権料など五輪はビジネスの祭典の様相を持つようになりました。 |
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第300回 伊藤塾創立25周年を迎えて
伊藤塾は開塾してから今年で25年を迎えます。これまで大変なことも多々ありましたが、何とかここまでこられました。自分と一緒に頑張ってきてくれた仲間をちょっとだけ褒めて上げたい気持ちです。そして現塾生の皆さんと、これまで伊藤塾を学舎として苦楽をともにしてくれたこれまでのすべての塾生の皆さんに感謝します。今回は少しだけ自慢が入ることをお許しください。 |
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第287回 無罪の推定
私たちは、裁判という制度を真実発見のためのものとして考えてしまいがちです。ですが、民事裁判は紛争解決が目的ですし、刑事裁判も国家による刑罰権の発動を許してよいかどうかを判断するための手続きです。どんな裁判であっても人間が行う以上は、真実に到達できないこともあります。ところが刑事事件において、有罪とするには証拠上疑問が残るときでも警察・検察などの捜査機関は被告人を処罰しようとやっきになることがあります。職務熱心のあまりの思い込みもあるでしょうし、組織としてのメンツもあるかもしれません。ときに証拠の隠蔽、ねつ造を行うこともあります。それは例外的な事象と思いたいですが、実際にいくつかの裁判で明らかになっています。 |
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第275回 多様性その2
サッカーワールドカップの結果が気になって勉強が手につかなかったという人もいたと思います。結果はどうあれ、こうした本気の勝負は私たちに様々な話題を提供してくれます。日本チームの活躍に対して前評判との違いから手のひら返しという表現も使われました。他人の評価は本当にあてにならないものです。 |
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第263回 沖縄
6月23日沖縄慰霊の日に合わせて、安保法制違憲訴訟の沖縄提訴に参加してきました。那覇地裁が20箇所目の裁判所で、これで6,296人の原告、1,614人の弁護士が代理人となりました。ここでも塾生だった若手弁護士が何人も参加してくれています。住民4人に1人が犠牲になった沖縄戦の組織的戦闘が終結して72年。沖縄にとってこの慰霊の日は特別な日です。 |
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第251回 選択
試験では様々な選択を迫られます。試験の最中も発表後にも選択が必要になります。人生は選択の連続です。試験での選択は気合いでなんとかする人もいますが、人生の選択はそうはいきません。憲法は幸福追求権という人権を保障しますが、これは幸福の中身は各自がそれぞれ自分で決めること、その自分が決めた幸福を追求する過程を人権として最大限保障するという意味です。 |
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第240回 畏れ
試験に向けて勉強をしていると自分の力ではどうしようもないことに遭遇することがあります。どれだけやっても勉強がうまくいかない。仕事が忙しくなって勉強時間がとれなくなってしまった。試験直前に大切な人を亡くしてしまう。事情は人それぞれですが、もうどうしようもないなと諦めてしまいたくなることが必ずあるものです。人の人生に不条理や理不尽は容赦なく襲ってきます。 |
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第239回 憲法の番人
政治家による「マスコミを懲らしめる」発言にはあきれるばかりですが、政府与党は憲法学者、弁護士会のみならずあらゆる分野の学者の反対、そして国民の懸念などどこ吹く風とばかりに国会の会期を延長して強引に戦争法関連法を成立させようとしています。「自衛の措置が何であるかを考え抜くのは憲法学者ではなく政治家だ。」という発言があったとも聞きます。そのとおりでしょう。ですが、政治家はあくまでも憲法の枠内でそれを考え抜いて実践していかなければなりません。憲法を無視して好きなように考えることは素人でもできます。それではプロの政治家とはいえません。 |
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第227回 再び集団的自衛権
とうとう安倍政権は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をしてしまいそうです。この雑感が発表されるころには、首相の自信に満ちた記者会見も行われてしまっているのでしょう。また、公明党幹部の、解釈変更に何の問題もないかのような開き直ったコメントも発表されているのでしょう。はじめから結論ありきで、自公政権による茶番劇を見せられているかのようです。私たちは、自民党の憲法無視の体質、公明党の平和の党を名乗る欺瞞を決して忘れてはならないと思います。 |
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第215回 自信
本試験を前にすると自信がないと不安を感じる人がいます。自信とは何でしょうか。自分の何を信じたらいいのでしょうか。能力やこれまでやってきたことを信じろと言われても、そんなものは相対的で確たる根拠になりません。私は自分の存在自体を信じることが大切だと思っています。自分という人間は、今ここに自分しかいません。どんな理由があるのかわかりませんが、今、自分がここにいます。そしてその自分は世界にただ1人です。代替不可能な存在としてここにいること自体を自信の源にすべきだと思うのです。人が人であるのは、その人がそこに1人しかいないからです。誰もがかけがえのない個人として尊重されるということ(憲法13条)は、他の人にとって代わられることがないということです。 |
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第203回 秘密保全法
受験生にとって試験種を問わず、情報は決定的に重要です。正しい勉強方法は何か、どこが重要か、予備試験がどれほどチャンスか、すべて情報です。正しい情報を得た者が試験を制するといっても過言ではありません。インサイダー取引制限も不動産や金融商品の説明義務もみな情報格差による不公正を是正するための制度です。どんな場面であっても、情報を持つ者が持たない者を支配するのです。 |
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第191回 アジア
中国共産党創建90周年の記念行事が盛大に行われました。農民などの社会的弱者のための政党が巨大な国家をつくりあげ世界第2位の経済大国にまで引き上げたのですから、これはすごいことです。経済発展にとって権力分立や民主主義が不可欠の制度ではないことを雄弁に物語っているかのごとくです。 |
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第179回 正義
少し前まで大騒ぎしていた普天間基地移設問題はあたかも解決したかのようにメディアで話題に上らなくなりました。 |
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第167回 ABC兵器
原爆症訴訟で国は18連敗するまで、認定基準を厳しく制限してきました。自国民を核兵器の被害者として認定することすら、補償の範囲が広がりすぎて財政的負担が増すことを理由に躊躇していたのです。人の命や健康と金銭を比べて、後者を選択するという政治を自民党、公明党は続けてきたわけです。こうした政治の下で原子爆弾という兵器は、その瞬間だけでなく、現在まで被害者の方々を苦しめてきました。 |
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第155号 2つの主権
横浜弁護士会主催のシンポジウムにパネラーとして出席し、憲法と地方自治の観点から基地問題について発言してきました。基地周辺の爆音被害や米兵による犯罪被害、そして原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀母港化の危険性などについての報告もあり、沖縄の新垣勉弁護士からは地位協定という不平等条約に関しての講演、岩国の井原勝介前市長からは住民投票の意義や国の露骨な嫌がらせに関する話なども伺えてきわめて有意義でした。 |
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第143回 信頼
気の置けない仲間と温泉につかっているとほんとうに心が和らぎます。過密スケジュールの中ですから、滅多にそんな贅沢はできないのですが、信頼できる仲間と好き勝手なことを言い合ったり、他の客がいない深夜の露天風呂でふざけ合ったりする時間は、私には至福の時です。なぜか。心を許せる仲間だからです。信頼が根底にあるからです。 |
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第131回 捨てる
先日、「千円札は拾うな」(サンマーク出版)というベストセラーの著者でコンサルティング会社の社長である安田佳生さんと対談をしました。 |
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第119回 生きがい
私は、自分が人の役に立っているという実感を持てることは自分の仕事のやりがいに通じ、ひいては生きがいに通じてくるものだと思っています。 |
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第107回 民主主義
自衛隊が多国籍軍に参加するそうです。国民的な議論もなく国会による民主的コントロールもないままに決定され、それが既成事実として追認され、この国の形がどんどん変わっていきます。 |
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第95回 風景
今、週に2回、京都校で講義を行っています。 |
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第83回 異端の自由
今回のワールドカップでの日本チームは、外国人の監督の下で、海外経験組の選手が活躍したといわれます。純粋な日本選手にもトルシエ監督のこれまでにない指導方法が大きな刺激になり、海外遠征にも頻繁に連れて行ったことが功を奏したともいわれます。確かに、多様な経験をし、ちょっと異質だと思われるくらいの選手が活躍しているようです。 |
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第71回 J S A
JSAという韓国映画があります。南北分断を正面から取り上げ、南北の軍人の友情を描いたものですが、これを韓国の人はどのような思いで観るのでしょうか。シュリ以上の人気だったそうですから、多くの若者が支持したに違いありません。 |
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第59回 絶対に勝つ
ヒクソン・グレイシー。 |
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第47回 ある日の雑感
先月、ひとつ歳をとりました。 |
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第35回 情報
最近、情報公開がよく話題になります。 |
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第23回 才能と責任
The Great Lawyers IV - 王安石 1021~1086中国・北宋の代に、新法改革を推進した政治家。撫州臨川県(現在の江西省臨川市) が郷里。字は介甫(かいほ)。父・王益が江寧府(江蘇省南京市)で病死したのち、 そこで科挙の受験勉強に没頭。1042年、22歳にして科挙に第4位で合格。暫くは地方官として各地に赴任したが、67年に即位した神宗により中央に呼ばれ、翌年、副首相 (参知政事)となった。 |
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第11回 ガイア
「最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指していた。三日め、四日めは、それぞれ自分の大陸を指さした。五日めには、わたしたちの念頭にはたった一つの地球しかなかった。」(サウジアラビア、アルサウドさん) |
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第373回 「悪法も法である」のか
多くの法学者や法律実務家がその違憲性を指摘してきた国旗損壊罪が、7月17日、国会で成立してしまいました。その違憲性について、ここでは詳しく論じませんが、表現の自由(憲法21条)、思想・良心の自由(憲法19条)、罪刑法定主義(憲法31条)に違反し、立法事実を欠くにもかかわらず刑罰法規を設けることは、刑法の謙抑性にも反していると言わざるを得ません(「伊藤真の元気が出る憲法アップデート」第310弾、第340弾)。 |
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第361回 異質な他者との共存
参政党の新日本憲法が憲法学者の間でも話題になっています。起草者によると創憲案とのことですが、現行憲法96条の手続を経なければ憲法としての正統性は与えられませんので、法的には改憲案という位置づけになります。この改憲案と現行憲法との違いを確認することで、日本国憲法の本質をより明確に知ることができます。 |
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第349回 あれから10年
2014年7月1日に集団的自衛権行使を認める閣議決定がなされてから、今年で10年になります。大学生の皆さんにとっては、中学、高校でこの政府見解を当然のことのようにして習ってきたため、安保法制法が違憲と言われてもピンと来ないかもしれません。 |
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第337回 戦争と知性
先月、ベラルーシに入ったワグネルの戦闘員は約1200人に上り、その大半がポーランド国境に近いオシポビチ近郊の軍事キャンプにいるとの報道がありました。ポーランドは、ベラルーシ国境に警察要員500人を追加派遣し、軍、国境警備隊とあわせて7500人態勢で警戒にあたる構えだそうです。第二次世界大戦でナチスの侵攻を受け、ユダヤ人とともに大量虐殺の被害を受け、旧ソ連と西側の狭間で苦しんだポーランド国民はとても不安なのではないでしょうか。 |
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第325回 ポツダム宣言
日本は8月14日にポツダム宣言を受諾し、翌15日、天皇が国民に敗戦を告げて15年以上続いたアジア太平洋戦争が終わりました。9月2日の戦艦ミズーリ艦上での降伏文書の調印が正式な終戦ですから、アメリカでは1945年9月2日が第二次世界大戦の対日戦勝記念日(Victory over Japan Day)となっています。 |
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第313回 オリンピックと戦争
今日の東京も耐えられないほどの猛暑でした。東京の7、8月について「穏やかで晴れた天候が多く、選手が最善を尽くすために理想的な気候を提供する」とアピールして誘致したオリンピックですが、こうして明らかな嘘から始まり、原発汚染水のアンダーコントロール、復興五輪、おもてなし、コンパクト五輪、新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証、そして多様性と調和など、大会運営側の嘘と白々しさにうんざりしながら、選手たちの活躍だけが救いになってしまっています。 |
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第301回 目標と目的
最近はYouTubeの動画などを増やしています。伊藤塾も25周年で変わると宣言した以上は変わらないといけません。伝えたいこと自体は何も変わらないのですが、私たちの想いや考えを伝える方法は変えていこうという意思の表れです。塾を創設した当時の記憶や当時の理念を今の伊藤塾講師に引き継いでいくことは、本物の法教育を続けていく上で重要なことだと思っています。 |
