Vol.09 弁護士 樫原圭先生

志を貫く、海事弁護士の原点

Profile

所属:TMI総合法律事務所
専門分野:訴訟・海事法・労働

目次

●海運に惹かれた、志の原点
●ダイナミックな、世界中の海の法務
●紅海をめぐる、未曾有の事態
●伊藤塾で得た、解決思考プロセスと仲間
●法律が持つ、何かを「守る」役割
●海事法の本場、世界への挑戦

海運に惹かれた、志の原点

Q.自己紹介をお願いいたします。

樫原圭です。
TMI総合法律事務所で弁護士をしています。

Q.法曹を志したきっかけを教えてください。

冤罪事件をニュースで見たことです。
小さかった頃ですが、漠然と、このように人の人生に大きく影響を与えられる仕事があるのだと、憧れを持つようになりました。
その後、海運関係の仕事をしている父から、海運業界では弁護士の数が不足していると聞き、海運関係の弁護士になれたらいいなと思ったことがきっかけです。

ダイナミックな、世界中の海の法務

Q.実務について教えてください。

主に海運業界で、船会社や船のオペレーション会社などの法律業務に携わって参りました。
具体的には、船の売買時の契約書レビューや、船が実際に衝突してしまったときの保険関係の取り扱いなどをさせていただきました。
その他に、船会社同士のM&Aや訴訟対応なども対応させていただきました。

Q.どんなところに、実務のやりがいがありますか?

船は世界中を行き来するものですので、全世界を巻き込んだトランザクション取引になることが多いです。
そのため非常にダイナミックで、国際情勢の影響を強く受けることが少し大変な点です。
ですが、それ以上にすごく魅力があります。

Q.実務に向けて特に磨いたスキルを教えてください。

法律を使って問題を解決するスキルです。
一番最初に伊藤塾で教わったことだと思いますが、既にある法律や規範を使って、今存在している問題をどのように解決していくか、自分の頭を使って考えることが非常に重要なスキルだと思います。
そこは伊藤塾で学んだことが自分の基礎になっていると、日々感じています。

紅海をめぐる、未曾有の事態

Q.これまでで、どんな実務が印象に残っていますか?

フーシ派による船舶への攻撃により、紅海の情勢が悪化し、船会社として、紅海への航行を拒絶することができるかを検討したことが印象的でした。
船会社は商社等の顧客に船舶を貸しているのですが、(専門的な言葉で「傭船」といいます)、紅海は国際貿易の要であり、ここを通らないと喜望峰を回って大きく遠回りしなければなりません。そのため、商社等の顧客としては紅海を通ってほしいと主張するところを、船や船員の安全を確保するために何か反論できないか検討しました。船会社も商社も直面したことがなく、私のボスの弁護士を含めても、誰も検討したことがない課題でした。考えて挑み、クライアントとともに苦悩したことが印象的です。



伊藤塾で得た、解決思考プロセスと仲間

Q.伊藤塾を振り返っていかがですか?

伊藤塾では、膨大な範囲である司法試験の勉強しなければならない箇所に絞ってカリキュラムに取り上げていただいていました。
そして、法律を使って問題を解決する思考プロセスそのものを勉強させていただきました。
また、伊藤塾で学習を進めていくうちに、志を同じにする仲間たちと出会えました。
その仲間たちとは法曹になっても関りは続いていますし、もちろん受験生時代にはお互い励まし合いながら切磋琢磨して勉強できたと思っています。
その繋がりを得られたことも、伊藤塾に入塾して良かったところだと思っています。

法律が持つ、何かを「守る」役割

Q法律を学ぶ意義を教えてください。

「法律」と聞くと、何かを制限したり、やってはいけない何かを定めていると思われる方も多いと思います。
実際にそうした内容は多いですが、法律が何かを制限したり禁止している背景には、何かを守ろうとしているところがあると思います。
法律が何を守ろうとしているか、というところを知ったうえで改めて法律を学ぶと、見え方が全く変わります。
そうしたところが法律を学ぶ意義かと思います。

海事法の本場、世界への挑戦

Q.どんな弁護士が理想ですか?

