2019.08.01
第288回 プロの誇り
参議院議員通常選挙が終わりました。翌日の新聞一面の見出しは興味深いものでした。朝日、毎日、日経、産経、そして東京新聞は、皆「改憲勢力3分の2に届かず」という趣旨のものでした。それに対して読売新聞だけがそれには触れず「与党勝利 改選過半数」が一面トップの見出しでした。印象がまるで違います。安倍首相は、改憲を公約として掲げ、憲法改正を議論してほしいという国民意思が表明されたかのような発言をしていますが、各種世論調査では優先して取り組んでほしい課題について、改憲は数%にすぎず、国民の関心は社会保障、増税など日々の生活にあることは明らかに思えます。そもそも依然として一人一票が実現していない選挙ですから、その結果には何の民主的正統性もありません。