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第288回 プロの誇り
参議院議員通常選挙が終わりました。翌日の新聞一面の見出しは興味深いものでした。朝日、毎日、日経、産経、そして東京新聞は、皆「改憲勢力3分の2に届かず」という趣旨のものでした。それに対して読売新聞だけがそれには触れず「与党勝利 改選過半数」が一面トップの見出しでした。印象がまるで違います。安倍首相は、改憲を公約として掲げ、憲法改正を議論してほしいという国民意思が表明されたかのような発言をしていますが、各種世論調査では優先して取り組んでほしい課題について、改憲は数%にすぎず、国民の関心は社会保障、増税など日々の生活にあることは明らかに思えます。そもそも依然として一人一票が実現していない選挙ですから、その結果には何の民主的正統性もありません。 |
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第276回 存在価値
自民党の杉田水脈議員が月刊誌に寄稿した内容が話題になりました。「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。」という部分が主に批判されたようです。この発言に対して、自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「人それぞれ政治的立場、いろんな人生観、考えがある」と述べ、問題視しない考えを示したそうです。本人も党のこうした考えを自民党の懐の深さとツイッターで評価しています。 |
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第264回 イメージ戦略
先日、15年目を迎えた「青年劇場の俳優たちによる朗読 平和へのメッセージ」の舞台に行ってきました。声から受ける印象、声のメッセージ力は甚大です。先日亡くなった元自衛官の泥憲和さんの街頭演説の再現から始まり、最後の江藤文夫さんの「平和の思想について」まで豊かで力強い舞台でした。第2部冒頭では、私が書いた絵本「あなたこそたからもの」※1も取り上げていただき、素晴らしい演出によりまったく新しい作品に仕上がっていました。 |
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第252回 命の価値
自民党の改憲草案は、個人の尊重を否定しています(13条)。かけがえのない個人として尊重することを否定するということは、個人を取り替えがきく道具のように使うことを肯定し、何かの役に立たない人間の尊厳を尊重しなくてもいいという考えにつながります。 |
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第228回 主体的に生きる
安倍首相は最高裁が違憲状態だと断言した選挙によって選ばれた国会議員から選出されているのですから、なんら民主的正統性がありません。つまり首相としての法的な資格がありません。医師の国家試験に合格していない人が医者をやっているのと同じです。無資格者です。医者ならば偽医者といわれる立場なのですから、偽首相です。バカ首相とか暴走首相というような呼び方は失礼にあたるかもしれませんが、首相であることを認めた上での呼称であり単に能力を批判しているだけです。しかし、能力以前にそもそも、法的な資格がありません。正当な選挙による主権者の代表から選ばれたとはいえないただの人です。偽首相が組閣した内閣での閣議決定はその内容以前に違憲であり無効です。これが事の本質ですが、この本質を誰も真正面から見ようとしません。まるで私たちには主権者としての自覚がないかのようです。 |
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第216回 自信の源
先月も書いたように(第215回『自信』)、代替不可能な自分の存在自体を信じることが自信の源です。そしてそれはいくつもの困難を乗り越えてなんとかやってきたという経験の積み重ねから生まれます。経験は自分だけのものであり、そこから何を感じ、身につけるかもその人だけの固有のものです。だから一人一人違った個性のかけがえのない自分ができあがっていくのです。 |
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第204回 オリンピック
オリンピックの度に思うのですが、4年に一度というのは選手にとって本当に過酷です。この機会を逃したら次は4年後までひたすら自らを鍛え続けなければなりません。これに比べれば、ほとんどの試験は毎年行われますから幸せなものです。1年間努力するくらいなんでもないことに思えてきます。それにしても4年間待たされるとはずいぶんと大きな制約ですが、そもそもスポーツそのものが一定の制約の中で競い合うものです。一定の距離、時間、回数、手段など様々な制約の中で技を競い能力を極限まで高めていきます。そこで人間の無限の可能性を見せつけられ、驚きと感動を覚えるのです。 |
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第192回 意志の力
東日本大震災の被災地に足を運ぶたびに思います。こうした被害で犠牲になるのは、いつも弱い立場の人たちであり、少数者なのだと。2万人の犠牲者も、10万人の避難者も全国民から見たら少数派です。多数派である大多数の人が何を思い行動するかが決定的に重要なことなのだと思います。 |
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第180回 弁護士の貧困
最近、弁護士にはなったけど仕事がないという報道をたびたび目にします。先月も新聞で「司法制度改革で弁護士が急増、新米弁護士に仕事がまわってこなかった」「先輩事務所の軒先を借りる軒弁・・日中、事務所でネットサーフィンをして過ごすことも多かった」という記事が全国紙の一面に掲載されました。 |
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第168回 総選挙と国民審査
先月も旧司法試験受験生の応援で論文試験会場に早朝から立っていました。1984年から25年間ずっと立ち続けてきましたが、これもあと1回かと思うと感慨深いものがあります。新司法試験や司法書士試験でも同様に応援していますが、旧司法試験には格別の思いがあります。 |
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第156号 合格後を考える
4年に一度のオリンピックで、超一流の選手はしっかりと結果を出します。一瞬に焦点を合わせたこの集中力は驚異的です。一般的には、この日を目指して、この一瞬のために精一杯頑張ってきたと思われています。 |
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第144回 戦後レジーム
先の参議院選挙では改憲もアフガニスタン・イラク自衛隊派遣も争点になりませんでした。国民にとっては自分の生活がかかっている年金や格差の問題こそが皮膚感覚で理解できる命に関わる問題だからです。同様に受験生にとっては、試験以外のテーマにはあまり関心が持てないかもしれません。 |
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第132回 蝉の声
夏になりました。 |
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第120回 法の支配
世界はますます混迷を深めています。イラクでの米兵死亡者が1700人を越えたことなどが影響して、アメリカでは兵士不足解消のため、予備役召集から徴兵制復活となる可能性も否定できないとの見方も出てきました。ロンドンでの同時多発テロ、エジプトでのテロなど悲しい事件が続いています。また、アジアでも中台問題、北朝鮮の核疑惑、拉致問題、領土問題など、私たちの生活を脅かしそうな物騒な話題には事欠きません。世界はますます暴力と財力がものを言い、不信と猜疑心が渦巻く社会になろうとしているようです。これが人間の現実の姿なのだと突き放して論評してみせるのは、たやすいかもしれません。しかし、それでよいのでしょうか。 |
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第108回 意味を問うこと
今、「平成の論文過去問が一気にみえるようになる講義」という夏期講習の真最中です。正直に言ってきついです。毎日受ける方も大変ですが、講義をする方も準備に追われ寝る時間もありません。 |
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第96回 別の人生
「他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ。歌に限らず他人の判断ばかりを気にしていては本当の人間として責任がもてない。もし自分がヘマだったら、ああおれはヘマだなと思えばいい。もし弱い人間だったら、ああ弱いんだなあでいいじゃないか。」太陽の塔の岡本太郎氏の言葉です。本当に強く生きることのできる人の言葉だなあと思います。 |
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第84回 準備と失敗
完全に準備ができていないと、前に進めないということはありませんか。完璧に復習が終わってから次に進もう、講義をマスターしてから答練を受けようという具合に。 |
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第72回 勝者の常識
少し前にイチロー選手の作文が話題になったことがあります。具体的な数字で将来の目標を明確に掲げているからです。 |
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第60回 本音で生きる
いくつかの大学からロースクールに関するシンポジウムに招かれ、発言する機会を得ました。一方的に批判するだけではフェアーではないと考える、見識ある大学人の方もいるのです。両当事者の言い分を聞いたうえで、事実に基づいて判断するという法律家らしい議論がやっとできるようになりました。 |
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第48回 情報とプライバシー
今は、情報さえあればなんでもできる時代です。 |
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第36回 自分の位置づけ
最近、自分がこのままでいいのか不安だという相談をよく受けます。 |
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第24回 ささいな幸せ
公園でふとベンチにすわって子供たちの遊んでいる姿を眺めるのが好きです。道を 歩いていて空を見上げ、照りつける太陽をまぶしげに仰ぐのが好きです。あの輝きを 見るたびに思います。この太陽はさっきまでアメリカや太平洋を照らしだし、これからユーラシア大陸に恵みを与えていく。本当に世界中のすべての人々に分け隔てなく 光り照らすという大仕事を毎日黙々とこなしているのです。 |
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第12回 ”試練”の意味
勉強中や試験前などに私たちは不安になるものです。 |
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第374回 東京裁判の光と影
今年9月2日は、81年前日本が降伏文書に署名した日です。そして1946年5月3日は東京裁判(極東国際軍事裁判)開廷日で、今年開廷80年に当たります。 |
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第362回 自衛官の人権
先月も集中豪雨などで全国に大きな被害がありました。1923年9月1日に関東大震災を経験した日本では、9月は防災を考える時期でもあります。日本は地震、台風、豪雨、火山噴火など、世界的に見ても自然災害が多発する国です。そのため、災害発生時には迅速かつ組織的な対応が求められます。その中で大きな役割を果たしているのが自衛隊の災害派遣です。 |
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第350回 震災と原発
1939年9月1日にドイツ軍のポーランド侵攻で始まった第二次世界大戦は、8月14日の日本によるポツダム宣言受諾、15日の天皇による玉音放送、16日の大本営による帝国軍隊への停戦命令を経て、9月2日日本の降伏文書への調印で終結しました。戦後日本の安全保障政策はこうして敗戦から始まりました。 |
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第338回 原発汚染水
福島第一原発事故汚染水の海洋放出を巡って、日本国内でも賛否が分かれています。風評被害を憂慮する声が高まっているだけでなく、中国による日本産食品の輸入規制や日本製品ボイコット、中国本土から日本への迷惑電話など実害も生じています。この汚染水海洋放出に反対することが、あたかも風評被害を広めて福島の皆さんたちの生活を脅かしているかのような言動を拡散する著名人もいるようです。この汚染水処理の問題は、原子力政策そのものに対する賛否も影響して論点も多岐にわたりますが、法律家に必要な分析力や考える力の素材になると思うので、議論する訓練のひとつとしてこの雑感でも取り上げることにしました。 |
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第326回 信教の自由
ウクライナへのロシアによる軍事侵攻から6ヶ月たちました。一向に停戦の兆しは見えません。国連によるとウクライナ市民の犠牲者は5587人、国外避難した人は約1115万人、インフラ被害は15兆円余りだそうです。もちろん、こうした数字では現すことができない一人ひとりの人生の破壊が半年以上も行われてきたわけです。 |
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第314回 失敗と成功
何かに挑戦すれば必ず結果がついてきます。オリンピック・パラリンピックなどを始めとしたスポーツ競技はもちろん、新しい仕事への挑戦、そして各種試験の合否など、私たちは様々な結果に遭遇します。そして結果には成功もあれば失敗もあります。今回は、その受け止め方について少し考えてみます。 |
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第302回 安倍退陣
まだまだ続く公務員試験や予備試験論文、今月末の司法書士試験、11月の行政書士試験に向けて頑張っている塾生の皆さんの中には、早く試験が終わらないかとやきもきしている人もいるかと思います。先月、夏真っ盛りの中、異例の司法試験、予備試験短答、国家公務員総合職試験が終わりました。何事にも必ず終わりがあります。時間は面白いもので必ず前に進んでいくのです。今、試験直前期で不安な皆さんも、数週間後には試験前の自分を振り返ってあっという間だったなと思うはずです。 |
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第289回 寛容
立憲主義が成り立つために私たち市民が身につけるべき特性として、寛容性があると考えています。「人はみな違う」ことを前提に、その共存を図ろうとする以上は、自分の価値観や感性、ときに正義感と異なる他者の言動を受容することが不可欠だと思うからです。唯一の例外はドイツの「闘う民主制」と呼ばれる憲法忠誠の強制でしょうか。自由で民主的な基本秩序に反するような言論はドイツでは憲法上保障されていません。例えば、ナチズムを擁護する言論が規制されていることは皆さんも承知のことかと思います。 |
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第277回 変化
1995年に伊藤塾を立ち上げ、最初の雑感で私が期待する法律家について書きました。今でも、その考えは変わっていません。ですが、そこに最近はもう一つ付け加えるべきだと思っています。それは変化に対応する力を持った法律家です。何を今さらと思われるかもしれませんが、変わらぬ社会などないからです。 |
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第265回 一歩先
8月は戦争について考えさせられる月です。戦争など日本にとっては過去のことと思っていた人も多いと思いますが、北朝鮮のミサイル実験によって文字通り目を覚まされた人もいるのではないでしょうか。 |