弁護士として、法的に正確なアドバイスができることは当然のスキルだと思いますが、それを超えてクライアントに寄り添える弁護士が理想です。
「法的にこの方法ではだめです」と言うだけではなくて、「法的にこの方法ではだめだけど、このように変えればできます」と提案して、クライアントの希望を可能な限り実現できる手助けができる弁護士になりたいと思っています。

Q志と実力について、どのようにお考えですか?

元々から海運業界の弁護士になりたいと思っていたので、志はあったと思います。
ですが、まだまだその志をどのように実現できるかは、わかっていない状況でした。
そんなときに伊藤塾へ入塾し、学習の道筋を示していただいたことで、その志に具体的な力を与えていただいたなと思っています。

Q今後の展望を教えてください。

海事法務は、主にイギリスで発展した法分野です。
そのため留学して、海事法を学ぶとともに英語力を高めて、もっと日本の海運業界で求められる弁護士になることが今後の展望です。

まとめ

憧れが夢で終わらず、今や業界への志につながっている樫原先生。
「知識」以上に「解決力」を重視するその姿勢には、真の実務家としての姿勢が滲んでいました。
高い専門性を要し、世界を舞台にする海運実務。
一人の志が、社会全体の安心に結びついていることを感じるインタビューでした。

 
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Vol.10 弁護士 平井康太先生

労働者の尊厳を守り抜く、使命と覚悟。

Profile

所属:東京法律事務所
専門分野:労働者側での労働事件、民事事件、交通事故など

泣き寝入りの犠牲と、労働問題への決意。

Q.自己紹介をお願いいたします。

平井康太です。
労働弁護士をしています。

Q.労働弁護士を志したきっかけを教えてください。

大学生のとき、身近な人が働いているときに怪我をしてしまいました。
労災ではないかと周りの人も思いましたが、本人はそう言ってしまうと仕事が無くなってしまうと不安に思い、言えませんでした。そして、立場が弱い人は泣き寝入りするしかないのだとぽつりと言いました。

本当に心から悔しくて、どうして真面目に働いている人が馬鹿を見ないといけないのだろうと思い、労働問題に興味を持ちました。

四大法律事務所からのオファーと、志。

Q.志が変わることはありませんでしたか?

元々、働く人の側で取り組みたい気持ちはありましたが、どのように実現していくか考えたことがあります。
その時、企業側で取り組むこともあるのではないかと思って、
いわゆる四大法律事務所と言われている企業法務事務所からオファーを頂いたことがありました。
但し、企業と労働者の利益が対立したとき、企業の弁護士は企業の利益を選ばなければいけません。
自分がどちらの立場でやっていきたいか考えたとき、やはり労働者側でやっていきたいと考え、今の事務所を選びました。

実態に即した、労働者性の判断。AGCグリーンテック事件。

Q.印象に残っている実務について教えてください。

2つあります。
1つは、弁護士2年目から取り組んだAGCグリーンテック事件です。
総合職は殆ど男性、一般職は殆ど女性というAGC株式会社の100%子会社において、総合職だけが社宅制度を利用できました。制度を利用できるかで、住居費用の補助が(最大で)約24倍程の差が開きます。利用できない女性にとっては、非常に不利益になっているとして、厚生労働省令が定めた類型以外でも違法になる場合があると主張しました。そして、司法判断が可能だと立法の経過を辿って、裁判所が認めました。
均等法が定めた間接差別以外の間接差別も違法になるという判決を獲得した点で、非常に意義のある判決だったと思っています。