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第253回 オリンピック
9月の臨時国会における憲法審査会では、憲法改正論議が進むようです。ですが、改憲勢力が各院で3分の2を占めたことにより、憲法改正の可能性が出てきたとの報道には違和感があります。国会で行うべき憲法改正の論議は、それぞれの議員や政党が自分たちの理想とする憲法をサロン談義のように言い合うことではありません。あくまでも、現行憲法のどの条文がどのような理由から不都合なのか、それをどう変えなければならないのかを具体的に論議しなければなりません。 |
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第241回 マグナカルタ
ロンドンの大英図書館ではマグナカルタの特別展示をしています。最初にジョン王に対して突きつけた1215年から800年というわけです。現在でもこのマグナカルタの中のいくつかの条文はイギリス憲法として使われています。800年前の法典が生きているとは本当に驚きですが、それだけ普遍的な価値だということなのでしょう。 |
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第229回 歴史に学ぶ
先日、気が置けない友人たちと松本に一泊温泉旅行に行ってきました。少し時間に余裕があったので、松本市歴史の里という松本市立博物館の分館を皆で見学することができました。松本は夏の風物詩となっているサイトウキネンフェスティバルをはじめとして、様々なイベントが頻繁に実施される文化都市として有名ですが、一風変わった博物館がいくつもあります。今回は司法博物館を見学してきました。明治憲法時代の裁判所が城跡から移築されたものです。日本で唯一、完全な形で残っているものだそうです。裁判官と検察官が並んで高い法壇の上から被告人と弁護人を見下ろすその構造は、まさに糾問主義そのものです。組織としての司法権の独立などなかった当時の様子もよくわかります。他にも少年刑務所独居房や製糸工場なども移築されていて、多くのことを学ぶことができました。 |
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第217回 歴史
8月はどうしても平和や歴史のことを考える機会が増えます。原爆投下やポツダム宣言受諾など戦争に関連する忘れられない日が続くため当然ではあります。14日に空襲を受けた人々やこの日に特攻機で出撃して帰らぬ人となった若者たちのことを思うと、歴史の一日ちがいの残酷さを感じます。 |
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第205回 国境
領土問題もかつては、外務省などの官僚がしっかりとした方針をもって政策を実現していけば大きな問題は回避できました。しかし、最近の情報化社会そしてインターネットで瞬時に情報が世界を駆け巡り、SNSによってそれが共有される時代になると、明らかに領土問題のプレイヤーも官僚、政府、政治家などだけではなくなってきました。まさに国民自身が当事者として領土問題そのものに大きな影響を与えることになります。国民にも一定の能力が求められるようになったのです。 |
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第193回 試験とビジネス
NHK「仕事学のすすめ」(NHKウェブサイト)に出演することになり、法律の勉強がいかにビジネスに役立つかを考える機会を得ました。憲法や法的思考そのものも、もちろん様々な仕事に役立つのですが、ここでは勉強方法などがいかに仕事に役立つかというテーマです。勉強の過程で法律の内容以外にどんなことを学び、トレーニングすることになるかを改めて挙げてみました。 |
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第181回 活躍の場
最近、仕事で韓国企業とつきあうことが増えました。その顧客対応の素早さや質の高さに毎回驚かされます。特にインターネットの分野では普及率のみならず技術面でも世界最高水準です。 |
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第169回 弱点分析
今回の総選挙における70%近い投票率、劇的な結果は、国民の主体的な意思によって国も変わりうるという民主主義の原点を実感させてくれました。ただ、全国民の代表であるはずの候補者のほとんどが各自の選挙区において「皆さんの代表として、地域の代表として頑張ります」と声高に叫ぶ姿は、この国の憲法レベルがまだまだ発展途上にあることを示していました。 |
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第157号 オリンピックとアフガン
チベット問題、グルジア紛争など報道するべきことはたくさんあったはずですが、先月のマスコミはオリンピック一色でした。確かに4年に一度の「その瞬間」に向けて努力を重ねてきたアスリートたちの活躍は結果にかかわらず心を打ちます。 |
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第145回 満天の星
モンゴルというとホーミーや馬頭琴、満天の星空を思い浮かべますが、先月は横綱朝青龍の顔が浮かんできました。あるアメリカのジャーナリストは、世界では戦争しているというのに日本でこれだけ同じ話題を繰り返し報道しているのは理解できないと言っていました。マスコミのあり方もさまざまです。 |
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第133回 芸人
「憲法9条を世界遺産に」(太田光・中沢新一、集英社新書)を読みました。あの爆笑問題の太田さんと、民俗学者で思想家の中沢さんの対談というのですから、おもしろくないはずはないと思って手に取りました。 |
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第121回 変化
日本はこの選挙で変わるのでしょうか。政治が変わるということは、私たち国民が変わるということです。 |
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第109回 オリンピック
アテネオリンピックでの超一流の選手の活躍には目を見張るものがありました。選手たちの姿を見て、多くのことを実感できたのではないかと思います。「やればできる」ということ。目標を明確に持つことの重要性。まさに自分との闘いであって、周りを気にせず自分を信じて進むこと。ときには既成概念をうち破る勇気が必要なこと。目的意識を持って徹底して弱点補強のトレーニングすることの有効性。根性論ではなく科学的な準備が不可欠なこと。負けたときの対処の仕方でその後が決まること。4年に一度巡ってくるチャンスのために、徹底した自己管理を行ってコンディションを整えていくことの難しさ。 |
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第97回 個人と公共
私は、子どものころから高いところが好きです。視点の変化が楽しくて、木登りが大好きでした。 |
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第85回 故郷
お盆の時期になると、里帰りをする人でどこの交通機関も大混雑です。 |
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第73回 内なる力
あたりまえのことですが、私たちはそれぞれ姿形が異なります。音楽が好き、絵が好き、運動が得意、勉強が得意など他の人と異なるものが好きだったり得意だったりします。憲法でいう個人の尊重です。これらは科学の世界ではみな遺伝子の働きと言われているようです。何かをする能力、何かを感じる能力、すべて遺伝子の働きによります。 |
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第61回 人格的自律
よく、この試験は先が見えないから不安だと相談されます。しかし、先が見えることが本当に安心で幸せなことなのでしょうか。自分の人生の先が見えるとしたら、それを見てみたいと思いますか。 |
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第49回 歴史の意味
アウシュビッツほかのいくつかの強制収容所をポーランド人の案内でドイツ人とともに見学に行きました。私たちの前で生存者の方が修学旅行と思われるイスラエルの子どもたちに当時の悲惨な体験を語っていました。 |
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第37回 事実の受け入れ方
択一試験で自己採点と返ってきた評価があまりにも違うので混乱しているという相談を何件も受けました。論文の評価がわかったときでも同じ事が起こる可能性もあります。 |
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第25回 無意識の自分
前回、私のストレスマネージメントの話をしました。あそこでお話できなかったことがひとつあります。それは無意識の力です。また、妙なことを言い出したなと思われる方もいるかもしれませんが、最近カウンセリングをしているとあがり症の相談が多いのです。択一や論文の本試験であがってしまうというのです。本当に実力がある方だけに残念です。口述前でもありますしこの機会に少しお話をしておきます。 |
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第13回 そんな法律家に私はあこがれる。
自分の頭で考えて、自分の価値観で意思決定して、その結果について自分で責任のとれる法律家に私はあこがれる。 |
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第1回 開塾のご挨拶 ●塾長あいさつ
私はこの塾から21世紀を動かす人材を生み出したいと考えて司法試験塾を創りました。 |
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第375回 教育の政治的中立性
2026年9月13日に沖縄県知事選挙が行われ、古謝玄太氏が当選しました。敗れた玉城デニー氏は記者会見で「私の努力不足はもちろんだが、SNSのおぞましさはどうにかしないといけない」と述べ、法的な規制の必要性に言及しています。SNSでは「同志社国際高校の生徒は辺野古の抗議活動に参加していた」「生徒を船に乗せたのは沖縄県の事業で、県の予算が使われていた」といったデマが多数飛び交っていました。「この平和学習は政治的に偏っている」という批判もありました。今回は、教育の政治的中立性について考えてみます。 |
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第363回 国際標準と独自性
メディアでは連日、自民党総裁選挙の様子が報じられています。この結果が日本の総理大臣という行政のトップを決めることになるのですから、メディアが強い関心を寄せるのは当然です。しかし、先の参議院選挙における自民党の得票率は21%にすぎません。有権者の21%が支持した政党の内部の議論だけで、日本の総理大臣が事実上決められてしまうのです。 |
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第351回 袴田事件
9月26日、静岡地裁で袴田巌さんへの再審裁判で無罪判決が出ました。今回の無罪判決は、逮捕されてから58年間に渡る、ご本人と姉の秀子さん、弁護団、そして支援者の皆さんたちの努力の賜物です。ですがこの事件そのものが日本の刑事司法の大きな汚点であると同時に敗北であると思っています。これだけの人権侵害の救済に58年もの歳月を要した日本の刑事司法の現状は直ちに改めなければなりません。 |
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第339回 大法廷弁論
9月20日に最高裁大法廷で、昨年7月の参議院議員通常選挙に関する一人一票実現訴訟(人口比例選挙実現訴訟・議員定数不均衡訴訟)の弁論をしてきました。最高裁大法廷での弁論も今回で10回目になります。国を相手に裁判をやっていると、行政訴訟や国賠訴訟を提起するだけで左翼だと決めつける人が昔からいました。いろいろな考えがあることは承知していますが、権力を信頼しきってしまうのでは憲法も立憲主義も不要となります。そうした権力への無邪気な信頼が持つ危険性を理解した上で、「理のある」批判をしてもらいたいものです。 |
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第327回 裁判官のススメ
人の評価などあてにならないものですから、自分で生きたいように生きるのが一番です。安倍元首相の評価も評価する人の立ち位置によってまったく異なります。評価の物差しが違うのですから当然のことです。私は立憲主義や憲法価値の実現という観点から政治家としては全く評価しませんが、戦前の日本のような軍事的に強い国を目指そうという人や、抑止力を高めて軍事力によって自国の安全を守ろうという人たちには、人気があります。 |
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第315回 講義と雑談
人は様々な失敗をする。前回はその事実に向き合う方法、受け止め方について書きました。失敗そのものは、私たちが人間である以上は避けることができません。別の言い方をすれば、失敗があるからこそ個人は人として成長し、人類全体も進歩してきました。殺し合い、戦争を経て、殺人はいけない、戦争は違法だという規範を共有するようになってきたのです。そこに至るまで膨大な血と涙が流されてきたことは、仮に犯罪や戦争の被害者でなくとも容易に想像できます。 |
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第303回 エリートの矜持
菅義偉首相が、日本学術会議が推薦した会員候補者105名のうち6名の任命を拒否していたことが、10月1日の報道で明らかになりました。日本学術会議の推薦者を首相が会員に任命しなかったのは、現行制度では初めてです。 |
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第290回 権力分立
皆さんは国会は何をするところだと思いますか。立法するところだという答えはもちろん正しいのですが、それだけではありません。政府を監視する機能があります。立法権限だけではないので、憲法第4章のタイトルは国会となっていて立法ではありません。同じく、内閣も行政権だけでなく様々な権限を有しますので、第5章は内閣です。それに対して、裁判所はほぼ司法権を行使する機関です。もちろん司法行政権や客観訴訟も行いますが、その本質的な権限は司法権ですから、第6章だけは裁判所ではなく、司法となっています。 |
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第290回 権力分立
皆さんは国会は何をするところだと思いますか。立法するところだという答えはもちろん正しいのですが、それだけではありません。政府を監視する機能があります。立法権限だけではないので、憲法第4章のタイトルは国会となっていて立法ではありません。同じく、内閣も行政権だけでなく様々な権限を有しますので、第5章は内閣です。それに対して、裁判所はほぼ司法権を行使する機関です。もちろん司法行政権や客観訴訟も行いますが、その本質的な権限は司法権ですから、第6章だけは裁判所ではなく、司法となっています。 |
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第278回 沖縄と幸福追求権
正直、ほっとしました。沖縄県知事選挙です。8万票ほどの差をつけて玉城デニーさんが当選しました。辺野古新基地建設を強行している政府は自民、公明両党が幹部を送り込み、党を上げてなりふり構わず佐喜真候補を支援していました。組織票では圧倒的に不利でしたし、デマ情報も飛び交い、辺野古問題を争点にしないようにする相手の戦術も功を奏しているとも言われていたので本当に心配していました。しかし、結果は、復帰後の知事選では過去最多票を得ての勝利でした。無党派層の7割が玉城氏に投票しました。辺野古新基地反対、安倍政権にノーを突きつけた県民の誇りと意地を見せてくれました。 |
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第266回 ゆっくりいそげ