平井先生


日本初の獲得、Amazon配達員の労災認定。

2つめは、Amazon配達員の事件です。
配達員は個人事業主として扱われていますが、実態は労働者だと思うようになりました。例えば、Amazonが開発したアプリのGPSで、居場所をいつでも把握できる、配達する度に行動が記録されます。また割り当てられた荷物も拒否できず、いくら配っても報酬は変わらりません。むしろ、個人事業主としてガソリン代を負担させられているので、配れば配るほど損をしてしまいます。本当に個人事業主なのか、法律上の労働者ではないかと考えるようになりました。

法律相談へ来てくれた配達員以外にも、職場で同じように苦しんでいる人たちがいると聞き、みんなでの解決が必要な問題として労働組合の立ち上げを提案、支援しました。組合の立ち上げ後、配達員の一人が配達中に階段から転落してしまう大怪我をしてしまいました。私たちは覚悟を決めて、彼らが労働者だと認めさせるために労災申請を行いました。過去の最高裁で、トラック運転手の労働者性を否定した判決があります。今回の配達員の方々は、アプリで管理され非常に拘束が強いこともあり、過去の事例とは違う働き方をしているAmazon配達員として、日本で初めて労災認定を獲得できました。
弁護士として、実務家として一つ成果を出せた、人の力になれたことが嬉しかった覚えがあります。

「想定外を想定」する力を得た場所。

Q.伊藤塾で得た実力について教えてください。

実力を付ける、最初のステップが伊藤塾での勉強でした。
伊藤塾で培った法的で基礎的な知識や考え方、それに留まらない伊藤塾長の仰る未知に対応する力、想定外を想定しておくという考え方などが、今の実力に繋がっていると思います。
なので皆さんも、伊藤塾で志を実現するための最初のステップを踏めると思います。

私自身、今後も労働弁護士として、働く人や労働組合の権利を守りたいです。

まとめ

労働者の権利と主張を守る姿勢と実績が印象的な平井先生。
志を実現する最初のステップと位置づける伊藤塾での時間も、挑戦の背景にあることが心に残ります。

 
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伊藤塾出身
実務家インタビュー

伊藤塾は合格するためのノウハウを伝えるだけでなく、様々な実務を通じて社会の原動力となり、私たちの社会をより良いものにすべく前進し続ける人材を輩出する教育機関です。

本ページでは伊藤塾を巣立ち、実際に社会の原動力となって活躍している実務家へのインタビューを紹介いたします。


Vol.17

Vol.17
理系からAI専門弁護士へ、好奇心を「専門性」に変える。
弁護士 中野雅司先生

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Vol.18
三菱商事株式会社
弁護士 小林花梨先生

Vol.16
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不動産ファイナンスへの始まりは高校時代の進路相談。変わらない、"守る"志。
弁護士 瀨川将平先生
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趣味も使命も、豊田通商で一つになった。
弁護士 高橋和也先生
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多様な経験が、視野を広げる。大手法律事務所という環境。
弁護士 野口夏佳先生
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サッカー留学から刑事弁護へ。異色キャリアの軌跡と自信。
弁護士 青山晃大先生
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原点は空港の現場。JALから弁護士への転身。
弁護士 平田佳広先生
Vol.11
Vol.11
ビジネスの最前線に寄り添い、法を武器に挑戦するインハウスロイヤー。
弁護士 西田千尋先生
Vol.10
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労働者の尊厳を守り抜く、使命と覚悟。
弁護士 平井康太先生
Vol.09
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志を貫く、海事弁護士の原点。
弁護士 樫原圭先生
Vol.08
Vol.08
検察官から弁護士へ。実務家に必要な、共通の心得。
弁護士 蛯原俊輔先生
Vol.07
Vol.07
仕事と学びの両立。「法の専門家」への刺激と実現。
弁護士 小河利紀先生
Vol.06
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トップロイヤーたちと臨む、企業法務の最適解。
弁護士 戸川匠先生
Vol.05
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裁判官と弁護士。問い続ける「正しさ」。
裁判官 吉川この実先生(弁護士職務経験時)
Vol.04
Vol.04
法律以外でも成長できる弁護士の持つ「天井が見えない面白さ」
弁護士・タレント 越水遥先生
Vol.03
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国際人権活動家・土井香苗さんが語る「法律で世界を変える方法」
人権活動家 土井香苗先生
Vol.02
Vol.02
スポーツロイヤーとしてのキャリア|田原洋太弁護士が明かす「スポーツ×法律」の可能性
弁護士 田原洋太先生
Vol.01
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伊藤塾で挫折を乗り越え、テレビ局のインハウスロイヤーからエンタメ法務弁護士へ
弁護士 國松崇先生


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伊藤塾メソッド

伊藤塾では、すべての学びのベースとなる考え方として『伊藤塾メソッド』があり、それは全カリキュラム、講師陣、指導方法などの根底に反映されています。 『伊藤塾メソッド』では3つのことを重視しており、これらに則って効率的な学習を進め合格へ到達することは、その先の可能性を大きく広げることにつながると、私たちは確信しています。

method 1. 盤石な基礎を形成する

基礎とは、法律家・行政官に必要な基本的な知識と考え方のことを指します。たとえば、あらゆるスポーツにおける体幹を鍛えることの重要性に似ています。法律についても、あいまいな知識をただ記憶するのではなく、その背景、原理・原則を知ることが、精度を高めた“使える”知識となると考えます。応用力や思考力なども、揺るぎない基礎があってこそ成り立ちます。
伊藤塾ではさらに、基礎をバラバラにただ記憶するのではなく、知識間の関係性を理解し、体系的に習得(=インプット)していきます。また、演習(=アウトプット)と交互に繰り返すことで、螺旋階段状に着実に基礎の形成を図ります。

method 2. 未知の問題への対処力を養う

「本試験には2種類の問題しかない。知っている問題と知らない問題だ」。多くの人が「知らない問題」を減らそうと、様々な問題集や講座に取り組みますが、残念ながら本試験では、見たことのない問題に必ずぶつかります。そこで大切になるのは、知らない問題も自らの頭で考え、答えを導き出せるよう訓練しておくことです。伊藤塾ではカリキュラム内で、「なぜ」と問い続ける訓練、相互の関連を考える訓練、共通点と相違点を見つける訓練を通じて、「答えを生み出すための頭の使い方」の習得をしていきます。正解のない問いにも、自ら正解を導き出すことができる力。そんな、試験のみならず、自立したプロとして実務でも活きる“未知の問題への対処力”を育てます。

method 3. 自分の言葉で表現する力を培う

試験では、マーク式や論文式など様々な形式があります。しかし、試験対策や法律知識を万全にすることが、実務家としての活躍に直結するわけではありません。合格後に実務において求められる力は共通しています。それは、自分の頭で考えて答えを導き出し決断する力、事実と論理に基づいた言葉で他者を説得し、信頼を得る力、そして相手の立場を想像する力です。法律家・行政官は、法律を駆使して市民の人権を守るプロだからこそ、専門知識を納得できる形で相手に伝えることが、とても大切になってくるのです。伊藤塾では、合格後、活躍できる実務家になるため、こうした力を講義の演習(=アウトプット)や「合格後を考えた取り組み」などを通じて養成していきます。

伊藤塾とは

私たち伊藤塾は、1995年の開塾以来、革新的な指導理念のもと、社会で生きる法教育を実践してきました。  
司法試験をはじめとする各種法律資格試験・公務員試験において圧倒的な合格実績を誇り、これまでに数多くの法律家・行政官を輩出してきた実務家養成機関です。
しかし、私たちの目指すところは、単なる「資格合格」ではありません。
法を学ぶ者が社会に貢献したいという志を抱き、その志を現実の実務を通じて形にしていく――。
伊藤塾は、そうした人々が社会を前へと動かす「原動力」となれるよう、人を育てる教育にこだわり続けています。
 