9月27日に参議院選挙無効裁判の最高裁判決がありました。合憲判決、完敗でした。最大較差が5倍だった2011年の参院選と、4.77倍だった2013年の参院選に対しては過去2回、違憲状態判決だったのですが、今回は2つの合区を含む3.08倍の選挙区割りを合憲としました。 |
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第254回 覚悟
先日、司法試験合格祝賀会がありました。伊藤塾開塾前の私の講義から勉強を始め、ずっと塾生でいてくれた人がいました。5年めの最後のチャンスで合格した人もいます。一度就職し働きながら合格した人も何人もいます。伊藤塾には短期合格者も多いですが、こうして「ゆっくりいそげ」を心に、自らの道を切り拓いてきた塾生が大勢います。皆さん、「やればできる必ずできる」「最後まで絶対に諦めない」を実証してくれました。 |
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第242回 個人と民主主義
安保法制が自民党・公明党による採決の強行によって成立しました。ほとんどの憲法学者のみならず、元法制局長官や元最高裁長官まで違憲といい、すべての弁護士会が立憲主義に反するという意見書や決議を出した安保法制です。地方公聴会の報告もなされず、議事手続き上も決議不存在としかいいようのない中での成立でした。私も参議院で参考人として意見を述べましたが、結論先にありきのセレモニーのような国会審議でした。米国との約束によって結論が決まっているものを消化試合のように淡々とこなしていく、そんな国会をみて、これがこの国の民主主義かと幻滅した人もいるかと思います。しかし、幻滅することばかりではありませんでした。国会の外と内とでは3点できわめて対照的だったように思います。 |
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第230回 一流
各種試験の合格発表が続きました。伊藤塾では新たな門出を祝って試験種ごとに趣向を凝らした合格祝賀会を行っています。来賓のお話を伺うのですが、一流の方のスピーチは心を打つものばかりです。私はこうして塾生の皆さんが一流の方々に接する場を設けることも本物の法律家、行政官を育成する伊藤塾の役割だと考えています。 |
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第218回 主人と従者
「人民が情報を持たず、情報を入手する手段を持たないような人民の政府というのは、喜劇への序章か悲劇への序章にすぎない。知識を持つ者が無知な者を永久に支配する。」これはアメリカ合衆国憲法の起草者の一人であるジェームス・マディソンの言葉です。 |
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第206回 事実と意見
日中国交回復40年はきわめて残念な形で迎えてしまいました。尖閣諸島問題が日中関係を悪化させてしまったようです。先月、毎年恒例の中国スタディツアーで、南京、武漢、上海を訪問してきました。9月18日までの1週間です。1931年のこの日に満州事変の発端となった鉄道爆破事件(柳条湖事件)が関東軍の謀略によって引き起こされました。 |
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第194回 合格後を考える
伊藤塾でゼロから勉強を始めて、3年で司法試験に合格された方の体験談を聞きました。他学部、社会人出身です。基本(基礎マスター)を何度も何度も繰り返して徹底させたこと、しんどくても最後まで絶対にあきらめないことなど、貴重な話でした。 |
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第182回 法律家
法律家の定義とは何でしょうか。市民に聞くと、法律の専門家、裁判をする人、六法全書を暗記している人などいろいろな答えが返ってきました。皆さんの中にも、明確に法律家を定義して目指しているわけではない人もいるかもしれません。 |
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第170回 プレッシャー
どんな試験でも受験は自分との闘いです。それは不安やプレッシャーとの闘いでもあります。日々の勉強の中で自分を鍛え上げ、実務家になったときに迎えるであろう「ここ一番という瞬間」に負けない心を作り上げていくのです。日々のプレッシャーへの立ち向かい方はプロのスポーツ選手の言動が参考になります。イチロー選手の言葉には詩人のような繊細さと実践の中から生み出された強さがあります。以下の引用はすべて、『未来をかえる イチロー262のNextメッセージ』(「未来をかえるイチロー262のNextメッセージ」編集委員会著、ぴあ、2008年)からです。 |
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第158回 世襲
またしても、世襲議員が総理大臣になりました。小泉元首相も次男を4代目の政治家にしたいそうです。構造改革を叫んでいた人が結局はもっとも改革すべき部分に関して、旧弊を踏襲してしまうのですから、その改革がいかに口先だけのものであったかがよくわかります。 |
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第146回 リスクと決断
憲法制定過程を描いた「日本の青空」という映画があります。憲法学者の鈴木安蔵氏らが作った憲法案がマッカーサー草案の参考にされたという史実を劇映画にしたものです。伊藤塾も少しだけ協力しています。 |
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第134回 自由
私たちは自分の生き方や幸せの定義について、人から強制されない自由を持っています。 |
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第122回 心の満足
先日、7つめの法令違憲判決がでました。 |
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第110回 ねばり強さ
今年、伊藤塾出身の国家 I 種試験の合格者は驚異的な成績を残してくれました。財務省、経済産業省、外務省、総務省などあらゆる省庁に内定が決まり、これからの日本を支える重要な仕事につくことになります。国 I クラスからの合格率(合格者占有率ではありません、合格率です。)も70%を越えます。公務員試験の受験指導業界では後発であるにもかかわらず、驚異的な成果です。これは個別指導を徹底した斬新なカリキュラムと心から親身に指導した講師やスタッフの努力の賜物ですが、何よりも塾生の皆さんが本気で自分の夢を追い求め、ねばり強く真剣に努力し続けた結果にほかなりません。 |
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第98回 闇の中で
今進んでいる法科大学院制度の構築の中で圧倒的に弱い立場にいるのが受験生です。ですから制度を作る強い立場の者は、十分な配慮を求められます。ですが、先日発表された大学入試センター実施の統一試験の追試に関しては、そうした配慮が全くみられません。 |
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第86回 仲間
ゴルフが好きな人には申し訳ないのですが、私はゴルフができません。 |
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第74回 ソフトパワー
9月11日。多くの方が亡くなりました。残念でなりません。一人一人それぞれ人生があっただろうし、家族や愛する人を残して逝くことの無念さを思うと言葉もありません。これだけ多くの人の死は何を意味するのでしょうか。さらに多くの人の命を奪うことで解決する問題なのでしょうか。物事には必ず原因があります。国民の生命を守る責任がある国家は、原因の究明とその根絶にどれほどのエネルギーをかける覚悟でいるのでしょうか。 |
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第62回 過去と未来
「過去を忘れず、将来への警めとするという言葉があります。中国と日本との悲しい歴史は千年以上の中日友好のうち数年でしかありません。当時の日本軍国主義が悪いのであって、兵隊ひとりひとりはむしろ被害者だと思っています。」南京にある虐殺記念館でのある中国人の言葉。そこには、3年前に地面を掘り返したときに出てきた人骨を発掘状態のまま展示してある。 |
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第50回 旅
久しぶりに旅行をしました。 |
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第38回 授権資本制度
皆さんは、こんなはずじゃなかった、と思うことはありませんか。 |
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第26回 学びの秋
民法を制する者は司法試験を制する、とよくいわれます。それだけ民法は法律の基礎でもあるし、市民生活に密着した法律だいうことです。そして、民法を勉強していると物権、債権という概念がその財産法のすべての基礎にあることがわかります。そしてこの物権と債権だけで市民生活の法である民法のすべてが完結しているような体系を思い描いて問題を解いています。試験との関係ではそれで十分なのですが、どうしてもその世界がすべてのように錯覚してしまうことがあります。 |
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第14回 ヒーローたち
先日、Bartという雑誌を読んでいて気になった3人。 |
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第2回 平成7年度論文本試験の受験生へ
お疲れさまでした。いろいろと迷い苦しみながらもここまで勉強してきた自分自身をまずは誉めてあげてくださいね。真剣にこの試験に立ち向かってきたあなたの思いが答案の中に、必ずや反映されるはずです。 |
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第364回 スパイ防止法と立憲主義
自民党と日本維新の会による新しい連立政権が発足しました。その政策合意書の中には、「インテリジェンス政策」という新しい言葉が記されています。国家情報局の設立や長官ポストの新設、さらには対外情報庁の創設など、日本のインテリジェンス体制を抜本的に強化しようという構想が掲げられています。加えて、スパイ防止法の制定や、情報要員の養成機関の設置も検討項目として挙げられています。 |
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第352回 法律家と教養
皆さんは音楽を聴いたり、絵画を見たりすることは好きですか。小説や哲学書、歴史書を読んだりしますか。受験勉強や仕事が忙しくてそんな余裕はないという声が聞こえてきそうです。まずは目の前の試験の準備が大切であることはいうまでもありません。ですが、合格後を考えるという観点でみたときに、法律とは一見無関係に見えるこうした文化、芸術に触れて、一筋縄ではいかない人間の営みや人間存在そのものについて思いを馳せたり、創造の世界で感情を揺さぶられたり、自然に感性を刺激されることは重要な意味があると考えています。 |
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第340回 意見の対立
40年以上前に司法試験の受験指導を始めましたが、そのころは話し方が生意気だとずいぶんと批判されたものです。テキパキ話せば「早すぎる」と苦情を言われ、ゆっくりと話せば逆に「眠くなる」と言われながらも、少しずつ自分の講義スタイルを作ってきました。今でこそタイパが重要ということで1.5倍や2倍速で講義を聴く受講生も増えてきましたが、当時から少し意識してテンポ良く話すようにしていました。少し早めの話を頑張って聴いてもらった方が受講生の脳への刺激と訓練になると考えたからです。意識して早く話し、その代わりに語尾をはっきり発音したり、重要なことを繰り返すなどの工夫をして、カセットテープ(当時)を早回しで聴いても理解してもらえるような話し方をしてきました。 |
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第328回 言葉と民主主義
不登校YouTuberのゆたぼんさん(13歳)が原爆ドーム訪問の際の動画で「1945年8月6日にアメリカが日本の広島県と長崎県に原爆を落とした」と発言したところ、ネット上で「長崎は8月9日だろ」などと批判されていることに対して、脳科学者の茂木健一郎氏が「ゆたぼんにレベルが低い、義務教育受けろ、と言っている人たちの方がレベルが低い」とツイッターに投稿しました。 |
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第316回 多様な人材
衆議院総選挙が終わりました。翌日の新聞には、「自民伸びず過半数は維持」(朝日新聞)、「立・共協力に温度差」(読売新聞)、「立憲伸びず維新躍進」(毎日新聞)などの見出しが躍っていました。個人的には安倍・菅政権下での非立憲的政治が変わるのか、改憲発議に向けた議論が活発化するのかなど気になることも多いのですが、何よりも投票に行かなかった人達の意識が気になります。9月に行われたドイツの総選挙の投票率は、大洪水に見舞われたため気候変動問題が大きな選挙争点になり76.6%に達しました。日本でもコロナ対策や災害など身近な争点があったはずなのですが、今回の投票率は約56%で戦後3番目に低かったそうです。 |
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第304回 続ける力
先月、一人一票裁判の最高裁弁論をしてきました。15人の最高裁判事を前に言いたいことを言うこと自体は充実感があるのですが、果たして伝わっているのか、実はすでに結論は決まっている上での儀式にすぎないのではないかなどと思うと空しくもなります。10年も一人一票を実現するための裁判を続けてきて高裁、最高裁を合わせると100以上の判決を得てきましたが、その中で違憲無効判決はたった2つです。最高裁判例も3歩進んで2歩下がる感じでなかなか人口比例選挙になっていきません。 |
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第291回 裁判官への期待
先月末に立て続けにいくつかの裁判と判決がありました。裁判の1つは、全国で25の裁判を展開している安保法制違憲訴訟において、東京で集団的自衛権の行使や後方支援活動の差止めを求める訴訟の最終弁論です。翌31日は、同じく横浜で行われた安保訴訟において証人尋問を行いました。そして一人一票実現訴訟のいくつかの判決です。7月に提訴された参議院選挙無効訴訟ですが、2つの違憲状態判決が続いた後、合憲判決ばかりで残念です。たった0・34票分の投票価値しか保障されていなくても許されてしまう国が民主主義国家といえるのか本当に疑問です。 |
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第279回 裁判官の独立
憲法では司法権の独立に関して、外部からの独立だけでなく、司法内部における個々の裁判官の独立も重要なことを学びます。「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」と規定する憲法76条3項が実効性を持つためには、裁判官が司法行政の統制からも自由であることが必要となります。報酬、任地、昇進などにより統制されるようでは、裁判官が自らの良心に従って独立して裁判などできないからです。もちろん、ここの統制には懲戒処分も含まれます。不当な処分を恐れて裁判官が萎縮するようでは、裁判官の独立、司法権の独立そして司法への国民の信頼は失われてしまうからです。司法権という権力の正統性の根拠は国民の信頼にあります。裁判結果が正しいかどうか誰にもわからないからこそ、公正な裁判がなされるはずだという信頼が裁判所の存立基盤なのです。 |
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第267回 多様性
先月は、雨のせいで天然パーマの髪がクルクルになってしまいました。これが私の自然の姿です。誰にでも、その人のありのままの姿があります。内面はもちろん、外形も含めて多様性があるのが個人です。無限の要素から成り立つ個性を尊重し、それを伸ばすことが、教育の本質だと思っているのですが、先日、信じられない報道に接しました。 |
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第255回 おまえがガンバれよ
7月10日参議院選挙の無効を求める1人1票実現訴訟の高裁判決が全国で続いています。少なくとも最高裁大法廷判決の趣旨にそった判決が出ると思っていたものですから、東京高裁での合憲判決には驚きました。裁判所の判断のところで、憲法の条文が一切出てこないものでした。正確には、46条という参議院の任期に関する条文だけ引用されていましたが、私たちは任期など争っていませんからほとんど意味のない引用です。憲法の条文解釈は全くなされてない判決でした。国会の判断を追認するだけのものであり、塾生の皆さんに条文解釈が重要だと言っている立場からはとても評価できるような代物ではありませんでした。 |
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第243回 多数決と少数意見
11月1日の東京新聞に私の憲法絵本「あなたこそたからもの」の掃除当番を多数決で決めるエピソードが紹介されました。人権は多数決によっても奪えない価値であり、それを憲法に書いておくという説明まで紹介してもらいました。これまでも人権や立憲主義の重要性を教えるときにこのように多数決の危険性を指摘してきました。 |
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第231回 不条理
世の中は多くの不条理に満ちています。閣議決定による憲法解釈の変更がなされ、国会承認もなしに日米防衛協力ガイドラインが策定されようとしています。これにより地球規模の日米軍事同盟関係が強固に構築されていく。憲法による弱者の保護など絵空事のような社会保障政策。個人の尊重とはほど遠いヘイトクライム、ネットによる名誉毀損やいやがらせ。しっかりした避難計画すらない中での原発再稼働。火山の噴火による突然の命の断絶。愛する人との一方的な別れ。そもそも私たち人間は、生まれ落ちた瞬間から死に向かって生き続けているという不条理が人生だと言ってしまえばそれまでですが、それにしても不条理が多い。 |
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第219回 合格
各種試験の合格者の報告がぞくぞく入ってきます。司法試験では予備試験ルートからの合格者120人のうち、伊藤塾の有料講座を受講された塾生が96人もいました。司法試験業界では、単にテキストを買っただけで合格実績にカウントしてしまうところがあるようですから、こんな数字を出しても信用してもらえないかもしれませんが、この数字には私自身も驚きました。塾生の皆さんは本当によく頑張ってくれました。 |
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第207回 憤り
「住む場所によって『あなたは0.2人前の価値しかない』となれば、ふざけるなと思いませんか」1人1票参議院判決の記者会見で思わず声を大きくしてしまった私の言葉が朝日新聞天声人語で10月の言葉として紹介されました。そこには「沖縄に関して、日本の民主主義は機能しないのです」という作家の目取真俊さんの言葉も沖縄の深い憤りを伝えるものとして取り上げられています。 |
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第195回 貧困と法律家
1%の金持ちが99%の富を握っているとして「ウォール街を占拠せよ!」という合い言葉でアメリカから始まったアクションが世界中に拡大していきました。10月15日には日本を含む世界各地(約80カ国・950以上の都市)の「反格差デモ」に広がります。 |
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第183回 法を学ぶ意義
米国の報復戦争が始まってから10年目に入ったアフガニスタンでは、これまで一般市民の被害が相次ぎました。その結果、反米感情を増幅させ、それがタリバーンの復興を許す土壌を作ってしまったとの反省から、昨年から米軍では、相手が敵だと百パーセント確信できなければ、撃つなという規則を徹底させているそうです。敵と確信しても殺害せず、まず手足を狙って撃つルールになったことに対して、ある下士官は「われわれ軍人にとっては、相手の頭や心臓を狙って撃たないこと自体、経験したことがない『異文化』だ」と語ったそうです(2010年10月15日朝日新聞)。 |
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第171回 アジアの人権
先日、ベトナム、シンガポールそして韓国に行ってきました。ベトナムではベトナム戦争の激戦地であった中部地域で、韓国軍の若者が民間人多数を虐殺した村をいくつか訪問しました。たとえ国防のための軍隊であっても、大国に利用されて加害者になってしまう現実を思い知らされました。 |
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第159回 2つのサイト
10月26日、渋谷ではとんでもないことが起こっていました。公妨(公務執行妨害)による違法逮捕はこうして簡単に行われます。これが日本の現実であり、権力の実態です。法律家を目指す人はこのユーチューブの映像を見なければなりません。http://jp.youtube.com/watch?v=3Uw701vV15U |
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第147回 責任
年金問題、C型肝炎問題が片づかないうちに、今度は防衛省幹部の接待疑惑です。国防だ、国際貢献だと綺麗事を言っても所詮は金儲け、利権の世界なんだと、軍需産業の本質を改めて国民に暴露してしまいました。財界人が盛んに憲法9条を削除して軍隊を持とうと主張する理由がよくわかります。 |
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第135回 いじめ
最近、連日のように、子どもたちのいじめを苦にした自殺が報道されています。 |
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第123回 新憲法制定?
先日、自民党の新憲法草案が発表されました。予想されたものよりも復古的色彩が後退していましたが、その内容はいろいろと問題が多いように思います。 |
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第111回 キッパリ
ふらっと書店に寄った際に、「キッパリ」という本を見つけました(上大岡トメ・幻冬社)。表紙のまさにキッパリした姿に惹かれて手に取りました。「たった5分で自分を変える方法」というサブタイトルがついていてベストセラーだそうです。この手の本が売れるのは日本中に現状に満足しておらず自分を変えたいと思っている人たちがたくさんいることの証です。 |
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第99回 腰を据える
勉強していると、いろいろな情報に惑わされて本当に自分がやらなければならいことが見えなくなることがあります。確実な情報は数えるほどしかなく、そんな中で何を信じて良いのかわからないという状況に遭遇します。 |
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第87回 抵抗
試験の結果は常に冷徹です。有無を言わさぬ事実として私たちに降りかかってきます。 |
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第75回 正義と邪悪
試験に合否はつきものです。 |
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第63回 建て前と本音
「司法試験は頑張れば誰でも合格する試験ですか。」「もちろん合格するよ。」これは建て前です。では、本音はどうでしょうか。 |
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第51回 自信
自信喪失。 |
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第39回 学びの秋
人はどんなときに成長するのでしょうか。 自分よりすぐれた人間に感化されたとき。 学ぼうと謙虚になったとき。 自分の人生を自分で切り開こうと決意したとき。 試練に負けずに乗り越えたとき。 そのひとつに自分を相対化できたときとがある思っています。 自分を相対化するというのは自分を客観視することと言ってもいいかもしれません。 様々なことを教えてくれる人がまわりにどれだけいるかはとても重要なことです。 |
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第27回 まわりの目
皆さんは自分の勉強がうまくいかない、たとえば答練の成績が一向にのびないというときに、いやな気持ちになることはありませんか。なぜそんな気持ちになるのでしょうか。もっと極端に不合格になってしまったときに、皆さんの気持ちにとってやっかいなことになっている一番の原因は何でしょうか。 |
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第15回 民主主義
1947年4月、戦後初かつ日本史上初めての自由な選挙である第23回総選挙において、日本国民は社会党を第一党に選び、片山内閣が成立した(社会143、自由131、民主124、国民共同31、共産4、諸派20、無所属13)。このとき日本国民は何を政治に託そうとしたのであろうか。 |
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第3回 来年をめざす論文受験生の皆さんへ
論文試験の発表がありました。 |
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第365回 台湾有事と立憲主義
近時、高市首相によるいわゆる「台湾有事」に関する発言をめぐり、日中関係が多方面で緊張を高めています。報道を目にするたび、私は「あらためて憲法と国際法の基本から考える必要がある」と痛感しています。政治家の発言はしばしば外交的メッセージを持ちますが、特に軍事にかかわる発言は相手国の反応を踏まえた慎重さが求められます。今回の問題は、まさにその典型例であるといえるでしょう。 |
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第353回 論語と算盤
最近、福沢諭吉よりも渋沢栄一を目にすることが増えました。特に、カードが使えないお店で現金を扱うときにその印象を強く感じます。そんな中、渋沢栄一の「論語と算盤」を再読し、法的思考と同様にバランス感覚がいかに重要かを改めて認識しました。 |
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第341回 文化芸術表現の自由
2023年11月17日私が代理人を務めた助成金不交付決定処分取消訴訟についての最高裁判決がありました。安保法制違憲訴訟の東京国賠訴訟において、理由を示さず上訴を退けるいわゆる「三行判決」で上告棄却した第二小法廷ですから、心配していたのですが、画期的な逆転勝訴判決でした。 |
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第329回 説得の技法
サッカーワールドカップで日本がドイツ、スペインに逆転勝利しました。スポーツの世界ではこうして結果を出すことに、圧倒的な説得力があります。様々な困難を乗り越え続けてきた各選手の努力の意味や監督の戦術の巧みさを、誰もが納得せざるを得ない結果を出すことによって証明してみせました。「最後まで絶対に諦めない」姿によるすばらしい説得のかたちです。 |
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第317回 コロナと世界
オミクロン株が南アフリカで見つかり、イギリスでは市中感染も懸念されています。日本でも感染者が見つかりました。アフリカ、ヨーロッパだけでなく、アジアにも広がってきているようです。この変異株には、本来ギリシャ文字の13番目「ニュー」や14番目「クサイ」が使われるはずでしたが、人名などへの配慮から、15番目「オミクロン」の名がついています。それでも、これだけ変異を繰り返しているのかと改めて驚かされます。ちなみに最後のオメガまで行ってしまったらどのように名前をつけるのか気になるところです。 |
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第305回 失敗のすすめ
今年もあと1か月で終わろうとしています。コロナに振り回されたあっという間の一年でした。受験生の皆さんも試験日程の変更など大変な思いをして乗り切った一年だったと思います。大学に入ったばかりの皆さんは半年以上もキャンパスに行けず、予想していた大学生活とまったく違ってしまったという方も多いことでしょう。社会人の方もテレワークなどによって仕事の仕方が変化し、それに戸惑いながらも、この機会をチャンスとして活かして勉強を進めてきた方も多いと思います。 |
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第292回 感謝と責任
先月末、秋田弁護士会主催で「イージス・アショアからみた憲法問題」という講演をしてきました。イージス・アショアとは、イージス艦のレーダー、指揮通信システム、迎撃ミサイル発射機などで構成されるミサイル防衛システム(イージス・システム)を、陸上に配備した兵器で、大気圏外の宇宙空間を飛翔する弾道ミサイルを地上から迎撃する能力を有しているとされています。これが、山口県萩市のむつみ演習場と秋田県秋田市の新屋演習場に配備されそうなのです。 |
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第280回 先例主義
裁判とは、原告、被告双方の言い分を聞いて、その食い違う争点に対して裁判所が憲法、法律に基づいて判断するものです。ところが、これまでの一人一票実現訴訟において、裁判所は私たちが提起した争点に対してまったく応答してきませんでした。 |
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第268回 自衛隊の憲法明記
自民党は先の総選挙で自衛隊の明記、教育無償化・充実強化、緊急事態対応、参議院の合区解消の4項目の憲法改正を公約に掲げました。具体的な改憲項目を選挙公約に入れたのは初めてですが、どれも重大な問題であり、十分な国民的議論が必要なものばかりです。 |
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第256回 未来志向
恥ずかしい歴史を持つことよりも、恥ずかしい歴史を否定したり、忘れてしまうことの方がよほど恥ずかしいことです。他方で、忘却や歴史の歪曲に抗い、大義のために闘い続けることは、大変な勇気がいるし困難を伴うものです。だからこそ、それを乗り越えた国は、誇りと威信を取り戻すことができ、「国際社会で名誉ある地位を占める」ことができるのだと思います。未来志向の本当の意味を知ることができる作品が年明けに公開されます。「アイヒマンを追え!」というドイツ映画です。 |
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第244回 テロと戦争
テロは憎むべき凶悪な犯罪です。どこで起ころうが、いつの時代であろうが、これは犯罪ですから、司法手続きで裁くべきものです。ところが、2001年同時多発テロの後、米国はWar on Terrorという言葉を作り、テロを武力行使すなわち戦争の対象としてしまいました。テロとの闘いは犯罪として対処するものではなく、戦争になってしまったのです。 |
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第232回 目に見えないもの
昨年の参議院選挙に関する判決がありました。予想されたような違憲状態判決でしたが、今回は5名の補足意見が「投票価値の不均衡の是正は、議会制民主主義の根幹に関わり、国権の最高機関としての国会の活動の正統性を支える基本的な条件に関わるきわめて重要な問題であるから……国民全体のために優先して取り組むべき喫緊の課題」と指摘しました。さらに4人の裁判官が違憲違法とし、中でも内閣法制局長官であった山本庸幸判事は違憲無効判決を書きました。これまでも反対意見で無効を主張した最高裁判事は何人もいますが、投票価値の平等が唯一かつ絶対の基準であり、1.0となるのが原則だと明言しつつ無効というのは初めてのことであり画期的なことです。 |