いまや伊藤塾出身の実務家は、司法試験合格者だけでも約3万人。
ここを巣立った法律家・行政官が、国内外のあらゆる現場で社会の根幹を支えることで、私たちもより良い未来の実現に向けて日々挑戦を続けています。

伊藤塾とは

私たち伊藤塾は、1995年の開塾以来、革新的な指導理念のもと、社会で生きる法教育を実践してきました。  
司法試験をはじめとする各種法律資格試験・公務員試験において圧倒的な合格実績を誇り、これまでに数多くの法律家・行政官を輩出してきた実務家養成機関です。
しかし、私たちの目指すところは、単なる「資格合格」ではありません。
法を学ぶ者が社会に貢献したいという志を抱き、その志を現実の実務を通じて形にしていく――。
伊藤塾は、そうした人々が社会を前へと動かす「原動力」となれるよう、人を育てる教育にこだわり続けています。
 
いまや伊藤塾出身の実務家は、司法試験合格者だけでも約3万人。
ここを巣立った法律家・行政官が、国内外のあらゆる現場で社会の根幹を支えることで、私たちもより良い未来の実現に向けて日々挑戦を続けています。

ブランドロゴ

「I」と「J」をモチーフに、アクティブでシンボリックな様を表現しています。「塾(J)」から飛び出していく「私(I)」にも見えるようにし、「社会の原動力となる実務家」を多数輩出していくという強い意志を込めています。

「I」と「J」をモチーフに、アクティブでシンボリックな様を表現しています。「塾(J)」から飛び出していく「私(I)」にも見えるようにし、「社会の原動力となる実務家」を多数輩出していくという強い意志を込めています。

ブランドタグライン&メッセージ

その志に、実力を

はじめての方へ 伊藤塾とは

幸せの総量を増やすことのできる実務家育成のために

"合格のその先"を見据えた発想

伊藤塾は1995年の開塾以来、多数の法律家・行政官を輩出してきました。ただし、 ただ国家資格を有するのではなく、誰もがあらゆる意味において健やかに暮らし、幸せを感じられる世の中に寄与できる人材を送り出すこと。重要な目的はここにあり、試験合格はそのための必要最低条件である、というのが伊藤塾の一貫したスタンスです。合格から逆算した最も効率的な学習カリキュラムを提供しているのも、この考えに基づいています。 こうした考えは「合格後を考える」「ゴールからの発想」「盤石な基礎」といったキーワードとして、塾生・スタッフすべての意識に根づいています。

学びたい人に応えられる公平性

伊藤塾は、法律を学びたいと考えるすべての人にとって、いつでもどこでも頼れる存在でありたいと考えています。居住地域や周辺環境、年齢や職業に、学びの意志を妨げられるべきではないのです。業界内でいち早くインターネットによる講義・情報配信の整備を行ない、地域格差の解消に努めてきたのも、公平を期すための方策のひとつです。 伊藤塾は、塾生が最短距離で合格水準に達することにこだわり、かつ公平性・双方向性向上のため、講義提供における一方通行で限定的な枠を取り払うべく取り組みを続けています。

志を抱き奮闘する OB・OG の存在

“幸せの総量を増やす”という大志を胸に、伊藤塾出身の実務家は、日本はもとより世界中 でその力を発揮しています。地方都市でサービス向上に努める公務員、許可申請手続きで諸外国と日本をつなぐ行政書士、プロボノ活動に心血を注ぐ司法書士、司法試験合格後に起業した経営者、海外で法整備に貢献する弁護士など、活躍の場は様々ですが、彼らに共通するのは、現状への問題意識とその解決のために主体的に取り組む姿勢です。 こうした OB・OG のスピリットは、開塾以来 300 回を超えて実施してきた『明日の法律家講座』などを通じて、現塾生にも確実に引き継がれています。