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第220回 政治と司法
11月20日の最高裁判決に対して新聞では、「甘い判決 自民安堵」「司法の警鐘 届かぬ国会」などの見出しが躍りました。そして、国会に対して、これで安心するな、しっかりと是正の努力を進めろという論調も多かったように思います。 |
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第208回 原理原則
12月16日には総選挙そして最高裁判事の国民審査があります。さらに東京では都知事選も行われます。後ろの2つは完全に1人1票なのですが、同じ選挙権でも総選挙は住んでいる場所によって1票の価値において差別されています。東京の私は0.4票しかありません。民主主義をいうのなら1人1票はどんな選挙でも原理原則でなければなりません。 |
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第196回 アスベスト裁判
アスベストの健康被害を知っていますか。70年代に大きな社会問題になった公害問題に比べても、規模においては四大公害事件よりも大きく、被害発生地域も限定されません。公害問題以上に国民の関心が寄せられるべき問題ですが、認知度が高いとはいえません。 |
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第184回 原点
今、政治が混迷しています。尖閣諸島漁船衝突、北方領土、北朝鮮砲撃、TPP、法相辞任、企業団体献金受け取り再開、八ッ場ダム中止方針撤回、沖縄県知事選などすぐに思いつくものだけでもいくつもの内政外交問題が山積みです。 |
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第172回 一人一票
皆さんは布施辰治(1880-1953年)という弁護士を知っていますか。その生涯を描く映画の撮影が、出身地の石巻で始まったのですが、そこで憲法の講演をしてきました。「生きべくんば民衆とともに、死すべくんば民衆のために」という言葉を残したように生涯を庶民や弱者とともに生きた弁護士です。思想、言論の自由が著しく制限されていた明治憲法の時代から、平和と人権のために最後まで闘い続け、弁護士資格の剥奪や2度の受刑生活などの困難にもかかわらず最後まで権力に屈することなく、信念を貫き通しました。 |
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第160回 文民統制
公務員の人権は、その公務員という地位ゆえに制限を受けます。これは憲法を少しでも学んだことのある人間には常識です。ところが航空自衛隊幕僚長という制服自衛官トップの要職にある公務員にはそうではなかったようです。 |
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第148回 応援
もうすぐ一年が終わります。今年も1年間、さまざまな試験の受験生を応援してきました。試験会場で、そして発表会場でその姿を見送ってきました。また、憲法を守ろうとする市民団体の集会に呼ばれ、講演活動を通じて憲法価値を守ろうとする多くの人々を応援してきました。どのような応援の場であれ、その都度思うことがあります。これまで、何千回、何万回、口にしたかわからないのに、自分には「頑張ってください!」と応援する資格があるのだろうかと。 |
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第136回 地方の力
11月は日本各地へ講演に出かけて行く機会が多くありました。 |
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第124回 誇りと志
今、構造計算書偽造問題でマンション建築業界は大変なことになっています。どうしてこういうことが起こってしまうのでしょうか。私は一言で言えば、これらの問題にかかわった人々の志によるのだと思っています。本当のところでは何を目指していたのかが、消費者が期待するものと違っていたのです。 |
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第112回 成功の秘訣
時は過ぎます。暑い夏が去ったと思えば、すぐに秋が来て、冬になり、そして新たな年が明けます。毎年同じことが繰り返されているようでも、人によってその意味はまったく違います。自分がそのような外界の変化にどのような意味づけを与えるかによって、環境の持つ意味は変わってきます。 |
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第100回 無知の知
必死になって努力したことが報われないとき、なぜなのか、わけがわからず呆然とすることがあります。自分の身に降りかかる理不尽な出来事の意味がわからず、ただ苛立つときがあります。 |
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第88回 悲観と楽観
私はいつも事実を受け入れることは大切だと言っています。何か自分に辛い出来事が起こっても、それを人のせいにするのではなく、あくまでも自分が蒔いた種の結果なのだから、それから逃げることなく受け入れること。それが人間として成長するために必要なことだと言っています。 |
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第76回 地域と法律家
よく医療の世界と法律の世界は対比されます。どちらも専門技術が必要ですし、人の不幸を仕事の対象としています。今、司法制度も大きな節目を迎えていますが、少し先に進んでいる医療の試みから法律家が学ぶことは多いように思います。 |
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第64回 意外性
人はどれだけのことを人生において予定し、実現できるものなのでしょうか。 |
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第52回 あらたな旅立ち
最終合格発表がありました。 |
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第40回 福祉主義
先日ある講演会での質問の中に、日本は自由競争の社会なのだから、 失業者、ホームレスの保護などいらないのでないかというものがありました。外国人労働者の保護も不要だという意見もあります。こうした人々の保護は本当に必要なのでしょうか。 |
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第28回 使い方の難しさ
インプットよりもアウトプットの方が難しい。 |
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第16回 学びのとき
塾長はなぜ、いつもそんなに元気なのですかと聞かれることがあります。 それは今の仕事が私を鍛えてくれるからです。 皆さんは合格後の仕事のことを考えたことがありますか。 皆さんにとって将来の仕事はどのような意味を持っているのでしょう。 |
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第4回 塾長雑感
10月は私にとって三つの喜びが重なった月でした。 |
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第366回 謹賀新年 法を学ぶということ
新年あけましておめでとうございます。 |
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第354回 謹賀新年 伊藤塾30周年
今年2025年、伊藤塾は創立30周年を迎えます。1995年にこの塾を立ち上げて、多くの受験生の支持を得てここまで続けてくることができました。法曹や士業の道に進み各分野で活躍している塾生、公務員や民間企業などそれぞれの舞台で活躍している塾生、各人の人生を懸命に生きている多くの塾生のおかげで、30年も続けることができました。心から感謝します。 |
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第342回 謹賀新年 共感の共同体
昨年も激動の一年でした。世界ではウクライナ戦争に加えて10月に始まったガザ・イスラエル戦争もいまだ出口が見えません。国内では各種組織の不祥事が相次ぎ、組織のガバナンスが機能していない現実が次々と露呈しました。コンプライアンスがこれだけ叫ばれているにも関わらず、一向に改善されていません。ジャニーズとメディアとのなれ合い、ビッグモーターと保険会社との相互依存、宝塚の密室性、日大アメフト部問題、学習塾での子供への性加害、自衛隊内での性暴力隠蔽、官僚による公文書の改ざん検証の拠棄、検察官による冤罪、そして自民党安倍派を中心としたパーティ券裏金疑惑など思い出せるだけでも相当なものです。 |
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第330回 謹賀新年 戦争と平和
2023年は、1868年の明治維新から近代国家を創り上げてきて155年目になります。明治維新から近代国家づくりをしてきた日本ですが、1945年の敗戦までの前半77年間は戦争し続けた国でした。戦後の後半77年間は、昨年まで日本国憲法の下で戦争しない国であり続けることができました。もちろんそれが沖縄の犠牲の上に成り立っていた事実を忘れてはなりませんが、それでも国家としての戦争を行わないで77年間国家を維持することができました。しかし、昨年は、平和国家の在り方という点では、敗戦という折り返し地点から近代国家づくりのスタートライン(明治維新)に戻ってしまった感が否めません。ここに来てまた戦前と同じような軍事優先国家をめざそうとしています。資金、技術、学問研究などあらゆることを軍事につぎ込み、日本版先軍政治をめざそうとしているようです。私たち国民、市民の覚悟が問われているように思います。 |
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第318回 謹賀新年2022
今年、沖縄は本土復帰50年を迎えます。昨年12月、伊藤塾恒例の沖縄スタディツアーに一部同行しました。一昨年はコロナ禍でお休みしましたが、今回で21回目になります。こうして続けていると毎回、新しい発見があり楽しくもあり、つらい気持ちにもなる独特のツアーです。法律家や行政官にとって現場が何よりも大切であることを伝えたくて「合格後を考える」ために始めたスタディツアーですが、現地に行ってみなければわからない本土との温度差や独特の空気を感じることができます。 |
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第306回 謹賀新年
昨年、コロナで時間が止まっていたかのようでしたが、本当に予測不可能な一年でした。コロナの問題だけでも、振り返ってみると2019年12月中国の武漢において原因不明の新型肺炎の発症が報告されると、日本でも2月にダイヤモンド・プリンセス号のクラスター発生、そして3月にWHOのパンデミック宣言と史上初のオリンピック延期。そして、緊急事態宣言、アベノマスク、GoToキャンペーンなど、政策の混乱に振り回され、適切な休業補償もないままのコロナ対策によって日本経済は大きなダメージを受けてしまいました。何か想定外のことが起こるとは思っていましたが、ここまでの事態になることを1年前には全く予想していませんでした。 |
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第293回 謹賀新年
伊藤塾東京校のある渋谷がどんどん変わっています。新しくきれいなビルが建ち、駅の様子が変わり、歩道橋が移動し、数年前とはすっかり様変わりしました。塾前の桜並木も数年前にきれいに整備されました。今後もどんどん変わっていくことでしょう。古いものは新しいものに入れ替わっていきますが、古いものはかつては新しいものでした。そして、その新しいものはしだいに古くなっていきます。 |
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第281回 謹賀新年
一昨年の雑感268号で自衛隊明記の改憲について、「一人でも多くの国民が、「災害救助で頑張っている自衛隊がかわいそう」などという感情論に流されないでほしい、ここに指摘したことが杞憂に終わることを心底願っている」と書きました。その気持ちは今でも変わりません。それどころかますます危機感を強く持っています。新年早々、物騒な話はやめてほしいという塾生もいることかと思います。政治と宗教の話は遠慮するという日本の風土が、自立した市民となることを遠ざけてきたと考えているものですから、不興を買うのを承知であえて、正月からこんな話題で書いています。 |
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第269回 謹賀新年
昨年11月21日全国5000人の市民が不当な賠償金4556万円を完済しました。東京、国立駅前から続く大学通りの景観をめぐり、国立市がマンション業者に支払った3124万円を国立市から求償された上原公子元国立市長が訴訟で敗訴し、利息を含めて4556万円を個人として国立市に負担することになりました。景観保護のためにマンション建設規制を求めて上原氏を支持したのは市民であり、その政策を実現したことによって、市長が個人責任を負担するなどという不当な裁判に納得できない全国の市民がカンパを寄せて、第三者弁済により全額支払ったのです。 |
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第257回 謹賀新年
沖縄辺野古での新基地建設をめぐる訴訟において、最高裁は弁論すら開かずに国の言い分を全面的に認めました。1審からわずか3ヶ月での最高裁判決はいかにも、新基地建設を早急に進めたい国の意向に沿ったものに思えてなりません。私には、安保条約を違憲と判断した1959年3月の砂川事件1審判決に対して、米国の意向から跳躍上告をした上で、翌年の安保改定に間に合うように12月にスピード判決を下した最高裁の姿が重なって見えます。この国の司法は、いつまでたっても政治部門と米国の尻を追いかけているだけの情けない存在なのかとため息が出ます。 |
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第245回 謹賀新年
「日本に、本当に地方自治や民主主義は存在しているのでしょうか。沖縄県にのみ負担を強いる今の日米安保体制は正常といえるのでしょうか。国民の皆さますべてに問いかけたいと思います。沖縄、そして日本の未来を切り開く判断をお願いします。」これは昨年12月2日代執行訴訟口頭弁論での翁長雄志沖縄県知事の意見陳述の最終部分です。 |
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第233回 謹賀新年
昨年12月13日に恒例の沖縄スタディツアーに出かけました。機内のクラシックチャンネルを聴き始めたらモーツァルトのレクイエム(死者のためのミサ曲)が流れてきました。この鎮魂曲を聴きながら、明日の総選挙で日本の民主主義と憲法が葬り去られるのだろうかと暗い気持ちになってしまいました。 |
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第221回 謹賀新年
時間は絶え間なく流れていくにも関わらず、毎年、新年を迎えると新たな気持ちになります。昨日と今日は連続しているのですが、それでも年が改まると何かを変えなければと思ったりします。人為的に作った区切りだからこそ、自分の意識によってこの新年を迎える意味づけを自分自身で決めることができる、この機会を活かしたいものです。 |
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第209回 謹賀新年
私はこれまでどちらかというと少数派を応援してきました。そんなこともあって司法試験予備試験受験生を応援しています。すばらしい法科大学院もありますし、熱心な教授もいます。ですが、法律家になる道は複数あっていいと思いますし、いつどんなルートで法律家になるかは自分で決められる方がよいと考えています。受験生の選択肢が増える予備試験はその点で評価できます。 |
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第197回 謹賀新年 2012