伊藤塾の講座を探す

伊藤塾の25年のあゆみ

1995

1995年5月

  1. 憲法記念日(5月3日)に「株式会社法学館」設立
  2. 「伊藤真の司法試験塾」として東京校、在宅校(通信)を開校
1996

1996年

  1. 「明日の法律家講座」開講
  2. 京都校を開校
  3. 通信教材として、8mmビデオ教材スタート
1997

1997年

  1. インフォスタワー教室
1998

1998年

  1. 中央大学駅前校(現 立川校)、大阪京橋校(現 大阪梅田校)を開校
  2. 通信教材として、ビデオCD教材スタート
1999

1999年

  1. 「公務員塾」を開塾
  2. 高田馬場校、名古屋校を開校
  3. 沖縄スタディツアーを開始
2000

2000年

  1. 通信教材として、DVD教材スタート
2001

2001年

  1. 「伊藤真の司法試験塾」と「公務員塾」を併合し、「伊藤塾」へ改名
2002

2002年

  1. 大阪梅田校を開校
  2. 司法書士試験、行政書士試験講座を開講
  3. 憲法の研究、理念の普及のため「法学館憲法研究所(JICL)」を設立
2003

2003年

  1. インターネットを用いたオンライン講義配信を開始
2004

2004年

  1. 受講形態として、インターネット受講開始
  2. インターネット校開校
2006

2006年

  1. 御茶ノ水校を開校
2009

2009年

  1. 「明日の司法書士講座」開講
  2. 東京大学寄付講座開講
2010

2010年

  1. 一橋大学寄付講座開講
  2. アメリカ法/LL.M.留学対策講座を開講
2011

2011年3月

  1. 留学生支援として「フォーのお店 ハノイのホイさん」オープン
2019

2019年

  1. 名古屋校がコネクト伊藤塾 名古屋としてリニューアル
2020

2020年

  1. コネクト伊藤塾 仙台を開校

これからの伊藤塾

より良い学習教材と学習の場を提供し続けてまいります。

伊藤塾について

はじめての伊藤塾

 伊藤塾とはどのようなところ?
私たち伊藤塾の指導に対する考え方、根幹をこちらでご紹介しています。

伊藤塾メソッド

 伊藤塾では、すべての学びのベースとなる考え方として『伊藤塾メソッド』があり、それは全カリキュラム、講師陣、指導方法などの根底に反映されています。

伊藤塾の合格実績

 どうやって学習を進めていくかを考えたときに、やはり「合格できるか」は大きな指標となります。ここでは伊藤塾の合格実績をご紹介します。

塾長メッセージ

 伊藤塾塾長 伊藤真から皆様へのご挨拶です。
なぜ「塾」であるのか。開塾以来の伊藤塾指導理念をご紹介いたします。

合格後を考えた取り組み

 合格のための知識やノウハウのみならず、人材育成を目的として受験指導にあたるのは、他の指導校にはない伊藤塾の大きな特長のひとつです。

学習スタイル

 伊藤塾では、場所・時間を自由に選べるオンライン受講と学習を継続するための万全のサポート体制をご用意しております。

伊藤塾のロゴマークが新しくなりました

 伊藤塾は2025年5月に創立30周年を迎えました。
これを機に、5月3日の創立記念日より、伊藤塾のロゴを刷新いたします。

SNSもやってます!