昨年は、東日本大震災、欧州経済危機など多くの社会不安や世界情勢変化の年でした。まさに憲法価値が求められているときに憲法を活用して国造りができないこの国のもどかしさを感じた一年でした。私も受験指導30年の節目としていろいろなことがありました。司法試験勉強のノウ・ハウがビジネスにも役立つことを実証するために出演したNHK・Eテレ「仕事学のすすめ」では予想外の大好評を頂き、今年2月には再放送されることになりました。 |
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第185回 謹賀新年2011
昨年は、塾としての1人1票運動への取り組みが端緒についた年でした。塾生出身弁護士の訴訟への協力は本当にうれしく思いましたし、受験勉強で忙しいはずの多くの全国の塾生がこの問題を自分のこととして捉えて、運動をそれぞれの方法で推し進めてくれました。 |
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第173回 2010年 謹賀新年
今年は韓国併合100年にあたり、北東アジアでの日本の立ち位置が改めて検証される年になります。そういえば民主化運動の悲劇、光州事件から30年。今年の韓国スタディツアーではぜひ訪問したいものです。 |
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第161回 2009年 謹賀新年
今年は、貧困・格差の問題がより深刻化するのみならず、アフガニスタンでの国際貢献のあり方をめぐって憲法9条関連の議論が再燃するでしょう。裁判員制度が始まることによって、刑事裁判のあり方がよかれ悪しかれ、劇的に変わるはずです。そして、総選挙がありますから、政権交代、政界再編の可能性もあり激動の年となるでしょう。 |
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第149回 謹賀新年
東京の早稲田と三ノ輪橋を結ぶ路面電車があります。都電荒川線です。私はこの路面電車の走る東京の下町、荒川で生まれ育ちました。近所の路地で走り回り、缶蹴りや鬼ごっこをしながら腕白な毎日を過ごしました。大工をやっていた祖父の影響で大工道具で遊ぶのが好きだったものですから、近所の垣根をのこぎりで切ってしまっては怒られていました。 |
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第137回 2007年 謹賀新年
正月の東京は澄み切った青空と新鮮な空気で、いつもとは別の世界のようです。 |
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第125回 2006年謹賀新年
今年は多くの受験生にとって、新しい挑戦の年であると同時に不安の年でもあると思います。これまで増加し続けてきた従来からの司法試験の合格者数が減少します。新司法試験も始まります。司法書士試験でも新会社法がどう扱われるか不安です。行政書士試験も法律科目重視でさらに難化しそうです。こうした不安に負けずに、持てる力を十分に発揮することが例年以上に求められる年になります。 |
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第113回 謹賀新年
昨年の世相を漢字で表すと「災」だそうです。確かに多くの天災、人災によって人々が苦しみました。こうした苦難の時代であればあるほど、理不尽な思いをした人々がその苦しい思いをどこかに向けて発散しようともがきます。 |
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第101回 謹賀新年
明けましておめでとうございます。昨年は多くのことが起こりすぎて大変な一年でしたが、なんとか持ちこたえました。信念を貫くことが困難な時代に自分の思うことを続けることができ、新たな年を迎えられるということは本当に有り難いことなのだと実感します。そして何よりも私たちはこうして命をつないでいくことができます。 |
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第89・90回 謹賀新年
「私たちが権利を主張すると障害者のエゴだと言われるんですが。」ある講演会でひとりの視覚障害者の方から申し訳なさそうに質問されました。視覚障害者がホームから転落する事故が耐えないので安全策を講じてほしいと要求すると他の多数の人の負担や不便になるからと断られる現実がこの国にはあります。 |
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第77・78回 謹賀新年
昨年は新年号に戦争やテロとは無縁の日本だからこそできることがあると書きました。あれから1年、日本はその個性的な憲法を活かすことも、国家としての独自性を発揮することもできませんでした。 |
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第65・66回 謹賀新年
戦争、テロ、貧困、飢餓、疫病。これらは21世紀を迎えるにあたって人類が抱える課題です。こうした世界が直面する大問題とはまったく無縁に生きていくことができる日本において、国際社会における日本と自分の役割を考えることはとても難しいことです。戦争を体験したことのない世代はイマジネーションの欠如ゆえにその残忍さを理解できません。今日の食べる物さえ必死で探し求めなければならない子どもたちがいることを想像すらできず、大量の残飯を廃棄します。 |
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第53・54回 謹賀新年
2000年です。 |
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第41・42回 謹賀新年
不思議なものです。特別、昨日と何かが変わったわけでもないのに、この日ばかりは、日頃の些細なことから解放され、自分を大きく見つめ直すことができるような気がします。 |
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第29・30回 謹賀新年
年の始めには大きな事を考えるものです。私はこの国をいかに憲法の理念が行き渡った国にするかなどと考えてしまいます。 |
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第17・18回 素直に生きる
仕事を終えてみると綺麗な朝焼けです。 |
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第5・6回 年頭雑感
シンと静まり返った朝。ピンと張りつめた冷気のかなたで日の出の朱がにじむ。元日である。 |
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第367回 法の支配
年始の雑感で「2026年の世界も日本社会も決して平穏なものにはならないでしょう」と書きました。ですが、まさか年明け早々に、米国が軍事力を用いてベネズエラ大統領を拘束する事態が起きるとは思ってもいませんでした。 |
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第355回 ビジネスと人権
元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルを巡ってフジテレビが10時間以上にわたる記者会見を開きました。冒頭にフジテレビ会長が「人権に対する意識の不足から、十分なケアができなかった当事者の女性に対し、心からお詫びを申し上げたい」と謝罪し、今回の事件について「人権侵害が行われた可能性のある事案」と説明がなされました。 |
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第343回 選挙と議論の枠組み
アメリカ大統領選挙の共和党予備選でのトランプ元大統領の快進撃が報道されています。4つの刑事事件で起訴され、女性作家への性的暴行と名誉棄損が認められて約500万ドルの賠償を命じられたにもかかわらず、「頭がおかしい」「でっちあげ」などの誹謗中傷を重ねたため、さらに8330万ドル(約123億円)もの賠償を命じられました。日本にはない懲罰的損害賠償が認められているとはいえ、この天文学的数字に驚くとともに、こうした逆風をも自らを政治的迫害の被害者として演出して、有権者からのさらなる支持と共感を集める手法には舌を巻くばかりです。 |
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第331回 へっぽこ判決
1月25日に一人一票実現訴訟の最高裁大法廷判決がありました。2021年10月31日の衆議院議員総選挙の選挙無効訴訟です。残念ながら是正義務付き合憲判決でした。余りの「へっぽこ判決」に正直いってかなりへこみました。もう少しマシな判決を期待していたのですが、最悪のタイミングで最悪の判決でした。 |
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第319回 原点
写真は赤くライトアップされた1月31日の東京タワーです。中国の旧暦正月を前に一日限りのイベントでした。写真ではわかりませんが、展望台メインデッキの窓に「未来」の文字も点灯しています。コロナ禍、外交ボイコットなど様々な問題を抱えて始まる冬季北京オリンピックへのエールという意味もあるようです。今年は日中国交正常化50周年を迎えます。様々な課題のある日中関係ですが両国の未来が明るいものであることを願っています。 |
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第307回 試練の意味
先月、司法試験、司法書士試験、行政書士試験、そして司法試験予備試験論文の合格発表がありました。行政書士試験以外はコロナ禍の影響で例年より3ヶ月遅れての試験実施そして発表となりました。受験生の皆さんは本当に大変な思いをされたことと思います。これまで誰も経験したことのない日々を過ごし、試験が実施されるかどうか、それすらわからない不安な日々を乗り越えてきました。1月末には予備試験の口述があり私も新浦安の試験会場で早朝から毎日応援をしてきました。応援といってもあまり大きな声は出せませんが、今年の試験はいろいろな意味で半端なく緊張するので、「最後まで頑張ってほしい」という気持ちだけは伝えたかったのです。コロナ禍の中、各試験を受験された皆さんの経験は実務家になった後も、仮に別の道に進んだ場合であっても、これから自分の身に降りかかるであろう大きな試練を乗り越えていくための大きな糧になるに違いありません。 |
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第294回 修習時代
司法試験に合格すると司法修習が待っています。現在は期間が1年間に短縮されてしまいましたが、私のころは2年間でした。湯島(東京台東区)にある司法研修所(旧岩崎邸の敷地内にありました。)での前期修習4か月、全国に散っての実務修習(民事裁判、刑事裁判、検察、弁護各4カ月ずつ)、そして湯島に戻っての後期修習4か月と、実に充実した2年間を送ることができました。私は東京での実務修習でしたが、地方での実務修習を経験し、そのまま修習地で弁護士になる人も多くいました。 |
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第282回 個性の多様性
昨年以降、『ボヘミアン・ラプソディー』という映画が大ヒットしているようです。私も若かりし頃、深夜放送から流れてきたこの曲を聴いたときの衝撃を今でも鮮明に覚えています。フレディ・マーキュリーの歌声と斬新な曲想が耳から離れませんでした。一人一票裁判では不当な判決を「ガリレオ判決!」と叫んでいますが奇抜さでは負けています。インド系両親、タンザニアにあるザンジバル島生まれ、イギリス式教育、大学で芸術とデザイン専攻、これだけでも多様性を地でいっているような生き様ですが、そこにバイセクシャルも加わります。それらすべてが彼の個性であり、彼の魅力の源泉であることを否定する人はいないでしょう。 |
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第270回 仮想通貨
先月は、興味深い事件がいくつか起こりました。成人式の晴れ着を待っていたのに届かなかったという事件、仮想通貨が盗まれたという事件などは、被害者に申し訳ないものの、考える訓練としては興味深いものでした。 |
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第258回 国境
今から45年ほど前、初めて飛行機に乗ってドイツに行ったときに、窓から下を見て驚いたことがありました。今はなきアンカレッジ経由の路線で、北海からオランダ上空を通ってドイツに入ったと思うのですが、窓から見えたヨーロッパが私の想像していたものとは違っていたのです。なんと飛行機の窓から下を見ても、国境線が見えないのです。もちろん海の中には線など引いてありませんし、陸地も森や畑が続いていているだけで、国境線は見えません。そして、何よりも国ごとに色分けがなされていないのです。 |
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第246回 怒りの矛先
人はさまざまな怒りを持ちますが、その対象や解消の仕方は人それぞれです。芸能人のスキャンダルに怒る人もいれば政治家に怒る人もいます。その後始末の仕方に納得できず怒り続ける人もいます。その怒りも特定の個人や団体に向けられることもあれば、社会一般に対して漠然とした怒りを感じるという人もいるようです。 |
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第234回 市民としての成熟
米国では奴隷解放のために闘ったリンカーンが暗殺された後に、人種・皮膚の色などを理由に選挙権を制約してはならないという人種差別禁止条項が合衆国憲法に追加されました(1870年・修正15条)。こうして憲法上の権利として規定されたにもかかわらず、南部諸州の抵抗から、人種差別禁止の実現は、キング牧師による公民権運動を待たなければなりませんでした。憲法で規定されてから100年近くたった1964年の公民権法によってやっと具体化することになるのです。黒人大統領が生まれた現在でも人種差別は暴動などの要因となっています。人権や平等の問題を理想に近づけるには多大な労力と時間が必要なようです。 |
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第222回 諦めない
1月19日に行われた沖縄県名護市の市長選挙で、現職の稲嶺進氏が圧勝しました。稲嶺市長が4年前に初当選した後、政府は名護市に対する金融支援を減らしていましたし、今回も自民党は名護市に手厚い補助金を用意していました。しかし、名護市民には通じませんでした。 |
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第210回 立憲主義
法律家とは、憲法価値を実現する仕事です。日本国憲法の価値である個人の尊重を実現し、一人ひとりの人権が尊重される平和な社会を築き、そのための民主主義を発展させることを使命とした職業だと考えています。弁護士などの法曹三者のみならず、司法書士や行政書士、行政官も含めて、法律を使って仕事をする者はすべて、この国の最高法規に従って職務を全うしなければなりませんから、当然に憲法価値を実現することを職責とすることになるわけです。 |
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第198回 伊藤塾で学ぶこと
伊藤塾の塾生になると何度も聞く言葉がいくつかあります。「やればできる、必ずできる。」「ゴールから考える。」「最後まで絶対に諦めない。」「合格後を考える。」等々。どれも私がこれまで30年にわたって、法律家・行政官の育成をしてきた中で、実感し、ぜひ塾生の皆さんの血肉になってほしいと願っているものばかりです。 |
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第186回 役割を果たす
サッカー日本代表がアジアの覇者となりました。多彩な人材がそれぞれの役割を果たした結果だと思います。世界を舞台に活躍する選手も増えました。有能な選手は自分の役割をよく知っていてそれをしっかり果たそうとします。 |
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第174回 権力と法律
最近、民主党の小沢幹事長と検察の闘いという趣旨の見出しが世間をにぎわせています。メディアを利用して小沢氏に対する世論を誘導する検察の作戦が効果を上げているようです。この騒動は改めて権力と法律家の役割を考えるきっかけになりました。 |
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第162回 法律家