伊藤塾メールマガジン

伊藤塾メールマガジンでは、受験生の皆さんにより役立つ情報を定期的に発信しています。毎日の勉強やちょっとした息抜きの時間に是非「伊藤塾メールマガジン」をご活用ください。 ※伊藤塾からのメールを受信されたくない場合は、メールマガジンの受信をしない設定いただくと、すべてのメールが受信されなくなります。(受講中の講義に関するご案内・緊急のご案内は除く)
ご登録はこちらから LinkIcon

沖縄スタディツアー参加者の声

沖縄は私たちとつながっている

あおばさん

 
今年で3度目の参加となりました。昨年までは、沖縄の過去と現在の実情に衝撃を受け、そこばかりに目が向いていました。しかし今年は、沖縄で見聞きすることは私たちの地域、社会と全てつながっているのだと強く感じました。

チビチリガマと日の丸
 毎年訪れるチビチリガマ。小橋川さんからお聞きする沖縄の思いと決意。入り口にある金城実氏による平和の像。「右翼によって壊された」と聞いて、ひどい!同じ日本人なのにどうして?とずっと疑問に感じていました。ツアー参加者から知花氏の名前を教えてもらい、帰宅後『焼きすてられた日の丸』(知花昌一著)を読んでみました。そこで、日の丸・君が代の強制に対する村民の反対運動、それに対する右翼の反動という背景を知りました。出来事だけではなく、その背景やそれぞれの視点から物事を見ないといけないと感じました。また、日の丸については、国民全体でもっと議論が必要な気がしています。

むら咲むら
沖縄の芸能文化、三線に挑戦しました。短時間なのでレッスンがぐんぐん進みましたが、少しずつ弾けるようになって楽しかったです。最後にみんなで演奏して、気持ちよかったです。沖縄の粋なリズムと一体感。音楽はその場でみんなが一つになれるからすごいなと思いました。平和への糸口はこういうところにあるのかもしれません。

命どぅ宝(ぬちどぅたから)
伊藤先生から沖縄の方々の声をお聞きしました。先生は現地での交流や生の声を大切にされていて、そこにこそ核心があるのだと思いました。「命どぅ宝 が、あるおばあにとっては辛い言葉だった」というお話は衝撃でした。兵士からの性暴力により傷ついたおばあにとっては、生よりも死を選びたかったという苦しみ。命とはただ生きることなのではなく、人としての尊厳があってこそなのだと改めて感じました。
スタディツアー参加の直前、神奈川の平和集会で、キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんのお話を聞いたばかりでした。横須賀で米兵から性暴力を受けたジェーンさんは、公正な裁きを求めて、「正義」を勝ち取るまで11年間もかかったそうです。兵士による性暴力の問題は現在も続いています。基地のある怖さ、さらには地位協定によって犯罪を擁護する体制に、自国に住みながら恐怖を感じました。過去ではなく今の問題。沖縄や神奈川だけでなく基地のある全ての県、そして国の問題です。

対馬丸記念館
沖縄出身の知人から「対馬丸には友達が乗っていた」と聞いていたので、乗船した人々を身近に感じ苦しかったです。遭難し、いかだで壮絶な体験をした少女。乗船後音信不通になった弟を気に留めながらも戦場へ邁進する青年。戦争に人生を翻弄されていく人々の運命が切なかったです。
「疎開は、軍の足手まといになるのを防ぐためと未来の兵隊確保のため」という記述を目にしました。「やっぱりそうなんだ。。。」国の政策にがっかりしました。この悲劇を起こしたのは、アメリカの追撃でもあり、自国の政策でもあったのですね。

辺野古とSDGs
辺野古ゲート前で反対運動の様子を見ることができました。プラカードを持つ人々の背後に、ズラッと並んだ直立不動の自衛隊員(警備員?)。復路で再度、ゲート前を通った時にも微動だにしない隊員たちが立ち続けていました。どんな思いで立っているのだろう? 心が見えないその姿に、自分の心が凍り付くような思いがしました。
一方、運動する方々は生き様そのものが力強く、かっこよかったです。今回は見るにとどまったので、自分で再訪して直接話を聞いたりアクションを起こしたりしてみるのもいいなと思いました。
大浦湾向かいの小学校で学ぶSDGsの話には驚きました。目の前にあるジュゴンの里がこんなに破壊されているのに、授業では別の課題を学習しているとのこと。自分たちの周りの問題から扱わず何のためのものなのか? 私たちの周りにはSDGsに限らず、言葉だけ形だけになっているものがあります。本来どうあるべきなのか本質を見極め行動していくことが大切だと感じました。