先日、あるインターネット会社の法務部長に招かれて、社員の皆さんに「インターネットと表現の自由」に関する講演をしてきました。渋谷の一等地のビルを何フロアーも使っている会社の法務部長はかつて伊藤塾の塾生でした。司法試験の勉強を何年かしていたのですが、転進して今では大きな会社の取締役法務部長です。 |
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第150号 『求めない』
先日、山形の雪深い山村にある全寮制の高校へ行ってきました。例によって憲法の講演です。70人ほどの生徒たちは、自ら食べるものを作り、働き、学んでいます。敷地を流れる清流では、なんと岩魚が獲れるそうです。広い空や草木、鳥や野生動物などの自然に囲まれ、人が生きていくために本当に必要なものは何かを、身をもって体験しながら、力強く学んでいました。 |
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第138回 コンプライアンス
最近、コンプライアンス(法令遵守)という言葉がよく聞かれます。 |
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第126回 かっこよく生きる
やればできる、必ずできる。最後まで絶対に諦めずに頑張れ。 |
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第114回 実行
ブッシュ大統領2期目の就任演説が話題になりました。自由の拡大、圧政の終焉という抽象的な言葉をちりばめ、特に「自由」をわずか20分の間に42回も使ったというのです。小泉首相も国会で浜口雄幸を引き合いに出して「男子の本懐」という名句をまねたものの具体的な説明責任を果たしていないと批判されました。この2人には抽象的なキャッチや美辞麗句ばかりを並べるという特徴があります。 |
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第102回 国益
アフリカのシエラレオネの平均寿命は34歳だそうです。ダイヤモンドを巡る利権争いから内戦が起こり、生きていくこと自体が奇跡に近く、栄養失調やマラリアによって子どもたちの4人に1人は5歳まで生きられないそうです。平均寿命は、基準となる年の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、0歳児が平均的に見て今後何年生きられるかという期待値を表したものですから、状況を変えれば延ばすことができます。死産を減らし,病気の予防法や治療法を進歩させ,事故や戦争を無くせば,延ばすことが可能ということです。 |
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第368回 氷上の金メダルと憲法13条
受験生の皆さんの中には、「オリンピックなど見ている暇はない」と思っている方も多いかもしれません。もちろん、いま最優先すべきは目の前の勉強です。しかし、ときにスポーツの世界が、私たちに憲法の核心を照らし出してくれることがあります。 |
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第356回 トランプスタイル
2025年2月27日までは、トランプ大統領とゼレンスキー大統領はウクライナ国内の鉱物資源の権益をめぐる合意文書に署名する見通しでした。トランプ大統領は、合意によってウクライナのレアアースなどの鉱物資源や石油、ガスの開発にアメリカが関わる経済的メリットから「歴史的な合意だ」とその意義を強調していました。その上で「われわれが次にとりかかるのは停戦の実現だ。それが速やかに実現することを願っている」と述べ、ウクライナでの早期の停戦の実現に意欲を示していたのです。 |
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第344回 岡口弾劾裁判
2月27日、岡口基一裁判官の弾劾裁判の公判が終結しました。弁護側の最終意見として90分ほど最終意見陳述をしたのですが、そこで私は40分の総論と最後のまとめを陳述しました。陳述内容については、訴追側の最終意見への反論を中心に弁護団で議論して練り上げて作成しました。 |
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第332回 失敗の原因
前回の雑感で紹介したフジテレビ系列で放送中の『女神(テミス)の教室』ですが、もうそろそろ終盤にさしかかってきました。毎回ドラマならではの突っ込みどころが満載で伊関先生とのトークも盛り上がり、YouTube用ですからコンパクトにまとめようとするのですが、つい話し過ぎてしまいます。 |
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第320回 戦争と平和
今回は、憲法53条訴訟や岡口裁判官の弾劾裁判について書こうと思っていたのですが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってしまったので、急遽テーマを変更します。 |
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第308回 官僚の矜持
オリンピック開催の是非や緊急事態宣言、ワクチン接種などのコロナ対策で大変なときに、政治部門では総務省幹部の接待問題でまたひと騒動起こっています。前回の雑感で、政治部門は民意の反映と透明性、説明責任を果たせず、その権威を失ってしまったと書きましたが、政治家のみならず、官僚までもが、まさかの時代遅れの接待疑惑で信頼を失いつつあります。 |
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第295回 コロナ
新型コロナウイルスへの対応で社会は混乱を極めています。時差通勤やテレワーク、世界経済の悪化、オリンピックを始め各種イベントへの影響、学校の休校をはじめとする行動制限などが話題になり、政府の対応や具体策の欠如などが批判されています。 |
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第283回 沖縄の民意
2月24日に行われた沖縄県民投票では辺野古の新基地建設のための埋め立てへの反対が多数となりました。投票率は52.48%でその7割を超える43万人が反対、賛成は11万票で反対が大きく上回りました。私は、ここに沖縄県民の民意が再度明確に現れたと考えるのですが、新聞各紙によってこの県民投票の評価は分かれました。 |
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第271回 北東アジア
平昌オリンピックが終わりました。国単位でメダルを競うことはオリンピック憲章の趣旨に反するのですが、メダルの数で盛り上がる報道もありました。北朝鮮に南北対話を持ち掛けられて応じるなんて日米韓の協調を壊すものだと批判する声も聞かれ、競技外の話題にも事欠かなかったオリンピックでした。 |
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第259回 家族と立憲主義
先月は、びっくりするような報道がいくつかありました。1つは、幼稚園児に教育勅語を暗唱させ、運動会の選手宣誓で「安倍首相頑張れ、安保法制国会通過よかったです」といわせる森友学園の話題です。用地取得に関する問題もさることながら、こうした教育を支持する親が少なからずいるということにも驚きました。 |
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第247回 不安に克つ
予定されている安保法制の施行に先立ち、官邸から、緊急権条項を憲法の明文に加える改憲の動きが出てきています。大災害の不安、周辺諸国からの侵略の不安、テロの不安を指摘しながら、憲法に緊急権条項は必要だというのです。確かに私たちは常に不安と隣り合わせで日々を過ごしています。突然の交通事故や自然災害の被害に遭うかもしれません。不安です。こんなに必死に勉強しても必ず合格する保障などないのですから、勉強を始めること自体不安です。 |
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第235回 難民
皆さんは難民という言葉から何を想像しますか。1951年に採択された難民条約に日本も1981年に加入しています。この条約の1条では難民を、「人種、宗教、国籍、政治的意見または特定の社会的集団に属することを理由に迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖を有するために、国籍国の外にいる者であって、その国籍国の保護を受けることができない者またはそのような恐怖を有するためにその国籍国の保護を受けることを望まない者」と定義しています。定義の中核である「迫害を受けるおそれがあるという十分に理由のある恐怖」の認定はとても難しいものですが、適正な認定基準の確立が必要です。 |
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第223回 オリンピック
オリンピックに出場するレベルのアスリートを見ているとどうしても求道者を見ているような気になってしまいます。スポーツなのだからもっと楽しめばいいのでしょうが、つい受験生と重ねて見てしまうのです。私たちがこうした超一流の人たちから学べることは本当に多いことに改めて驚きます。今更いうようなことでもないのですが、思いつくままに書き出してみます。 |
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第211回 キャリアと憲法
先月の東京新聞に「東大法学部の人気低下?」という記事が載っていました。法学部に進学することが予定されている文科一類の志願者が昨年より3割も減少したそうです。教養学部3年生の次のようなコメントが載っていました。「官僚は仕事が大変なのに世間から批判を浴びてばかり。天下りできなければ給与も低い。司法試験も大卒後、さらに法科大学院で3年間勉強しなくてはいけない。法学部の人気が下がっているのは確かです」 |
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第199回 震災と憲法
先月、うれしいことがありました。ベトナムで数人の教え子たちと会うことができました。特にビジネスの世界で成功している教え子に会えたことは、大きな喜びでした。 |
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第187回 高い志
先月23日に最高裁判所大法廷で弁論をしてきました。1人1票実現裁判です。升永英俊弁護士、久保利英明弁護士とともに合計70分間、15人の最高裁判事を前に我々の主張を展開してきました。 |
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第175回 個人と国家
ドイツにいた中1のころ、市内のスケート場に行ったらそこでカーリングの試合をしていて使えなかったことを覚えています。初めて見たその競技のなんとなくのんびりした感じがとても印象に残っています。見かけの穏やかさと違って激しい精神的な闘いがあり高度な集中力を要する難度の高いスポーツだということは後になって知りました。 |
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第163回 求め、捨てる
毎週、一般市民向けの数多くの講演会で憲法の話をしています。まだまだこの国には、憲法と法律の違いすら理解していない人が多く、これまで主権者教育がなされてこなかったことを実感します。それと同時に講演を何のために聴くのかを意識していない人が多いことにも驚かされるのです。 |
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第151号 『貧困と戦争』
肺結核で療養していた朝日茂さんが、医療扶助と生活扶助をカットされたことを争って国を相手に裁判を起こしたのは1957年でした(朝日訴訟)。当時の時代背景をみると、日米相互防衛援助協定や自衛隊の創設などで再軍備の動きが強められていく最中であり、安保条約の合憲性が争われた砂川事件判決も1959年に出ています。こうした中で、政府は適正化の名目で生活保護の新規適用中止などを行い、社会保障費の増大を抑えようとしていたのです。 |
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第139回 不都合を受け入れる
私たち人間は迷うことがあります。 |
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第127回 継続
荒川静香選手の「勝ち負けにこだわるのではなく、自分のスケートにこだわった」という一言が響きました。あれだけの大勝負に臨んで、勝ち負けにこだわらないという境地はどこから生まれるのでしょうか。私は、鍵は継続だと考えています。 |
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第115回 天体観測
東京で春一番が吹いた日、久しぶりに気のおけない友人と共に星を見ることのできる温泉宿に出かけました。ひなびたところにある由緒ある温泉なのですが、なぜか私設天文台があると聞いてとても興味を引かれました。 |
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第103回 学び上手
渋谷の伊藤塾前の小さな広場は若いダンサーたちで一杯です。いつのころからか、自分のダンスをビル1階のガラスに写して練習するため、若者がぞくぞくと集まるようになりました。 |
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第91回 合格の秘訣
最近合格者の話を聞くことがよくあります。どのような試験でもまたどの合格者でも共通のことがありました。それは勉強するということと、最後まで絶対に諦めないということです。いまさらあまりにも当然のことをと思われるかもしれません。ですが、結局はこの2点なんだなと実感したのです。 |
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第79回 自立
皆さんは新潟の監禁致傷事件の判決をどう思いましたか。 |
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第67回 感情
皆さんは最近感動したことがありますか。深い悲しみの涙を流したことはありますか。うれしくて思わず身体が跳ねてしまったなんていうことはありますか。 |
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第55回 さくら
みなさんは勉強していて、何もかも投げ出したくなることってありませんか。実は、私にはあります。 |
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第43回 人の幸せ
皆さんは、合格体験記を読んでどんな気持ちになりますか。 |
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第31回 合格への確信
この試験に合格するためには、「現実には難しいのでは」ということを心のすみに少しでも考えていてはいけません。まわりからあきれられるくらいに自分自身で「できる」と信じていくことが必要です。しかし、これはそう簡単なことではありません。 |
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第19回 今を生きる
巻頭からつらい話題で恐縮ですが、私たちの塾の一期生の方が昨年末に亡くなりました。 最後まで欠席カセットを聴いて勉強されていたようです。まだ現役の学生でした。彼は、合格してからどんな法律家になりたかったのでしょうか。どのような夢をもって大学に入り、日々の勉強に励んできたのでしょうか。きっと合格して多くの人の役にたちたいと願っていたにちがいありません。志なかばで倒れた彼の無念さを思うととてもつらい。 |
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第7回 明日の法律家講座開講!~自らの価値育成のために~
いよいよ、明日の法律家講座が開講しました。 |
伊藤 真
司法試験・公務員試験対策の「伊藤塾」塾長・伊藤真の連載コーナーです。
メールマガジン「伊藤塾通信」で発信しています。
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