先生方との交流
伊藤塾の先生方と交流できるのが、このスタディツアーの醍醐味だと思います。食事をご一緒したり、先生方の考えをお聞きしたりし、貴重な経験をさせていただきました。
岡口先生ともお話する機会に恵まれたのですが、自分の勉強不足でしっかりと質問することができませんでした。映画「日独裁判官物語」を観て、裁判官の人権や人間らしさが尊重されるべきだと感じていたので、裁判官の在り方や他にも金太郎飴判決について、もう少しお聞きしたかったです。次回(?)は、もっと自分の疑問点を整理していきたいと思います。

最後に
数年前まで、戦争は遠くの過去の出来事に感じていました。沖縄スタディツアーに初めて参加してからの二年間で、私の住む地域の上空では頻繁に軍用機が飛ぶようになってきました。
戦争については「あの時代だったからしょうがない」とよく耳にします。今、「九条で平和を!」と言うと「そんな時代じゃない」と言われることもあります。時代のせいにしてあきらめるのではなく、今を生きる私たちがどんな時代を作っていきたいのか、それを実現していこうとすることが大事なのだと思います。沖縄に行くとその思いが強くなり勇気づけられます。そして、「憲法」という強い味方がいることに気づきます。今年も多くの気づきと学び、勇気を与えてくれたスタディツアーに感謝しています。先生方、スタッフの皆様、そして一緒に学びを深めてくれた参加者の皆様、ありがとうございました。

 

沖縄スタディツアー参加者の声

平和憲法への熱い思いを新たに

H.Yさん

 
沖縄スタディツアーは今まで生きて経験した中で一番の感動の旅でした。
憧れの伊藤先生とお話しできたこと、生涯忘れません!ありがとうございました。

よく錬られた企画とスタッフの皆さまの行き届いたお心遣いにも心から感謝いたします。また、旅行中、私へのご心配、ご配慮、ありがとうございました。おかげさまで無事に旅を終えることができました。塾生でもない高齢の身として、募集人数に限りのあるツアーに割込んで参加させていただいたこと、申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつも、憲法の精神を学び、エンパワメントされる貴重な機会となりましたこと感謝に堪えません。

沖縄戦の最中、ガマに身を寄せ合い、息をひそめて過ごした人々を思い、対馬丸で幼い命を終えた子どもたちの哀しみ、苦しみを伝える生々しい証言を聞くにつけ、戦争のむごさ、非人道性に心の底から憎しみが湧いてきました。そして、辺野古で反対運動をもう10年も続けている人々への共感と敬意を新たにしました。それらはすべて、今までも新聞などで知っていたことでしたし、高校で社会科を担当していたころに、私自身が伝えようとしてきたことでしたが、改めて憲法9条を戦後一貫して持ち続けていることの意味を深く考えさせられました。実は9条は憲法草案が作成される当時、首相だった幣原喜重郎がマッカーサーに頼んで入れられた条文であることを数年前に知り、自民党が主張するような押付け憲法なんかじゃなかったことに感銘を受けたところです。

伊藤先生は「このツアーは憲法を国民の間に広めるメッセンジャーを育てるためのもの」と言われました。80歳になる私にもその願いを託していただけるだろうかと、重く受け止めました。

私にはこれまで出会い、支援してきた自閉症をもつ子どもたちとその親御さん、そしてボランティアの仲間の皆さんなども含めて、大勢の知己がいます。なので、人権のこと、平和のことを語り合う機会は、求めればいくらでも作れます。今回のツアーでいただいたパワーを活かして、憲法の精神を伝えていきたいと強く願っているところです。ただ、そのためには、いっそう深く憲法を学び、その精神を心に刻みつつ進まなくてはとの思いも強くしたところです。